流れは非常にスムーズだ。どれをとっても。 それなのにつまらない過去を思い出してつまらなくなってみたり、 自分はまだまだと思って他人がよく見えたり、 もう充分そこにあるのにもっともっと欲しいと言う。 必要なものは全部向こうからやって来てくれる。 私はそれを淡々とやっていくだけ
「きょうの一枚」は管巻きです。 くるくる くるくる 回して糸を小管に巻き取っていきます。 雨の日は雨の音が側にあり、晴れた日には鳥の声が側にあります。 糸と共に静かな時間が流れていきます。 深い所へ降りていきます。 何もない深い所へと
「きょうの一枚」は機織り機です。 いい機です。真っ直ぐに、素直に、計算通りに織ることができます。 ここに来てくれた時は、木のいい香りがしました。 「あ~嬉しい。やっとここまでくることができた。」と、幸せな気分になりました。 緯糸の柄を合わせて、筬を手前に持ってきて、トントンと織る。 一本の糸が布になっていく。それの繰り返しです。 織っている時間は私だけの時間。 日常の事は横に置いといて、自分の作品に向き合える大事な時間です。 今後、楽しい柄を描いてみんなに好いてもらえると
「きょうの一枚」はシャトルと小管です。 大事な道具です。織りを始めた頃に購入したものです。 織り、絣がどういったものかまったく分からずに入った世界。 そこは想像以上に深い世界でした。 そして、私を想像もしなかった世界へと連れていってくれました。 「自分の人生にこんな事があるなんて思ってもみなかった。」 模様を考えることから始まり、織りにはたくさんの作業がありますが、 私はどの作業も好きです。楽しく丁寧に進めていくと必ずいいものが織り上がります。そうして織り上がった作品どれも
バイクの音が近づいて来る。 新聞がポストに入る音。目が覚める。 突然 ひらめく! 「そう、今あるもので、はじめよう。」 今ある 時間と空間 今ある 技術 今ある 体力 「今、自分のために上手に使って楽しもう。 そう 今から・・・。」
もう なんかよくないかなぁ そろそろ 次に行こうよ もう、あきちゃったよ こんな事ばっかり考える私に もう抜けようよ ココを もっと楽しいことやろう こう おっきなことを フフフ・・・ さぁ 次 次 いくよ、私 手、引っ張ってあげるからさぁ
薄いグレーの線が伸びて来る朝 耳の奥がシーンとする 車のエンジン音は雨の音を重ねて柔らかくなっている 膝を抱えてまるくなりながら今日一日を想う さぁ お布団を畳んではじめよう。
海に白い波はない。 遠くの麦畑も揺れているようには見えない。 散歩の途中、ご近所さんにごあいさつ。 私、「思ったより風強いですね~。」 ご近所さん、「気持ちいい。」 そう、今日は休日の朝。
五月 肌寒い風が吹く時。 ガラスのアクセサリーを身につけた時。 布団の中に入って寒くてもウトウトまどろんでいる時。 ふっと、東京の高層ビルが浮かんでくる時がある。 東京へ行きたいのだろうか? それとも、その場所に呼ばれているのだろうか? どちらにしても、 朝、交差点が見えるコーヒーショップでおいしいコーヒーを飲みたい。
そもそも 「みいつけた!」を、描こうとしていたんだ。 えんぴつでもいい、色があってもいい、透明でもいい・・・ ただ、 「みいつけた!」を描ければいいんんだ。
「なんだか無言になっちゃうね。」 ただいま霧の中を走行中。 左手はぽこっぽこっと浮かぶ島々が見える瀬戸内海があるはず。 同乗者の父と母の緊張の波がくる。 私はいつまで経っても小さい子供のまま。
瀬戸内海の青を右手に見て そこの角を曲がると朝日をいっぱい浴びれる。 オレンジ色の光が黄色く色づいた麦の穂を黄金色に輝かせる。 ツーと黒の学生服が自転車で行く。 「いってらっしゃい。」
雨、上がりました。 今、少し日が射しています。 自転車に乗って出かけましょうか? 瀬戸内海、キラキラしているはずです。 春、色とりどりの花達がニコニコしているはずです。 元気をもらいに出かけましょう。
どうしてもたくさん描きたいと思ってしまう。 ここにこのモチーフを入れたら、こんな物語ができるかな? ここにこれを入れたら可愛くて楽しいかな? 一枚の絵の中でたくさんおしゃべりしたいのです。 一番話したいことをひとつだけにします。 そうすると、うまくいくようです。
いい流れがきている… うまくいく方向に流れている。 何処に行くのか、まだわからないけれど こんな時は、気分よく目の前の事をひとつひとつやっていこう。 きっと楽しいことが待っている。
さくら草のピンク 菜の花の黄色 田んぼの麦の若い緑 瀬戸内海の島々の青のグラデーション 今日の風はやわらかい