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ご相談 その2. 息子をいじめた相手の親に復讐したい。
「BTS父さん」からの神様ほっとライン
私の息子がいじめられており、まさに今日、事件が起こりました。
いじめが始まったのは、1ヶ月前。私は正直、いじめられていることは薄々わかっていましたが、学校に行きたくないとか、頭が痛いとか、いつもは明るい顔の息子だったのに、何かに取り憑かれたような暗い顔になっていきました。
息子には何があったかを聞いても答えず、ただ、学校に行きたくないとの一点張りでした。
そして今日の14時のことです。とうとう事件が起きてしまいました。
5人のいじめっ子グループに囲まれ、順番に足をかかとで踏まれ、息子は痛みと屈辱で耐えきれなくなり、爆発した。4人目に踵を踏もうとした男子の顔を思い切り殴ってしまい、騒動が発覚。先生が仲裁に入る事態に陥りました。
最初の電話は息子が友達に暴力を振るったことによる、先生からの報告でした。しかし、父として、息子はいじめられていて、その報復として殴ったのかもしれないから、そこを調べて欲しいと先生に依頼しました。
その後、5人のうち3人は親が謝罪してくれましたが、後の二人の親はいじめてないから罪ではない。「だから謝らない」と頑なです。
私はとことん戦います。二人の親が出てくるなら、コテンパンにしてやりたいです。
怒り心頭のピークのときに、家内からこのホットラインを教えてもらい、投稿しました。
回答は望みませんが、もしタイミングが合いましたら、よろしくお願いします。
BTS父さん、ご質問ありがとうございます。
これは大変ですね。。
僕も長く、苛烈にいじめられた経験があるので、胸が締め付けられます。
では早速ですが、わたくし、今からおりられます。
八幡様、どうぞよろしくお願いいたします。
効果的な方法
僕:「大切な息子さんの心を傷つけた報いを父としてやり通す。そんな決意が充満してるのを感じますね。読んでいて僕も涙が出てきました。」
八幡様:「であれば、もっと効果的に報いを受けさせる方法がありますが、知りたいですか?」
僕:「え? 知りたいです! え? でも良いんですか??」
八幡様:「息子さんも、それを見ていた友達も、いじめた本人たちも、先生も、学校のリーダーである校長先生も、それによって正しい道へ導かれるはずです。息子さんとお父さんのご意志の方向が間違ってなければ。」
僕:「ふうむ、意志の方向はどうなのでしょうか?」
八幡様:「私が見たところ、間違ってはおりません。父としての心の中に、もっとこうしてやれば良かった、ああ言ってやれば良かったという反省が見えますが、それは逆に子どもの成長の妨げになる恐れもありましたから、見守っていたことが大正解です。ただ、ことが起きた時にやるべきことは一つです。アニキならどうしますか?」
僕:「ええ? っと、パグ?」
八幡様:「パグは小さくて可愛いですね。じゃなくて、ハグの言い間違いですか。良いでしょう。しっかりと抱きしめてあげてください。そして囁いてあげましょう。よく耐え抜いたと。
息子さんの辛かった気持ちを全部聞いてあげてください。聞くだけでいいです。どれだけの辛い思いをしてきたか、今なら全部言えるはずです。
そして、あなたが父としてできることがこれからあります。息子さんの言葉を全て記録しておきましょう。」
記録と考察
僕:「記録? ですか。えっと、それをお手紙にして出すとか、ですか? いじめた相手への謝罪を促す手紙とか。」
八幡様:「お手紙は最後の最後、違う形で使います。まずは記録です。文章にしてしまいます。」
僕:「なるほど。具体的にはどんな内容になりますか?」
八幡様:「息子さんの性格から始まり、どれだけ明るくてハツラツとしていたかを最初に書いてください。
そして、その明るい雰囲気が消えたのはいつか。そこでお父さんはどう思ったか。もしかして学校で何かあったのではないかと気づいた。先生に相談するべきだったのかどうかも考えてください。
なぜいじめられるようになってしまったのか。それを止めることができなかった理由も考察します。子どもの心が壊れる過程を洗い出します。」
僕:「うう。それはちょっとつらそうだなあ。」
八幡様:「はい、辛い作業です。しかし、息子さんが受けてきた苦しみに比べたら、小さいストレスです。」
僕:「たしかに。しかし、それをどうするのでしょう。。。あ、もしかしてそれをSNSとかに!?」
八幡様:「アニキの執念も思ったより粘り強いですね。しかしSNSはまだ先です。その手法を取るかどうかは、学校側の態度次第で決めましょう。まず、その文章が書けたら、校長先生に見せます。相談の体でいきましょう。」
僕:「トップに直談判ですね!」
八幡様:「はい。校長先生は、学校のリーダーです。そのリーダー自身の学校でいじめがあり、可愛い宝物の子どもの一人がいじめに遭っていて、それを回避しようとして暴力行為に及んでしまった生徒への対応が問われます。誠意がどんなものなのか、試されると言ってもいいでしょう。」
僕:「これも父として、一種のタタカイなのですね。」
学校教育の素晴らしさを○○る?
八幡様:「いいえ。文章を校長先生に見せ、学校教育の素晴らしさを褒めましょう。」
僕:「ほ、褒める?」
八幡様:「なぜいじめが起きたか。2 度と繰り返さないようにするためにはどうすればいいか。親として、何を考え、どう行動するかを全て書いて提出するのです。
これはいわゆる『提案書』です。
まずは、先生が子どもたちをしっかり観察していて、子どもたちの心の変化を読み取っていれば、ここまで発展することはなかったでしょう。
それを職員会議にかけ、諸先輩の先生方の対処法を教えていただいていればまた対応も変わったでしょう。さらに、校長先生が一言、この学校でいじめの芽を出すことを断固止めようという意思を表していれば最初から起きなかったでしょう。
子どもたちが、一人一人を大切にし、人と違う表現をする人を応援する気持ちが育っていれば大切な友達の足を踏むことはなかったでしょう。
どうすれば、息子さんのように爆発するまで我慢する子がいなくなるのか。それを作るのは、父である、あなたの気持ち次第となってきます。」
僕:「なるほど。。。」
八幡様:「あなたの場合、傷は浅い。息子さんが暴力で訴えてしまったことを、良いきっかけとしましょう。
でももし、決裂するときは民意に問いましょう。何が正しいかを世間に尋ねるのです。
もちろん、さまざまな意見があります。その意見をもとに、教育を見直していく機会を作りましょう。これが最後の手段です。
以上です。お父さん、応援していますよ。」
おわりに
八幡様、ありがとうございました。
BTS父さん、ご回答は参考になりましたでしょうか?
僕も子どもの頃にいじめを受けていた人間として、問題は子どもたちにあるのではないと思います。
大切なのは、問題の根本解決です。
自分を含めて、何が足りなかったのかを検証して、校長先生に会って、心を割って話すこと。これができたら最高ですね。
僕も応援しています。
では次回、金曜日にお愛しましょう♡
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