ご相談 その4. 生まれつき右手が動きません。
チコリーさん、ご質問ありがとうございます。
なるほど。。これは難しいですねえ。
では早速ですが、わたくし、今からおりられます。
八幡様、どうぞよろしくお願いいたします。
お母さんの気持ち
八幡様:「お母様の愛は、深くて、熱い。その中で、もだえ苦しむような後悔の念と、あなたの将来を案じて何万回も地団駄を踏み、二度と戻ってこない若い頃の悪しき秘密がお母様を苦しめているように思います。」
僕:「悪しき秘密?」
八幡様:「自分のせいで。という言葉を感じます。つまりこれは、あなたが生まれる前に、お母様の体に異変があったことに間違いないでしょう。」
僕:「原因が分かっているのでしょうか?」
八幡様:「いいえ、それが直接的な原因ではありません。お母様ご自身が、『私の選択でこうなってしまった』と思っているだけです。
おそらくですが、これは染色体の異常だったのだろうと思われます。きっかけがお母様だったという証拠は何もないはずです。
そのあたりは、あなたが病院での診断を受けて、今の状況を認めていらっしゃるようですので、そこに深く言及はいたしません。
お母様はきっと、飲んではいけない薬を飲んでしまった、あるいは、食べてはいけないものを食べてしまった。その時ちょうどご自身も体調悪くしていて、その薬の効きが良く、もしくはその食べ物の毒性にあたってしまったか。」
僕:「おつらいですね。ご自分を責めてしまっているのですね。」
八幡様:「はい。それがきっと、あなたの右手を奪ってしまった。自分のせいで、、、という思い。そのことをずっと苦しみ続け、その苦しみを誰にも言ってもおらず、これからも言うつもりはないはずです。」
僕:「これは、チコリーさんからお母様に確認してみる。のは違いますか?」
八幡様:「このことはお母様やお父様に事実関係を尋ねることはしなくても良いことです。
お母様の『自分が罪』だと思っていることを『罪でなくす』ための言葉をかけてあげて下さい。
少し時間はかかりますが、過去のことや、お母様の考え方などを否定するようなことをしないようにしましょう。
もうお分かりですね。」
僕:「?」
伝えるべきこと
八幡様:「それはあなたが、その右手で良かったということを、あらゆる言葉でお母様に伝えることです。
あなたは「右手が使えない」と言う表現をしていますが、そこから変えていきましょう。
あなたの右手は使えるのです。」
僕:「えっと、でも、難しいですよね・・・?」
八幡様:「使えます。考えやすいように、例を少しだけあげておきます。
右手の代わりに、この左手が、オールマイティーになんでもできる器用な手になりました。
ハサミも使えて、裁縫もできます。
物を投げることでも、キャッチすることでも全部左手だけでできます。それに左手で髪の三つ編みもできちゃいます。
さらに、片手だけなのに、料理がめっちゃうまいです。もっというと、誰よりも強く息子を抱きしめられます。
もう一つ、結婚指輪はいつも左手の薬指にあります。失くすことは絶対にないでしょう。」
僕:「あ。。。」
八幡様:「こんなふうに、お母様に右手が動かなかったおかげで良かったことをお話ししてください。すべて右手のおかげさまなのです。」
僕:「そっか。これは大事なことですね。。」
マグマを観察する
八幡様:「しかしご注意を。これらをまとめて言ってしまうと少々わざとらしいので、お母さんの癇癪が起きる前の、
『おや? 何かしらマグマが溜まってきたぞ?』
と思える瞬間を観察してみてください。
それは、自分の思うようにことが運ばない状態が重なってくる場合に起きやすいです。
そしてそれを自分のせいにしてしまう癖があるはずです。全部自分のせいにしておくことが、相手に対する優しさであると勘違いしているのかもしれません。」
僕:「ああ、そういうことなのか。。。」
八幡様:「そうだとしても、その性格をすぐに治すことはできませんが、あなたの言葉がけで苦しみはかなり緩和されます。
あなたの言葉は、お母様の心の硬い膜を少しずつ剥がしていくはずです。」
僕:「チコリーさんの言葉がけひとつなのですね。」
八幡様:「はい。あなたの愛有る言葉で、お母様は、こう思ってくれます。
ああ、あなたを産んで良かった。
あなたを育ててきたことは間違っていなかった。
あなたの存在は、そうか。自分を許すためにあったんだ。
ということが身をもってわかるはずです。」
僕:「はい。(涙)」
自分を許せない気持ち
八幡様:「自分を許せない人は、自分に怒りを発します。
その怒りは癇癪として出てきて、周りの気持ちを痛めつけます。」
僕:「そうなるとみんながつらいですね。。」
八幡様:「思い通りにならないことが、この人生ではたくさんあります。
右手が動かないことも、実はそのひとつかもしれません。
しかし、その動かなかったことによる『良かったこと』を探し、それを認めること。それが自らの心を救い、人の心を救いながら、少しずつ成長させていきます。
だから、あなたの右手は動くのです。
あなたの右手は『人の心を動かす手』として存在しています。」
僕:「心を、動かす手・・・。」
心を動かす
八幡様:「あなたの右手を見たときに人は、どう思うでしょう。
不自由な右手がかわいそうだ。
何か手伝わなくちゃいけないかもしれない。
いや手伝ってあげよう。
うん? 右手が動かないのに、左手で一生懸命仕事をしている。
それなのに、こんなに丁寧に仕事ができるのか。
右手が使えなくなって、そのスピードと丁寧さがあれば、右手が使える人と同等な仕事ができるじゃないか。いやそれ以上か。
そうか、この子は相当努力をしてきたんだな。
使えない右手を恨むこともせず、恨む言葉も吐かず、笑顔でいつも仕事をしている。
右手の不自由を理由に言い訳もせず、明るく、息子思いで家庭を大事にする、素晴らしい人だ。
と、人の心を動かし、やがて周囲からのあなたの存在感も上昇していきます。」
僕:「素晴らしいです。」
八幡様:「その生き方で、さらに右手が動かないことによって、人の心はどんどん良い方向へ変化していきます。
もしかすると、自分の体の事にも考えが及ぶ人も出てきます。つまり、あなたの右手を見て、こう思う人が出てきます。
『私がもし、右手が動かなかったら。自分の体の一部に、もし動かないところがあったなら、果たして自分はそれを受け入れることができるだろうか?』
と。」
仲間や友達も
僕:「なるほど。自分が、チコリーさんと同じ立場だったら一体どう考えるだろうか。と考える人も出てくるということですね。」
八幡様:「はい。そのように、人の苦しみや辛さを自分事として思いを馳せる人がもしいたら、あなたの仲間になります。かけがえのない友達になります。
もしかしてあなたの旦那様がそうなのではありませんか。
お幸せに。
そしてどうぞお母様にお伝えください。
『私を産んでくれてありがとう。』
と。」
おわりに
八幡様、ありがとうございました。
チコリーさん、回答はご参考になりましたでしょうか?
チコリーさんのこと、心から尊敬です。
ぜひ、お母様へ愛あるお声がけをしてみてくださいね。
では次回、水曜日にお愛しましょう♡
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