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【おりられコラム】 あと何年生きられる?

人間は、必ず死を迎えます。

命を全うして、周りの人に見送られます。自分があと何年生きられるか、を知りたくない人がいます。知りたい人もいます。そんなことは全く気にしない人もいます。

僕は若い頃、漠然とですが、自分は死なないと思っていました。だってアホですもの。

ところが、病気を患い、何度も入院し、何度も手術し、何度も救われる人生を送るようになると、その度に、

「僕はあと何年生きられるんだろう・・・」

と悲しい思いで悲観したものです。

しかし、体調が良くなるとまた根拠のない自信に後押しされて、不滅感を自らが演出していくわけですね。アホですから。

さて、今回はそんなアホアホライフを生きる僕が、八幡様と「生き方」について、できる限り真剣にトークしていけたらと思っています。


非凡なところ

八幡様:「アニキの能力で一番非凡なところは、どんな病気が襲ってきても、治っていくことです。」

僕:「あ、はい。それは不思議とそうなんです。」

八幡様:「では、なぜ治ってしまうのでしょう。」

僕:「それは多分、周りの人の言葉を飲み込むことができるからだと思います。」

八幡様:「一発で正解が出てしまいましたね。」

僕:「いや、こればっかりは、わかってるつもりなんです。

いよいよやばいな。と思った時に、たくさんの人が、手を差し伸べてくれ、心を届けてくれ、言葉の薬を僕に与えてくれました。

さらに、これを飲むといいよ、これを食べるといいよ、これをするといいよ、これを見るといいよ、これを持っておくといいよ、とありとあらゆる体験を、僕に惜しみなく、くださいました。

それを信じて、全てやることによって、何が効いたのかわからないんですが、体はどんどん良くなっていったわけです。」

八幡様:「つまり、今のアニキは感謝の塊ということですね。」

僕:「はい。感謝のカタマリです。多分、いただいた時に、最初からこれはだめだ。これは無理だ。これは嫌いだ。これはいらない。と拒否をしていたら、きっと今頃、この世にはいなかったのではないかと思っています。」

八幡様:「見事な回答です。それでは、死ぬかもしれない。という気持ちに実際になってみて、アニキとしてはどういう感じだったのかをここで発表してください。」

僕:「はい、最初はやはり、恐怖しかありませんでした。あと1週間で頭のできものが爆発して、意識不明の重体になり、命が終わってしまう可能性もあるとなった時、たった1週間しかないかもしれないという現実に、激しく打ちのめされました。」

八幡様:「直腸を12センチ切除した時もそう思いましたか?」

僕:「あー、それもありましたね。5年前でしたか。あの時は、術後1週間位で人形劇の公演の予約が入っていたんです。それがあったので、絶対に治すぞと意気込んでいて、その気合いで手術に臨んだ記憶があります。」

八幡様:「それで、人形劇はできたんですか?」

僕:「できました! でもまだ出血があったので、オシメをして、赤鬼ごんちゃんをやり遂げることができました。終わった後は、真っ赤に染まったなオシメに気が遠くなりましたが、人形劇ができた喜びで、痛みは全く感じませんでした。」

八幡様:「赤尻くまちゃんの誕生ですか。」

僕:「人気なさそうっ!」

八幡様:「質問を変えます。アニキにとって、最高の未来は何でしょう。」

子どもの笑顔の作り方

僕:「最高の未来? それなら、決まっています。シンプルですが、子どもたちの笑顔です。」

八幡様:「では、子どもたちの笑顔はどうやって作れば良いのでしょう。」

僕:「大人たちが笑顔になる世界を作ることが優先だと思います。なぜなら、子どもは敏感です。周りの大人たちが笑っていなかったら、悲しいからです。

辛い思いをして、苦しい思いをして、笑顔の出ない空気の中、生活する事は困難です。健気に笑う子どももいるでしょう。しかし、それは、悲しみを和らげようとする気遣いでしかありません。

子どもたちが心の底から笑えるようになるには、まずは大人たちが、心の底から笑わなければならないと思うんです。」

八幡様:「そうですね。では、大人が心の底から笑えるようになる環境とは、どんな環境でしょう。」

僕:「えっと、そうですね。それは、やっぱり、生活の豊かさや、お金の余裕にかかってくるかもしれません。一概には、そう言い切れないところもありますが・・・。

お金がなくても豊かな心で生活している方はいっぱいいますし。

ですが、やはり、子どもの教育や、子どもの遊びにも、子どもの夢のお手伝いにも、お金はかかります。もちろん、普段の生活や、食べること、寝ることにすら、お金がかかっています。」

八幡様:「そうですね。お金はもちろんですが、もっと大事なことがあります。それはなんでしょうか。」

僕:「ううむ。そうですね。もっと大事なこと・・・。」

八幡様:「シンプルに考えてください。」

僕:「難しく考えると、政治が悪いとか、会社の仕組みが悪いとか、そっちを正せばもっと笑顔が増えるのに。とかをついつい考えてしまいますが、そっちの方向ではないという事ですね?」

八幡様:「そうです。それを考え始めると、責任者追求の狼煙を上げてしまい、戦いモードに入り、自らの権利を押し通そうとするあまり、どちらにも利益がない、そんなマイナスのスパイラルに入ってしまうかもしれません。そちらではなく、誰もが笑える、幸せな時間を作るにはどうすれば良いのでしょうか。」

僕:「そんなこと、僕にはわからないです!! そんなことがわかれば、もうみんな幸せになってますよ。」

八幡様:「アニキ。考えることをやめてはいけません。そんなものはどうせないとか、そんな事は知らないとか、わかるわけがないとか、思考停止した時点で、誰の幸せもやってきませんよ。」

僕:「ごめんなさい。つい、声を荒らげてしまいました。考えることをやめちゃいけない。おっしゃる通りです。。。あの。。。ちょっと、休憩してきていいですか?」

八幡様:「どうぞ。外は雨ですが。」

僕:「外?」

雨を吸い込む

僕は、家の外に出るつもりも、車で外出するつもりもなく、一杯のコーヒーを飲もうと思っただけなのに、八幡様はなぜ、外は雨だと言ったのか。

外に何かがあるのかもしれない。

行ってみよう。

雨といっても、霧雨のような粒の小さい雨でしたので、傘を持たず、庭に出ました。我が家の庭は、猫の王国です。この雨の中、1匹の黒い猫が、うれしそうに走っています。

僕:「雨だよ。家に入りな〜」

といってもお構いなし。霧雨を楽しむがごとく、飛び跳ねています。そして、時折止まって、その黒い鼻をすんすんと嗅ぐ動作をします。

何が匂うのでしょう。それに満足したら、また走ります。その姿の愛らしいこと、この上なしです。

僕は、心が癒されながらも、考えることを止めないという、休憩にはそぐわない実践を行うことにしました。

猫と同じく、顔を空に向けて、大きく息を吸います。霧雨が、僕の呼吸とともに、鼻腔に入ってきます。

「あーきもち良いなぁ。」

そう言って、いつしか僕は、微笑んでいました。

猫を見て微笑み、深呼吸して微笑む。

ああ、笑ってるやん自分。

そうか。

お金ではない何か。

どんな立場でも、どんな境遇にいても、どんなに貧しくても、幸せだなぁと感じる一瞬は、必ずあります。

それは、普段の生活の中に、隠されています。

それをどうやって発見するかは、座っているだけでは分かりません。

パソコンの前で調べたってわかりません。外に出て、自然の恵みを感じることで、動物の息吹を感じることで、気づくものであるのです。

それを発見できた時、人は笑顔になるんです。

誰かに教えてもらったのではなく、自分で発見すること。

そうかこれか! なるほどそうか、わかったぞ!

そうやって、生きている証を確認する積み重ねで、笑顔は生まれていき、幸せは大きくなっていくんだと感じました。

うっすらと濡れた黒猫を抱き上げ、体を優しく撫でると、うれしそうに「にゃあ」と鳴きました。

霧雨のつゆが、撫でるごとに艶やかに伸び、毛についた埃も取れ、いつもより美しい毛並みになった黒猫は、僕の腕からジャンプし、また「にゃあ」と鳴きました。

僕はまた笑顔になり、手についた黒い毛すらうれしくて、パンパンと払いながら、さあやるか! とやる気になって、まさに今、パソコンの前に戻ってきたのです。

生き生きした姿を見せる

八幡様:「お帰りなさい。すっきりしましたね。」

僕:「休憩している間に、いろいろ気づいたことがありました。」

八幡様:「その気づきの中で、皆様にお伝えしたいことはありますでしょうか?」

僕:「はいあります。まず、つまずいたり、八方塞がりになったり、何もできなくなったり、考えられなくなったりしても、腐っちゃだめです。

怒ってもだめ。自分を否定してもだめ。

そんな時は、一旦その場から離れてみることが大切だということがわかりました。八幡様の期待する答えにはならないかもしれませんが、僕はそう思ったんです。」

八幡様:「そうですね。休憩するときは、その場所で休憩しても、休まりません。その場から離れて、違う空気を吸わなければ、休んだことにはならないのです。

会社で、働いていて、パソコンから離れず、昼食もその机で取り、昼寝もそこでする。

1日中、机の前で頑張ってる人をよく見ますが、それでは休まりませんし、新しい知恵も浮かびません。さらに友達もできませんね。

当然コミュニケーションができないので、後々のキャリアにも響いてくる悪しき習慣になってしまうのです。そうなると、やはり笑顔も出なくなります。

笑顔が出なくなると、家庭に戻っても、笑顔を出さない仕事の習慣が壊れてしまうので、笑いづらくなっていきます。」

僕:「え? 家庭に帰るとリラックスして、もっと笑えるのでは?」

八幡様:「ヘトヘトになって帰って、笑える人はいません。

仕事の習慣を8割保とうとすることで、笑顔を消すのです。そうすることで、自らのプライドを守ろうとします。一種の防衛本能かもしれません。これがわかる、という方は、相当お疲れですよ。すぐにお休みをとって、温泉旅行にいくことをお勧めします。」

僕:「そうか。僕はわからないから、まだヘトヘトではないってことだ。」

八幡様:「アニキは、休憩できる環境と、笑顔になる習慣があるから大丈夫です。」

僕:「そうか。でも、深刻ですね。家にまで仕事の苦しみを持ち帰っている方が笑顔を無くしてしまうと、子どもも笑えなくなってきますね。」

八幡様:「そうです。だんだん子どもたちの笑顔もなくなります。いつも疲れて帰ってくるパパ。どんな仕事をしているかといえば、ずっと机の前。それが未来の大人の姿、つまり、自分の未来の姿に投影しかねないのです。」

僕:「あ、ほんとだ。大人って、こんなに疲れて帰ってくるんだ。大人の仕事は、笑顔を奪うものなんだ。って思っちゃいますね。」

八幡様:「そうです。ですので、仕事も含めて、生活はメリハリをつけて、休むときは休む。仕事をするときは、バリバリ仕事をする。大人は、生き生きと働く姿を、子どもたちに見せなくてはいけません。」

僕:「そうか! 大人たちは、今やっている仕事を、生き生きとすればいいだけなんだ。働く姿を、それを楽しむ姿を、子どもたちに見せればいいんだ。」

八幡様:「その通りです。子どもたちに伝えるべきは、自分のやっている仕事を誇りに思い、それをすることによってたくさんの人々が喜んでいるという実績を、子どもたちに伝えることです。世の中を救い、役に立っている人になりきること。つまり英語でいうところのヒーロー・ヒロインの仕事。それが大人の姿だと思わせればいいのです。」

僕:「大人の姿を、子どもたちに見せる。そうか。誇りを持って、うれしそうに生きている大人たちは、輝いていて、楽しそうで、苦しいこともあるけれど、それを乗り越えていくヒーローたち。かっこよくて、可愛くて、素敵な人生を歩んでいる人間の先生たち。うん。納得です。」

限りある命をどう生きるか

八幡様:「そこで、考えてください。映画に出てくるヒーローやヒロインたちは、無限の命を持っていたり、誰にも負けないパワーを持っていて、なんと、どんな暴力を受けても不死身だったりします。

しかし、人間は実際、持病があって、加齢もあって、病気になったり、怪我をしたり、全く不死身ではなく、いずれ命がなくなってしまういきものです。もしかすると、明日、死んでしまうかもしれないのです。

では本題に戻りましょう。あとどれくらい自分は生きることができるのか、を考えたとき人はどう思いますか?」

僕:「八幡様のお話をお聞きしていて、だんだんわかってきましたよ。人は、限りある命を生きています。どうしたって、どう頑張って、死んでしまいます。あと1週間の命だと言われたときに、僕だったらどうするかなとずっと考えていましたが、結論が出ました。」

八幡様:「どんな結論が出ましたか。」

僕:「はい。きっと、今と変わらぬ、同じ生活を続けます。もちろん、病気になったとしたら、入院するかもしれませんが。

心は、いつもと同じだと思います。

もうすぐ死んでしまう、という恐怖はあると思います。でも、自分は何をやり残してきただろうかと思う前に、実際にやってきたことを思い出しながら、あれは楽しかったね〜あれは苦しかったね〜と、そばにいてくれる人と笑いながら思い出話をしようと思います。

慌てて、世界一周をしたいとか、食べられなかった有名店のお寿司を食べたいとか、すべてのお金を使いきってスーパーカーに乗りたいとか、きっとそういうことをしたいとは思わないと思います。

ただ、静かに、この時代、この地球に降り立ち、仲間たちと共に笑いあって仕事をし、存分に楽しんで、素敵な出来事を思い出して、語り合って、涙しあって、やがて死んでいくんだと思います。」

八幡様:「アニキらしいですね。やりたいと思っていたことを、やり抜いてきた人の言葉です。幸せな人生ですね。」

僕:「はい。幸せです。この幸せは、たくさんの人からいただいているものです。いただきっぱなしで、申し訳なく思っています。とにかくお返しがしたいと思っています。

お返しをするにも、お金が必要です。お金そのものをお返しするのではなく、それ以上の価値をつけたものを笑顔と共に、お返ししたいのです。」

八幡様:「笑顔と共に。アニキはこれから、しっかりとお金を稼ぎなさい。」

僕:「え? そっちなんですね?」

八幡様:「しかし、いやいや働く姿を見せてはいけませんし、そんなお仕事は減らしていきましょう。楽しみながら、子どもたちが羨むような働き方をして稼いだお金は、使っていても楽しく使えます。そして、そのお金を、人に使うことです。」

僕:「人に、使う・・・。」

八幡様:「ものを買って満足するようなお金の使い方より、人を雇っていくのです。

つまり、笑顔の大人を増やしていくのです。このブログを読んでくださる人、これから出てくる書籍を読んでくださる人、これから制作していく映画を見てくださる人、皆さんがお金を稼げるように、生活が楽しくなるように、みんなが笑顔になるようにをお返しをしていくのです。」

僕:「分りました。それが役割なのですね?

大人として、子どもたちが、『あんな生き方もいいなー!』と笑って言ってもらえるような、そんな行動で人生を歩んでいこうと思います。

あと何年生きられるか分かりませんが、この全力をおりられオジさんにかけて、もちろん時折休憩し、笑顔になって充電し、また立ち向かう。その繰り返しの中、人生を謳歌しようと思っています!」

八幡様:「応援していますよ。」

おわりに

なんと、八幡様に、応援していますよと言われた。僕です。なかなかめったに、言っていただける言葉ではありません。

恐れ多いことです。

さて、このおりられコラムでは、八幡様と僕との会話を中心に書いていきます。

ご相談の記事は、もちろんこれからも引き続きさせていただきます。が、これもしっかりと向き合って書きますので、とても時間がかかってしまいます。いまはひとつの記事に、大体15時間(賞味3日)ほどかけてやっています。

さらに、おりらレイディオの拡充を図っていこうと思っています。実は先日、名古屋セミナーでお会いした方と、松尾たいこさんの個展に来ていただいたおりられらーの方々にお聞きしたのです。

「おりらレイディオの時間って長いですか? 短いですか?」

と質問したときに、ほぼ全員の方が、「ちょうどいいですよ〜!」おっしゃってくださいました。と同時に、30分番組とかもあれば聞いてみたいです。という方と、中には、くまさんの歌も入れといてくださいね! とリクエストされる方もいらっしゃいました。なんと嬉しいことでしょう。

30分番組ともなると、内容も濃くなって面白くなるかと思いますので、ちょっと企画してみます。歌は時折、長い番組をするときにでも入れてみますね!

八幡様、今回も勉強になりました。ありがとうございました!

皆様、最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。コメントもお待ちしております!

それではまた次回、お愛しましょう♡

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