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おりおりいっぴつ #042(過去に戻りたくない僕)

過去には

戻りたくない

怖いもん


このまえ定食屋さんで偶然見た、テレビドラマの中のセリフ。

「あー昔に戻りたい!」

・・・僕の場合、昔に戻りたいと思ったことは一度もありません。

理由はとっても簡単です。昔なんかに戻っちゃったら、結局また何かしらの問題が起こり、それを乗り越えてほっとして、また問題がやってきて、なんとか乗り越えてはため息をつく。そしてようやく幸せがやってきて、生きててよかったなぁと思う。で、またこれまで以上の苦労の連続がやってくる。その繰り返しになる強い自信があります。

だから、過去に戻るなんて、怖くて仕方がありません。

あの日あの時、ああ幸せだったなあ〜という思い出だけで充分なのです。その記憶がちゃんと残っているから、それでいいのです。

いま享受できているこの幸せを、いかに継続させるか。そしていかに自分だけではなく、周りの人も幸せにできるか。生かしていただいているこの社会の未来を明るくすることができるか。そして、子どもたちの命をどうやって守っていくか。そこに注力するのに精一杯で、過去がどれだけハッピーだったかを思い出す時間を大切にしながら、もっと幸せな時間をまわりにいるみんなと一緒に作っていくことが大事だと思っています。

だってね。

これからの未来、今まで以上の、もっと素敵な未来がある気がするんですよね。大きな期待はありませんが、小さな希望はたくさんあります。

僕の人生、今まで何度も「あらら〜! もうこれで自分は終わったぜ」と、軽く絶望してきましたが、結局生きていますし、生きているだけで、これがどんなに幸せか! それを何度も噛み締めて、幸せしか感じていません。

結論としては、誰かのおかげで、自分は生きています。おかげさまという言葉は、よくできた言葉ですよね。僕以外のすべての人に、おかげ様です。

今までこの日本の礎を築いてきてくださった方々にも、おかげさまです。当たり前すぎてあまりそこに意識がいきませんが、この生活の豊かさは、すべて先人たちが作ってきてくれた礎があったからですものね。過去に戻って、戦争を経験されてきた先輩方と一緒に戦え! と言われても、僕は怖くて立ち向かうことができません。臆病者の謗り(そしり)を受けても、人を殺める行動はできません。まったく動けないと思います。ですからその意味でも、過去は僕にとっては恐怖ばかりです。

しかし、さっきも少し言いましたが、その過去そのものは、自分ひとりでは到底できないことばかりが積み重なってできたものです。生活必需品も、乗り物も、道路も、家も、学校も、既に完成された状態で提供され、僕たちはそれを自由に使いながら仕事をし、遊び、生活してきたわけです。

法律だってそうです。ルールがあるからこそ、人はそのルールの中で、自由に生きる術を見つけていくのです。ルールがなければ、今頃この世は混沌の世界であったに違いありません。

もちろん間違ったルールは修正していくべきですが、きっとそれを皆で考え、議論をしながら変えていけば良いのだと思います。その時間すらもいとおしく思います。

皆で一緒に考える。皆で一緒に前に進む。皆が一緒に笑う。最高やん。

さあ、みんなで、素敵な未来を作っていきましょう。

あなたに、今日も幸あれ。


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