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ロードムービー原作 「また会えたときに 2」 第10章 (長崎サチアレ 編)

さて、今回はちょっと短めのお話になりそうです。お気楽にお読みください。

前章での、「信じることは、相談すること」という話。

物語の中では、僕がなんだか悟ったかのようなキャラになってしまっていますが、実はこれ、まだ僕自身の課題でもあります。

だって僕もぜんぜん、相談ベタなんですもん。

「これを言ってしまうと、心配されるのではないか?」

「手厳しい反対意見をもらってしまうのではないか?」

「良い意見をもらっても、それを行動に落とせなかったら?」

「説明事項がどんどん増えてしまい、面倒になるのでは?」

などと、相談する前からいろんな不安が頭をもたげます。

あとは正直、こんな僕にも少なからずプライドってものがあります。

「自分だけでやりきりたいモン!」

もっと簡単に言うと、

「ひとりでできるモン!」

という、モンモンとした思いが全く無いかと言えば、それはウソになるのです。

この点、みなさんはいかがですか?

身近な人にちゃんと相談、できていますか?

でもこの世の中を見渡してみると、パートナーと強固な信頼関係を結びながら、人生を力強く闊歩されている方もいらっしゃいますよね。

僕にとってそれは、古川さんご夫妻でした。

旦那さんの、ノブさん。そして奥様のさちこさん。

2人の性格の凸凹がガッチリと組み合い、蟻が這入る隙もない、まるで石垣クラスの一体感。

お2人の会話を聞いていると、ああ、僕もこうなりたい、と心から思わされることがしばしばでした。

「また会えたときに」は、古川さんご夫妻が自主的にまとめてくれたお話なのですが、今回のロードムービー原作においても、やはり古川さんのお話を入れる必要がある気がして、僕は八幡様に尋ねました。

僕:「八幡様。古川さんもご登場いただいてよろしいでしょうか?」

八幡様:「よろしいもなにも、それがなければこの映画は終われませんね。そのためには古川さんとの出会いから書かねばなりませんが、それは大丈夫ですか?」

僕:「はい。そこから進めたいです。長崎で写真を撮った女の子のお話は、古川さんからのメールに詳しく書かれてありますので、それを使わせていただきます。」

八幡様:「賛成です。

『また会えたときに』が東日本編だとすれば、このパート2は西日本編になりますね。

その2作をガッチリと組み合わせてくれるのはやはり、古川さんご夫妻です。」

僕:「なるほど。ありがたいです。。。

あ、後ろから声がします。」

八幡様:「ああ、いらっしゃいましたね。では、どうぞよろしくお願い致します。」


「また会えたときに 2 」 第10章

出会い

元青年の「くま」が古川ノブさんに出会ったのは、今(2023年)から15年ほど前。

つまり、2008年のことだ。

青年時代、バイクで旅をしていた頃からいえば、すでに18年もの月日が流れている計算になる。

くまはその頃、仕事をしながら、休みになると人形を持って旅をし、さまざまな出会いを育んでいた。

運命のこの日も、柳川で一芝居終えて、夜、福岡県の宗像大社の高宮祭場に登る途中だった。

その階段で、突然後ろから声をかけられる。

「おひとりですか?」

振り返って見たところ、60歳くらいの男性。

細身だが姿勢よろしく、後ろに流した銀髪がダンディーなイケメン、いやイケおじさんだった。

何と言っても、渋めの顔がいい。数々の修羅場をくぐり抜けてきた歴史が、そのまま顔に刻まれている。

「よろしければ、一緒に祈りませんか?」

くまは男性の申し出をまるで当然のように受け取り、

「はい。いきましょう。」

と即答。

出会った瞬間に感じる、ノブさんの威厳と懐かしさ。

まるで昔から知っている親戚の叔父さんのような自然な感覚、といえばいいのか・・・。

2人は、長い階段を登りながら約10分間、お互いの話はせず、ただ黙々と登り続けた。

登った先にあったのは、古代神道の祭場だ。

その前で2人、座って祈り、不思議な共感を得た。

お互い、違う目的でここに来ているとばかり思っていたのに、同じ種類の祈りを捧げた気がしたのだ。

その後、博多駅まで2人で戻り、駅近くの居酒屋で一緒に地酒を呑み、地魚を堪能しつつ、心ゆくまで話した。

ノブさんは、優しい声の持ち主で、質問上手で褒め上手。

くまはいつの間にか乗せられて饒舌になり、酒量も増え、滅多に笑わないノブさんを笑わせようと躍起になり、最後は店にあった店主のギターを持ち出して歌まで唄い、大いに戯れた。

手拍子をしながら一緒に唄ってくれるノブさんをチラリと見て、くまは、「この人、大好きだ!」と激しく思う。

夜更けまで話をしていくうちに見えてきた共通点をまとめると、二人とも、

  • 日本の子どもの教育に携わる仕事をしていること。

  • 日本の旅が大好きで、人との出会いと食べることが大好きなこと。

  • 仏道と神道の融合に、日本人の愛の深さを感じてやまないところ。

  • 音楽の趣味(日本のフォークソング)がピタリと合ったこと。

  • 日本酒をこよなく愛していて、各地で地酒を呑み干していること。

考えてみれば、共通項は、全て「日本」だった。

ノブさんは、旅館までの帰り道、星を見上げながら熱く、くまに語り続けた。

日本が抱えている問題を憂え、日本の風土を愛し、日本人の素晴らしさと弱点を学び、日本という国が醸し出す旨味をもっと多くの人に知ってもらいたい。

だから私は子どもたちの教育に携わり、彼らの心に響くものを表現し続ける。

そのためにも、自分がもっと日本を知らなければならない。全てを知った上で、フェアに選択していくことができれば、道に迷わないはずだ。

だから、鈴木さん、旅をしましょう。

あらゆる場所の、あらゆる人々に会いましょう。

そしてあなたはもっと前に出て、あらゆる表現をしてください。

私もどんどん勉強します。

いずれ一緒に、日本を大いに沸かせましょう。

別れ際、

「あなたに出会えて良かった。」

と言ってくまに握手を求めるノブさん。

「僕もです。今日は、ありがとうございました。」

篤い友情というものは、たった1日あれば固く結ばれる。

それからくまは何度も、ノブさんと一緒に日本を旅した。

時折、くまの仲間たちも一緒に巡った。

その誰もが、ノブさんを師匠と崇めた。

その時、よく話題に出てきたのが、奥様のさちこさんだ。

「私よりすごい人がいるんです。それがうちのかみさんです。」

ノブさんの奥さん自慢は凄まじく面白く、誰もが飽きることなく聞き惚れた。

奥さんの魅力を全てわかっている人しか語れない内容で、しかも笑いが生まれ、時には涙さえ出てくるという不思議なストーリーは、聞く者を強く感動させるのだった。

そんなさちこさんにくまが直接会えたのは、今から約5年前、2018年のこと。

ノブさんの運転する車に乗ったとき、後ろの席に座っていた女性がさちこさんだった。

その時は自己紹介をしたあと、お互いに他愛もない話ばかりをした。

しかし、くまとさちこさんは、これがはじめまして、ではない。

このときは気づかなかったのだが、実は今までに何回か会っているのだ。

35年前に金沢(青年の自転車ツーリング中)で偶然すれ違っているし、32年前に人形劇(飯田市人形劇カーニバル)を見てもらっているし、25年前には伊豆で釣りをしていたさちこさんと会話までしている。

くまは、事故で右目が小宇宙のようになっているさちこさんを忘れるわけがないのだが、飯田では包帯を巻いていて目を見れなかったし、伊豆の釣りでは帽子を目深にかぶっていたので見えなかった。

つまりくまは、ノブさんとの出会いより早く、奥さんのさちこさんと出会っていたことになるが、くまもさちこさんも、しばらくそのことに気づかなかったのだ。

さちこさんとしては、くまの風貌が青年時代とは全く違っていたこともあるが、まさかあの時の人だったんだと思いもよらず、何度も会っていたにもかかわらず、やはり気づくことはなかった。

後年、2人はそのことをおおいに悔しがったものだ。

ノブさんからのメール

〜 2018 年3 月25 日のメールから引用 〜 

鈴木さん

浅草東洋館での人形劇の成功を心からお祝い申し上げます。

ノーカット版の動画、旅先でじっくり見させていただきました。どこを切り取っても、面白い。笑える。そしてちょっぴりホロリとする。

※参考記事

みんなが持ってる親を思う気持ちや、ごめんが言いたかったのに言えなかった後悔(あれは以前お話していたお母さんに対しての謝罪ですね)や、大きな失敗をしたことで失ったものの大きさに愕然とする経験や、鈴木さん自身が病気に負けたくなかった気持ちと、大切な人への愛情とお礼が、強烈に表現されていて、何度見ても感動します。

それと、設定になっていた「鬼」という存在が面白かったです。

鬼は恐れられて忌み嫌われているものでありながら、どこかに威厳があり、どこかに愛らしさがあり、どこかに孤高の気高さがあります。

しかも、等身大の迫力があるので舞台映えもいい。この人形は大発明だと思います。

さて、鈴木さん。お疲れは出ていませんか?

たまにはゆっくり休んでくださいね。

私たちは昨日から長崎旅行をしており、歴史ツアーを堪能いたしました。

今は、岡山までの帰り道でこれを書いております。

今回はご縁があって、友人夫婦と、我々夫婦で4人旅でした。

昨日は朝から大浦天主堂、グラバー園などを見て、平和記念像を案内していただきまして、そのとき、バスの中で、女性のガイドさんのお話に大興奮だったのです。

ご報告します。

はい。こちらの写真をまずはご覧ください。どなたかわかりますか?
※写真は伏せておきます

この方は、鈴木さんに一度、会っています。

といっても、出会っているのはこの祈念像の前の、まさにこの場所です。数えると28年前ですね。

この方、28年前は小学生です。

春木彩香(仮名)さん。

長崎平和祈念像の前で、友達の女の子と一緒に撮影しております。

地元の学校の社会科見学で訪れた時のことです。

二人を撮影したのは、いかにも人の良さそうなバイク旅のおじさんだそうで。

オレンジ色のヘルメットを腕からぶら下げて持っていた、という目撃証言も掴んでいます。

春木さんは今、地元の旅行代理店に勤めていらっしゃいまして、自らがツアコンでいろんなところへお客様と同行旅行をしていらっしゃいます。

「今でも忘れられない光景があります」

と、バスの中で話してくださったエピソードが、平和祈念像前での汗だくの撮影パフォーマンス男のお話でした。

どうみても、ご自身が旅行者であるはずなのに、観光客の写真を次々に大きな声で笑わせてはどんどん撮影しているおじさんのことを、ずっと驚きと共に見とれていたのだそうです。

一緒にいた友達が、写ルンですを持っていたので、それで撮ってもらおうよとけしかけ、その列の最後尾に並びました。

自分の順番がくるまでの間が、春木さんいわく、「私の人生を決めた10分」だったと。

そして、撮影してもらった瞬間にビビビッと痺れたと。

極め付けは、撮影してもらった後にかけてもらった言葉で涙が止まらなくなったとのことでした。

ツアー客はバスの中で、マイクを持つ春木さんの言葉を一言も逃さないようにと、シーンとなりました。

彼女のその表情は今までの笑顔ではなく、真剣そのものだったからです。

春木さんが私たちに話したようにここに記します。

春木さんが語ったこと

私(春木さん)はね、今でも忘れられない光景があるんです。

みなさんも一度はあるかと思いますが、観光地で、自分のカメラで、誰かに撮影してもらうこと。ありますよね。

今は自撮り棒なんかがあるからそんな光景はなくなりましたが、昔はよくありました。

撮って下さい、言われて断る人もあまりいませんでしたが、そのとき私が見た人は、自分から手をあげて、撮りますよ〜〜! 笑顔いっぱいで撮れますよ〜! とアピールしていた人でした。

当時、私は小学生で、社会科見学で来ていたのですが、もうびっくりして、面白くて、友達と一緒にそのおじさんを遠くから眺めていました。

おじさんは最初、10組ぐらいの行列を作っていて、後列の人には、

「ニッコリ練習しておくようにね〜!」

なんて声をかけながら、どんどん撮影していきました。

なんて言いますか、腰つきが怪しいのなんのって。普通そんな姿勢で写真は撮らないだろうと思う格好をするもんですから、みんな大笑い。

そして、必ず撮る前にチーズ! ではなく、ある言葉をかけるのです。

それだけで、撮られる方が、心から優しい笑顔になっていくのです。

私はその声と、動きと、言葉の美しさに惹かれ、いつの間にか、目が離せなくなっていました。

友達は、私の後ろで黙って待っていました。

列がどんどん増えていく中、私は決めました。あのおじさんに写真をとってもらおう。と。

友達が写ルンですを持っていたので、一緒に最後尾に並びました。でもなぜか、私たち以降は誰も並ばず。

私は楽しみ過ぎてずっと飛び跳ねていました。人生で、あんなにワクワクして待った瞬間はありませんでした。

その間、なんであの人はあんなことができるんだろうって。

汗だくになって、人のカメラで、人の笑顔を引き出して、人のスナップ写真を撮り続け、終わったら一言かけてカメラを渡す。

何を言ってるのかはわからないけど、観光客の皆それぞれが、安心した表情をしたり、胸に手を当ててお礼をしたり、握手したり、ハグしたり。

外人さんは、キスまでしてました。

風貌からしても、芸能人でもなく、すごく有名な人っぽくもないヒゲのおじさんは、ずっとモテモテでした。

おそらく、最初から数えると、のべで百人くらいはいらっしゃったと思います。大袈裟じゃないですよ。すごかったんです。

だんだん私たちの番が近づいてくると、頭が興奮して、足が勝手にジャンプするんです。わかります? 

私、ずっと飛んでました。人間、嬉しいとはしゃぎますけど、私は強烈に嬉しいとジャンプする人間なんだと、そこで初めて知りました。

友達はずっと黙っていたままで、私たちの番になったときに、はいこれ。と写ルンですを私に渡しました。

私はそれを奪うようにもらって、これでお願いします。とそのおじさんに撮影をお願いしました。

おじさんは、私たちが最後の客だと知ると、ゆっくり汗をふいて言いました。

「待たせちゃってごめんね。ありがとうね。何枚撮る?」

私が2枚!! と答えると、おじさんは頷いて、次に友達に向かって、言いました。

「2枚で大丈夫?」

友達は頷きました。

おじさんは期待通り、とっても明るく元気に大袈裟な動きで私たちを笑わせてくれました。

撮る瞬間、おじさんが言った言葉は、

「サチアレーーーッ!」

でした。いい声でした。今でも忘れないです。

サチアレ。という言葉、今だからわかりますが、当時は意味がわからず、みんなが笑顔になるおまじないか何かの言葉なのだろうと思っていました。

人に対して、「幸せになるんだよ。君は幸せになる義務があるんだよ」と一言で伝える言葉であることを、後から知りました。

でもね。

その後、私たちにかけてもらった言葉で、己を知ることになります。

「はい。カメラ〜!」

といって、渡したのは、私ではなく友達の方にでした。これが友達のカメラだっていうこと、知っていたように、はい。っと。

おじさんは友達の顔をちゃんと見るためにしゃがんでこう言いました。

「笑顔はね。最強の武器になるよ。君が本気で笑えば、誰も勝てない。誰に何を言われたっていいから、それに対して黙ることなく、でも怒ることなく、あははって笑い飛ばせばいい。君は、人を幸せにできる笑顔を持ってる。それだけで、君は素敵なんだ。」

友達は強くうなずいてました。そして、

「もう笑えるね?」

という言葉にも、しっかり笑顔で頷いてました。

私に対しては、

「友達っていうのはね、かけがえのないものなんやからね。君がこの子を全力で守ったらなあかんで。この子の最高の笑顔を引き出すのは、君やからね。絶対に笑顔を奪ったらあかんで。でもな、君のその純粋な気持ちがあったら、もっとたくさんの人たちを幸せな場所に連れていけるでな、君の周りの人の心を大切に、大切にするんやで」

だったのです。なぜか私には関西弁で。

はい。バレてたんです。

実は私、その友達をいじめてました。

でも、そんなに強くじゃなかったんですよ。

可愛かったんです。

本当に、笑うと可愛くて、なんか悔しくて、勉強もできるし。

でも、おしゃべりがゆっくり過ぎてじれったくて。

でもほっとけなくて、でも憎らしくて。なんか悔しくて。

そんな私のことを見透かして、おじさんは私たちに大きな宝物を渡して、去っていきました。

私はその後、大泣きして。。。

友達にごめんねって謝りました。今までのこと。

自分が嫉妬してたことや、友達のペースに苛立ってたことや、自分のことばかりで他の人たちのことなんて、何にも考えてなかったこと。

たぶん、支離滅裂。でもそのおかげで、友達も、私も、180度関係性が変わりました。お互いを大切にし合える存在とでもいいましょうか。

その友達とは、今でも大親友で、私の弱いところを今でも笑い飛ばしてくれてます。

あん時ん話は、何度もしました。

おじさんは今頃どこでどがんしよーんやろか。って。あん人がおらんかったら、いまのうちらはなかねえと、話します。

一瞬の出会いの連続

と、最後は地元の言葉に戻って春木さんは、顔を歪めて涙を拭いました。

その後、マイクを離して、

「私、あのおじさんに会いたいんです。いつか会ってお礼が言いたいんです。だから私はツアーの案内人になりました。ここに来るといつも改めてそれを思います。」

と声を震わせていました。

話の間、車内はずっとシーンと静まり返っていましたが、その素直で美しい姿を見て、割れんばかりの拍手が巻き起こりました。

誰かが、

「会える会える! どっかで会える!」

と無責任なことを言ってましたが、私が昨日いただいた動画を夕方の食事のとき、春木さんにお見せしまして、この声だ! この人だ! わあーーー!!!! 

と言いながらまた泣いてましたよ。

ゴンちゃん人形劇を見ながらジャンプしてました(笑)

その旅行が最後まで素敵なものになったことはいうまでもありません。

私たちを、幸せいっぱいな気分にさせてくれた春木さんは、見事に鈴木さんの教えを守っていらっしゃいました。

「古川さん。私ね。みなさんの笑顔を引き出すのは、自分だって決めてるんです。そして、絶対にみなさんの笑顔を奪いません。

旅を楽しんでいただきたいというこの純粋な気持ちで、たくさんの人たちをこれからも幸せな場所に連れていきます。」

そう言って最高の笑顔を頂戴しました。

旅というものは、一瞬の出会いの連続です。

その出会いが、人の一生を決めてしまう事実。

浅草でゴンちゃん人形劇に出会ったおかげで人生が変わっていく人もきっといらっしゃるでしょうね。

素敵です。

ではまた。

古川より

おわりに

八幡様:「お楽しみいただきましたこの長崎での物語にも、続きがあります。」

僕:「ありますね。」

八幡様:「拾ったフィルムはどうなったのでしょう。それも含めて、これから少しずつ繋がって見えてくるものがあるはずです。」

僕:「僕も楽しみです。それにしても、読んでいて毎回思いますが、ノブさんのメールには、愛があります。」

八幡様:「そうですね。青年の旅が、後の未来に小さな影響を与えているかもしれないと分析しながら、丁寧に書いてくださっていますね。しかも、淡々と。あるがままに。」

僕:「はい。ですからリアルだし、それに物語の流れも本当に見事です。

そういえばこの旅をきっかけにして、ノブさんはさちこさんと共に、僕が旅した軌跡を探し始めたんです。

赤い糸がぐるぐる巻きになっている僕をほぐすかのように。。」

八幡様:「本当に、ありがたいことです。

さて、次回からもまた、臨場感をあげていきましょう。」

僕:「はい! がんばります!」

完結まであと4話。

この物語もそろそろラストスパートですね。

皆様、引き続きのご支援をよろしくお願いいたします!

ではまた明日、お愛しましょう♡

サチアレーーーッ!!!


※さっちゃんのブログ(はてなブログ):「ゾンビさっちゃんのLOVE全開!

※ラジオドラマ(Youtube):「また会えたときに

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