ご相談 その29. 人間関係に疲れ、死んでしまいたいです。 (前編)
みなさま、本日もようこそおいでいただきました!
数あるご質問の中から今回シェアしますのは、「やまゆり」さんからのお悩みです。
やまゆりさん、小学校の頃から人間関係に悩まれていたんですね。。。
大人になっても、キツい言葉を使う人が現れる。
でも、その言葉に対し、なにも反論することができず。。
その心が密かに傷ついてることが強く伝わってきました。
この深いお悩みが、少しでも軽くなりますように!
八幡様、早速ですが、おりていただくことは可能でしょうか?
やまゆりさんは悪くない
八幡様:「まず、人間関係が悪くなるのは自分のせいだ。と思うことはやめましょう。」
僕:「やっぱり! だって、人間関係のもつれって、お互い様なところが大きいですからね!」
八幡様:「いいえ。やまゆりさんは全く悪くないのです。」
僕:「100対ゼロ!? やまゆりさんはご自分のせいかもしれないと考えていますが、それはまったく違うのですね?」
八幡様:「はい。ちがいます。」
僕:「勝訴! きつい言葉を吐く相手が全部悪いんだ。やまゆりさん、勝ちました!」
八幡様:「厳密に言うと、それも違います。」
僕:「え。じゃあ、誰も悪くないと言うことですか?」
八幡様:「そういうことです。」
僕:「うーむむ。これはちょっと難しいぞ・・・。」
八幡様:「あとに残っているのは?」
僕:「あ、会社? 会社が悪い、ということですか?」
八幡様:「つまり、そういうことになります。」
僕:「なるほど・・・。
では結局、人間関係のもつれは、本人同士の問題ではなく、人間たちが集う会社とか、組織とか、学校とか、その環境によるものが多い、ということでしょうか。」
八幡様:「そうです。しかし、実を言うとやまゆりさんは、どんなに倒されても、転んでも、笑顔で立ち上がる、起き上がり小法師(おきあがりこぼし)のような精神を持っていらっしゃる方なのです。」
僕:「起き上がり小法師! どんなに転がしても起き上がってくる、あの可愛いおもちゃでしょうか。」
八幡様:「そうです。あのおもちゃが、日本人の誇りを保った象徴になります。」
僕:「日本人の誇りの象徴・・・。
でもなんだか、それはわかる気がします。起き上がり小法師で遊んでいるだけで、不思議と勇気が湧いてきますもんね。」
八幡様:「アニキは起き上がり小法師が目の前にあったら、どうしますか?」
僕:「え? まあそれは一回押しますね。はい。」
八幡様:「ですよね。周りの人も同じです。」
僕:「?」
八幡様:「やまゆりさんが、どんな状況に置かれていても、どんなに倒されようとも、必ず起き上がってくる精神を持っているので、周囲はそれを試したくなるのです。」
僕:「ええ〜っ! でも、それって嫌だなあ。やまゆりさん、試されたくないですよねえ。」
八幡様:「いいえ、試されたくて、生まれてきたのです。」
僕:「つ、強く咲く花なんですね、やまゆりさん!」
八幡様:「やまゆりは、古来より生薬として重宝されてきました。大変強い花なのですよ。」
僕:「へえ〜っ。でも、でもやっぱりきついですよ。人に舐められたり、下に見られて、ひどい言葉を吐かれたり。
なのに、やまゆりさんはそんな嫌な人に対してニコニコ笑って、めっちゃ元気を出して、なんとか頑張ってるんですよね。。。」
八幡様:「そうですね。」
僕:「そうですね、って。それじゃ、こういう状態がずっと続くっていうことですか?」
受け流して立つ
八幡様:「アニキに質問です。起き上がり小法師は、どんな目的で存在すると思いますか?」
僕:「目的ですか? まあ、人がかわいいなって思うおもちゃであって、それ以上のものではない気がしますが・・・。」
八幡様:「では、そのおもちゃを作ったのは誰でしょう。何のために、誰のために、それを作ったのでしょう。」
僕:「あ、由来ですね? えっと、僕にちょっと見えてきたものがあります。いいですか?」
八幡様:「ぜひ教えてください。」
僕:「ズバリ、昔の武器から発想が生まれたのではないでしょうか。」
八幡様:「おお。」
僕:「手頃な石を和紙で包み、投石しやすくした武器ですね。」
八幡様:「ふむ。それで?」
僕:「それは、どんなに倒しても倒れない武器で、いわゆる縁起担ぎで作られていきました。」
八幡様:「うんうん、そして?」
僕:「その和紙に顔を描いて遊んでいた武士が、やがて子供のおもちゃに発展させていった。そうですね?」
八幡様:「ぜんぜん違います。」
僕:「じゅるっとにゃ!!!!! 思わせぶりな返事はやめてください!」
八幡様:「起源を言います。それは酒席です。
踊りながら人々の顔を指差し、さあ酒を飲め、と歌う姿を滑稽がって、ある人がその舞人の人形を彫りました。」
僕:「うわあ、今もそんなゲームありますよね。」
八幡様:「はい。そのゲームの起源です。人形をくるくる回して踊らせて、その人形に指をさされた人がお酒を飲むという遊びが流行したのです。」
僕:「へえ〜っ! それはまた愉快な。」
八幡様:「それが日本に伝わって、もっと可愛く、柔らかく、手に馴染むおもちゃに仕上げたのが、起き上がり小法師です。」
僕:「なんて平和な起源なんだ。そして、めっちゃ武器関係ない・・・。」
八幡様:「7回転んでも、8回起きる。どんなにしんどいことがあっても、起き上がって自分の人生を生きるべし。と昔の人は祈りを込めて作りました。」
僕:「そ、そんなに深い思いが込もったものだったとは。。。」
八幡様:「縁起物ですので、購入する際は、家族分+1で買います。」
僕:「ひとつ多く買うということですね? それはなぜでしょう。」
八幡様:「なぜだと思いますか?」
僕:「あ、福がたくさん舞い込むようにとか?」
八幡様:「ぶー。家族が増えますように。という祈りを込めています。」
僕:「あ! つまり、良縁が来ますように!」
八幡様:「はい。それと、子どもができますように、ですね。それを神棚に祀ります。」
僕:「うわあ。そうでしたか。もう全然、御利益満点じゃないですか!」
八幡様:「やまゆりさんは、起き上がり小法師のように、受け流して立つ。受け流して立つ。を繰り返しできるように練習しましょう。」
僕:「受け流して、立つ。ですか?」
八幡様:「はい。もしも、辛辣な言葉が胸の中に入ってきたとしましょう。今までその言葉の形状は、トゲトゲしているものでしたね。
しかし、これからはツルツルしているものに変わります。」
トゲトゲをツルツルに
僕:「本当に変わるんですか?」
八幡様:「・・・・・。」
僕:「・・・?」
八幡様:「ツルツルに。」
僕:「・・・ああっ! 頭! 見ないでくださいっ!」
八幡様:「失礼しました。では試しに、私からアニキに向けて、トゲトゲの言葉を発します。いきますね。」
僕:「は?」
八幡様:「まあまあできると思っていたのに、期待はずれだねえキミは。
なんだかんだ経験があるからそこを任せていたけど、こんなこともできないようじゃ、この先ここでやっていけるかなあ。
昼飯だけ食べに来てるの?
ここに居ればお金がもらえると思ってるの?
信じられないわ。マジで。」
僕:「うーーーーーーわ! ひっど!!!!」
八幡様:「どうですか? アニキにトゲトゲは刺さりましたか?」
僕:「これは・・・また微妙に僕のリアルな部分をかすってきましたね。カッチンカッチン来ますもんね。」
八幡様:「で、どうですか?」
僕:「うーん、でも、トゲトゲ。にはならないですね。というか、逆に・・・。」
八幡様:「逆に?」
僕:「八幡様が可哀想に思えます。」
八幡様:「なぜでしょう。」
僕:「おそらく、そういう言葉を発した人が、そのまんまのトゲトゲを自分自身に刺しまくっているんです。
で、それには毒があって、今ではなく、後からじわじわと相手の心が崩れていく気がしました。
だけど僕には刺さりません。でも悔しいので、むしろ僕はそういうところ、なんとかして更生してやります!」
八幡様:「やっと出ましたね。それが正解です。」
僕:「あ、今日はじめての。」
八幡様:「はい。アニキもまるで起き上がり小法師のようですね。何回間違えても、諦めない気持ちが正解を引き出したと言えます。」
僕:「そ、そっか・・・。諦めなければ、何回間違っても良いのですね。」
八幡様:「もちろんです。
さて、人を痛めつける言葉を吐いた人は、必ず、後からその痛みが自分に戻ってきます。
しかも、猛毒となって襲いかかります。
ですので、トゲトゲは、出した本人(私)に刺さって、その毒が抜けたものをアニキはもらったのです。」
僕:「あら、すでに毒が抜けていたんですね。」
八幡様:「しかし、それはそれで重いものです。一瞬ドキっとしたり、言葉のずっしり感に驚いたりしますが、傷がつくことはないのです。」
僕:「なるほど。しかし、やまゆりさんは、一緒にトゲトゲを貰っている感じでしたが?」
八幡様:「優しい方です。トゲ付きで心に入ってきてしまった場合も、自分でそのトゲに向き合う必要はありませんよ。」
僕:「と言いますと?」
八幡様:「自分でトゲを抜いてください。
自分で抜けなければ、誰かに抜いてもらいましょう。そして、そのトゲの毒だけを溜めておきましょう。」
僕:「毒だけをためるって、なんのために? はっ! まさか。復讐のために?」
八幡様:「復讐などせずとも、やまゆりさんの毎日は明るくなりますよ。
ではひとつ、やまゆりさんに宿題を出して、この続きは次回にいたしましょう。」
僕:「宿題?」
八幡様:「起き上がり小法師のことを少し調べておいてください。読者の皆様もぜひ。現代はなかなかおもしろい商品も出ていたりしますよ。」
僕:「へえ〜っ。僕も見てみます!」
八幡様:「次回は、毒の使い方、そして、受け流して立つ具体的な方法をお伝えしてまいります。」
僕:「かしこまりました! では次回、元気にお愛しましょう♡」
〜次回に続く〜
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「僕のアニキは神様とお話ができます」「サイン」の著者、アニキ(くまちゃん)が執筆。天性のおりられ体質を活用し、神様からのメッセージを届けま…
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