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僕のステップアップ計画☆Part 11

前回の記事はコチラです(↓)

八幡様:「おはようございます。東京でのミッションは見事コンプリートできましたね」

僕:「はい、ありがとうございました!」

八幡様:「では急いで福井に帰りましょう。今日は窯出しの日ですからね」

僕:「ちょ! っと待ってください! 朝ごはんは食べたいです」

八幡様:「昨日あんなに食べたのに。ですか?」

僕:「昨日は昨日。今日は今日! もちろん明日も明後日も!」

八幡様:「・・・わかりました。では、新幹線の駅そばと洒落込みますか?」

僕:「いいえ違います! 今日はBECKの濃厚レモネード、そしてサンドイッチだと固く決め込んでおります」

八幡様:「それはいいのですが・・・なんだかアニキ、様子が変ですね。あえて明るく元気に振る舞って、例の件を有耶無耶にしようとしてませんか? 今日は話していただきますよ。飯田の人形劇フェスタに、ある決意をもって臨んだ理由を」

僕:「ぐ・・・心苦しいですが・・・話します。あ、でも時間が無いから、やっぱりまた今度かな」

八幡様:「新幹線でゆっくり書きましょうね」

僕:「あ、はい・・・」

<新幹線の中>

八幡様:「動き出しましたね。ご飯も食べて元気いっぱい。では背筋を伸ばして、姿勢正しく! 私も心して拝聴しますので、どうぞお願いします」

僕:「はい。もうホント、完全プレイボールで恐縮なんですけど・・・」

八幡様:「ホテルで大リーグの映像がずっと流れていましたからね。それを言うならプライベートです」

僕:「それです。実はですね、飯田に行く前、経費のことについて問題がありまして・・・」

八幡様:「といいますと?」

僕:「交通費、宿泊費、人件費などが、どこからも捻出できなくて・・・。出演すること自体、ギリギリまで悩み抜きました」

八幡様:「お金の悩みがあったのですね」

僕:「はい。恥ずかしながら、一般社団法人日本パペットカウンセリング協会を立ち上げてから、お金の悩みはずっと付きまとっていました。なるべくたくさんの方々にアニミィのパペットを使っていただきたく、こだわりの素材と、デザイン。そしてサイズを大きくするため、原価が予定以上に大きくなり、販売したとしても儲からない定価で販売に踏み切ってしまったんです」

八幡様:「クラファンもしましたよね?」

僕:「はい・・・。ちょっとこの話、やっぱり恥ずかしいです。やめていいですか?」

八幡様:「乗りかかった新幹線ですよ。目的地まで進みましょう」

僕:「ふう・・・。はい、クラファンはおかげさまで、たしかに目標達成させていただきました。でも、それでも実は、大赤字なんです。それを黒字に変えるために、毎月の協会運営費は、僕の人形劇の公演料と、パペットカウンセリングの公演料を増やし、賄っていこうと動いておりました」

八幡様:「はい。スタッフ一丸となって頑張っていましたね」

僕:「本当に・・・。しかしながら、日本にまだ深く浸透していないパペットカウンセリングの考え方は、簡単に理解してはもらえません。主催をして、一緒に広めていきましょう! と頑張ってくださる方々のご苦労は、筆舌に尽くし難いものです。そうなると、とにかく実績を残すしか今は方法はなく、どんな仕事でも請け負ってやる覚悟で、がむしゃらに走り回ってきました」

八幡様:「よくやっていると思いますよ。今は関係者の皆さんが少しずつ協会にお金を持ち寄り、運営している状態ですね」

僕:「はい。しかしそれも限界がありまして、何とかならないものかと、その道のプロの方々に相談してはいるのですが。やはり出てくる結論は、どんどん講座を開き、公演をし、走り回って実績を作り、この手法を全国の皆さまが実際にやってみて、実践からの声をたくさん上げていただき、結果を残さねば前には進めない、とのことでした」

八幡様:「だから、決意をしたんですね?」

僕:「はい・・・。僕は人形劇が大好きなんです。すごく好きなんです。でも、その勝手な気持ちだけで、飯田人形劇フェスタへの参加を続けていいものかどうか・・・」

八幡様:「個人的に参加はしたいが、金銭的には大きなマイナスになってしまう飯田人形劇フェスタに参加することに、ためらいがあったのですね」

僕:「はい。ですから今年を最後に、飯田への参加はやめようと決めました。くっ・・・。あっ! す、すいません・・・」

八幡様:「読者の方に解説をしましょう。いま、アニキの隣に座られていたおばあ様が、ハンカチを差し出してくれました。アニキはずっとシクシク泣いていましたからね」

僕:「はい・・・。ホント、すいません。お恥ずかしいです。ありがとうございます。あ、このハンカチ、いい匂い・・・」

八幡様:「いい匂いはサインです。アニキ、一度、深呼吸をしましょうか。もうすぐ富士山が見えますよ」

僕:「あ、見えた。キレイだ」

八幡様:「アニキ、いいですか? 解決は、します」

僕:「ですよね・・・。はい。もう心の整理がつきました。残念ですが・・・」

八幡様:「アニキ、聞いていますか? 解決できますよ」

僕:「んがっ!? 解決できるんですか? うそでしょう!?」

八幡様:「飯田の人形劇を存続させることは可能です。簡単なことです。参加しながら、活動資金が得られて、しかもパペットカウンセリングを拡大できる方法があります」

僕:「そんなこと、本当にできるんですか? でも、これまで周囲からご提案していただいたことも多々ありますが、さすがに即解決にはならず、最終的にはやはり、実績が足りないから頑張りましょうとなってしまいますし、それが当たり前だと僕も思っているんですが・・・」

八幡様:「もちろん実績は大切です。しかし、それよりももっと大切なことがあります」

僕:「もっと大切なこと?」

八幡様:「おりられ荘の皆様が答えを知っていますよ」

僕:「な、なんとっ! そうなんですか?」

八幡様:「実績だけが重要なのではありません。ここから様々なご提案が上がってくるはずです」

僕:「な、なぜそんなことが・・・?」

八幡様:「なぜなら、これを読んでくださっている方は、基本的に応援者である方々だからです。どうすればアニキの夢を叶えることができるかを真剣に考えてくださっている皆様であり、自分自身のことに重ねて、共感しながら読んでくださっている方なのです。そして何より、アニキのことが好きじゃないとこんなに長い文章を読んではくれません」

僕:「ああ、また涙が・・・」

八幡様:「しかも、購読は無料にしたにも関わらず、毎月たくさんのサポートを皆様からご提供いただき、スタッフの命を繋いでいてくれています」

僕:「はい、おかげさまで、本当に助かっています。皆様だって生活があって、苦しい時もあるだろうに、自分の楽しみに使うためのお金を削って、サポートをしてくださってると思うと、感謝でいっぱいなんです・・・」

八幡様:「だから、そのメッセージ、ひとつひとつにアニキは、お返事を返し、双方向の幸念を送っていますね。しかも、良いタイミングを見計らって」

僕:「はい。そうなんです。ちなみに、良いタイミングというのは、僕にとっての良いタイミングです。幸念の祈りは、サポートいただける皆々様と、そのご家族様に向けてですが、僕がミッション中に、返信と幸念の祈りを行っております。ですので、すぐに返信ができないことの方が多くて申し訳ありません。逆に、すぐ返信が届いた方は、神社ナウか、磐座ナウってことになります」

八幡様:「そうですね。そんな双方向の愛とリスペクトを育んだ読者の皆様の中には、優れたアイデアが芽生えている状態です」

僕:「そうなんですか・・・僕にはまったく想像ができないのですが」

八幡様:「良い機会です。では次回、このnoteにおける奇跡を解き明かしてまいりましょう」

僕:「このnoteの、奇跡?」

八幡様:「アニキは10分休憩です。景色を眺めて心を平安にしてください」

今回は以上です。

しかしいい年こいて新幹線で嗚咽してしまってハンカチを渡されてしまう僕はなんて迷惑者なのでしょうか・・・。

ちょっと休憩をいただいて、次回の記事を書いてまいります。

今日もあなたに、幸あれ!!


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