ご相談 その28. 前世を知りたいです(前編)
ひょこさま、応援メッセージと、不思議な体験談とともに、前世についてのご質問をありがとうございます!
僕もいままでたくさんの前世を視させていただきましたが、そういうものは、必要な時に、必要なタイミングでおろされるものだと認識しています。
でも、僕は、僕の前世を八幡様にお尋ねしたことがありません。
八幡様:「そうですね。なぜ聞かないのでしょう。」
僕:「なぜって?」
僕が前世を聞かない理由
僕:「うーん、まあ、知りたくないわけではないですが、ちょっと怖くって。戦争とか、人との別れとか、悲劇が起こっていたら嫌じゃないですか。」
八幡様:「それだけが理由ですか?」
僕:「え? 他になにかあります?」
八幡様:「アニキにとっての前世物語は、近しい人との物語に直結します。
過去の関係性と、現在の関係性は、微妙に違っていたり、大きく違っていたりもします。
そうなると、過去と現在を比較してしまうことにもなりかねません。
比較すると予断が入ってしまう恐れがあり、コミュニケーションの邪魔になります。
ですので、あらかじめそうならないように注意しているのではありませんか?」
僕:「あ、そっか! そうでした。すごいですね。八幡様は僕が忘れていることを覚えてくれていて、助かります。」
八幡様:「忘れているのではなく、アニキは見ないようにする技を持っているのです。」
僕:「見ないようにする技?」
八幡様:「それは、自分の心を守るためには大切な技ではあります。」
僕:「ああ、そうですね。僕は映像でも悲しいことや辛いこと、怖い風景とか血みどろの戦いとか、銃撃戦とかも見られません。
特に、なぜか棍棒を見ると震えがくるほどです。
それが映画やドラマで出てきた時は、目を閉じますし、耳も塞ぎます。
ですので、そこに立ち向かっていく人を見ると、心から尊敬します。
あえて悲しい場所に行って、そこに身も心も寄り添わせていく心の強さと、優しさに感動します。僕にはできません。」
八幡様:「その怖がりなアニキが、その前世から続けていることはどうしてもやめないのですね。」
僕:「はい? 僕が前世から続けていることって、何かありましたかしら?」
八幡様:「背負うことです。」
僕:「え? いや、それはないですよ! 僕は何も背負ってはおりません。むしろ最近はどんどん軽くなっている気がしてるくらいです。」
八幡様:「なるほど。気づいていないということですね。」
僕:「ちょっとちょっと、なんだか穏やかじゃないなあ・・・。」
八幡様:「それとも、自分の背負うものをあえて見ないようにしているのか。ですね。」
僕:「あのー、お言葉ですが、もう僕の話は十分です。ひょこさんのお話に移りましょう。」
向き合うこと
八幡様:「いずれアニキは、自分が背負っているものとしっかりと向き合わなければなりません。」
僕:「そ、そんなの、イヤですっ!」
八幡様:「そんなにほっぺたを揺らして駄々をこねても、いつまでも今のままではいられませんよ。
しかし、安心しなさい。その未来というものは、アニキが想像している反対の世界です。」
僕:「あら? 反対の世界なんですか?」
八幡様:「そうです。アニキが自分を見なくなった理由は、一度絶望したからです。希望を失ってしまったからです。
人は希望を一旦失うと、それを取り戻すのに大変な労力が必要になります。
今もまだ、その絶望が尾を引いていて、アニキはいつも悲しみの中で人形劇をしていますね。」
僕:「いやいやいや! 人形劇は楽しくて仕方がありません。悲しみはありません。楽しみばかりです。」
八幡様:「なぜ、隠すのですか?」
僕:「か、隠してますか?」
八幡様:「はい。隠す必要はありませんし、だからこそ、アニキにしかできない表現で人形劇ができるのです。
自分で自分に蓋をしてしまうと、それをどうやって開ければいいのかがわからなくなります。
しかも、その状態が当たり前のような錯覚に陥って、本来の自分を忘れていきます。
さらに、弱い心が、見えぬ方向に持っていき、それらを忘れさせてしまいます。
気が楽になる方向を探そうとするのが人間です。
アニキも例外ではありません。」
僕:「気づかないけど、自分に蓋をしている・・・か。はああ。なんだか、ため息しか出ません。」
母:「お兄ちゃん! 私が出たよ〜っ!」
僕:「あ! お母さん! 元気?」
母との3日間
母:「死んでるけど、元気だよ!」
僕:「ああ、そうね。でも、うん、元気で良かった!」
八幡様:「お母様。お母様も蓋をしてきましたね。」
母:「はい。そうなんです。私も蓋をして、その上に大きな石を乗せてきました。誰にも気づかれずに、ずっと。」
僕:「僕、知ってる。知ってたよ。その蓋の重さも知ってた。なのに、何もできなかった・・・。」
母:「いいのよ、お兄ちゃん。気にしちゃいけなーい♪(歌ってる)
それよかさ、覚えてる?
大阪からさー、突然3日間、休みでもなんでもないのに福井に戻ってきてくれた時があったでしょう?」
僕:「あ、うん。覚えてる。あれは僕が28歳の頃かなあ。」
母:「そうだね。あたしさ、あの時本当に疲れちゃってて。なんだか夜も眠れなくなって、毎日が怖くて。もうだめかも・・・と思ってお兄ちゃんに電話したの。」
僕:「うん、覚えてるよ。あのとき電話で、
『お兄ちゃん。。。今度いつ帰ってくるの?』
ってお母さんが呟いた時、僕、すぐに明日帰るって言ったんだ。」
母:「そう! お兄ちゃん、ギターと電子サックスを持って、ぴゅーってね。帰ってきてくれたの。」
僕:「うん。お母さん、楽器ならなんでもできたから、サックスもふけるかなと思ってね。そしたら上手い上手い!!」
母:「お兄ちゃんがギターで伴奏してくれて、あたしがサックスでメロディーを吹いて、それを録音してくれた。
3日間。ずっと吹いて、録音して。帰りの日にそのカセットテープを渡してくれて、そしてこう言ってくれたのよ。」
『お母さん。お母さんはすごいよ。初めて触った楽器なのに、あっという間に吹けるようになって、リズムもバッチリだったし、さすがや〜!
小さい頃、お母さんの保母試験のためのピアノ練習に付き合ってたのを思い出したわ。あの時も一生懸命やったもんね。お母さんは、すごい!
これ、録音したやつ、毎日聞いてね。
辛くても、寂しくても、これ聞いたら元気になるし。だって、お母さんが吹いてる音と、僕のギターの音は、最高のハーモニーやで!』
って!」
僕:「あはっ! 言った言った!」
母:「あの時、あの3日間がなかったら、あたし、どうなっていたか・・・。ありがとう。お兄ちゃん。」
僕:「だって、声が違ったもん。いつものお母さんの声じゃなかったから。怖くなって、すぐに帰ったよ。
でも仕事もあったし、僕がずっといるわけにもいかないから、何か手がないかなーと思って、いつも多重録音してた機材を持って帰って録音したの。
最後までミスせずに弾こうって言いながら、2人同時にミスってさあ。
失敗したらもう一度最初からって、大笑いしながら盛り上がったよね〜。」
母:「うん。楽しかったね〜!」
僕:「うん。楽しかった。」
母:「おかげでさ、あのとき、飛んでっちゃったのよ。おもーいお石が。ばいならーって。」
僕:「ああ、そうなんだね! ばいならできて、良かった!」
母:「お兄ちゃん、本当にありがとね! じゃ、あたし、ドライブ行ってくる。もちろんBGMは、あのとき録音したテープだよ!」
僕:「いいね! 気をつけて〜!」
心の漬物石
八幡様:「行ってしまわれましたね。さあアニキ、涙を拭きなさい。」
僕:「はい。。。ありがとうございます。」
八幡様:「さて、蓋をすると、人は心に重石(おもし)を乗せることになります。その漬物石は、ちょっとやそっとではどかせません。」
僕:「なぜ、動かせないのでしょうか?」
八幡様:「それが『今の自分には必要なもの』と認識するからです。アニキは、自分の人生に漬物石は必要だと思いますか?」
僕:「そんなの必要ありません!」
八幡様:「そうです。背負っているものなど、すぐに降ろしてしまわなければ、どんどん潰されていき、水分がなくなっていきます。」
僕:「水分が・・・?」
八幡様:「はい。漬物のように、心も萎んでしまいます。当時のお母様の重石を退けたアニキは今、お母様と同じように重石が乗っています。」
僕:「うぐっ・・・。」
八幡様:「しかも、まだそれに気づけていない状態です。そして、その石からは逃れることができない。さあ、どうしますか?」
僕:「どうしますかと言われても・・・。なんだかタクアンを食べたくなってきた、としか・・・。」
八幡様:「こんな話をしている最中に、アニキのおなかは、いいね! と鳴きますか。
わかりました。
こうなれば、ひょこさんに助けていただきましょう」
僕;「ええっ!? ひょこさんに?」
八幡様:「ひょこさんの前世物語が、アニキがこれから心がけていくことに繋がっていきます。」
僕:「な、なんということ! では、心してインタビュアーを務めさせていただきます!」
まさかのひょこさんの前世物語が、僕の今生の指針につながる?
このつづきは次回!
ひょこさんの前世を詳しく視てまいりますよ〜☆
ていうか、僕の漬物石って、一体なんなんだ。。
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「僕のアニキは神様とお話ができます」「サイン」の著者、アニキ(くまちゃん)が執筆。天性のおりられ体質を活用し、神様からのメッセージを届けま…
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