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ご相談 その16. 私の「前世」と「運命の人」は?

「もんきち」さんからの神様ほっとライン

質問をいたします。私は今年52歳になりました。

今世では結婚して子どもを授かる運命ではなかったようで、一度の結婚、離婚を経験し子どもはおらず今は独り身でいます。

ただ、今世で出会うべき人(運命の人)にまだ出会っていない気がしてなりません。

もし、可能であればすでに会っている人や、これから何処に行けば会えるのかを教えて欲しいです。あと、私が行ったら何かを思い出す場所などありましたら教えて欲しいです。

直近では、とある女性と5年くらいお付き合いがありましたが上手くいかず別れてしまいました。その方とも前世に繋がりがあったのかなとも感じています。

以下余談です。

東京四ツ谷の講演会ありがとうございました。そこへ参加させていただいた者です。

明治神宮へ186日連続参拝した手紙を読んでいただいた物です。神様と繋がりたくて連続参拝しましたが実感がわかず落胆していましたが、龍さんからすでに繋がってますよと言われ、嬉しかったです。

その節はありがとうございました。

もんきちさん。ご無沙汰しています!

明治神宮へ186 日連続参拝のもんきちさんですよね!

覚えています。

コツコツと継続できる力をすでに持っているあなたに僕は脱帽です。

ではわたくし、さっそくおりられます。

八幡様、どうぞよろしくお願いします。


コツコツ論

八幡様:「そこです。」

僕:「ど、どこですか?」

八幡様:「コツコツと継続できる力。これが、もんきちさんの良いところであり、悪いところなんです。」

僕:「聞き間違い? いやいや、コツコツと継続できるなら、悪いところなんかひとつもないじゃないですか!」

八幡様:「いいことばかりとは限らないのです。お仕事においてコツコツと続けることができる能力は、誰からも賞賛され、たくさんの人から褒められ、その能力を羨ましがられて、そんなこと、誰もできないわと尊敬されます。」

僕:「いや、だからむしろ良いことばっかりじゃないですか!」

八幡様:「はい。仕事の面ではとても素晴らしい能力です。」

僕:「あり? 仕事以外のコツコツはダメだと言うことですか?」

八幡様:「そうではありません。同じことの繰り返しを深く考えず集中し、がんばり続けると言う能力は、素晴らしいのです。そこにひとつ付け加えるだけで、さらに素晴らしいものになるのです。

さて、アニキはなにを足せば良いと思いますか?」

 僕:「ひとつ付け足す? えっと、コツコツ。。。コツコツ。。。あ! ナッツ? コッコナッツ?」

八幡様:「答えを言います。それは、フラフラと道草をすることです。」

僕:「フラフラ? 道草? 買い食い?」

八幡様:「買い食いとは言ってませんよね。道草とはどういう意味か、アニキはわかりますか?」

僕:「いやそれは、目的地に行く途中で何か面白そうなものを見つけちゃって、ふらふら〜って行っちゃうことですよね?」

八幡様:「その通りです。その、フラフラ〜が必要なんです。その理由もわかりますか?」

僕:「またクイズ? えーっと、そうですね。コツコツして、フラフラする。コツフラ、フラコツ、コツフラフラ、コフラー。あ! コフラーの法則!?」

八幡様:「誰ですかそれは。

そもそもアニキがコツコツ何かをやり続ける事を苦手としているため、想像がつかないのだと思います。どちらかと言えばずっとフラフラしている時間の方が長いですからね。」

僕:「・・・。」

八幡様:「なかなか話が進まないので、ここでひとつ、例を挙げてご説明しましょう。」

僕:「いちいち僕に振るからですッ!」

前世を知るメリット

八幡様:「もんきちさま。昔、あなたの職業は、弓矢の、矢の羽根部分を作り、ミリ単位の調整をする人でした。できるだけ遠くまで正確に飛ばすための矢を作る技を習得していた方でした。」

僕:「おっと! 突然前世の話ですか?」

八幡様:「あらかじめ言っておきます。人の前世と言うものは、ファンタジーです。本当にあったのかなかったのか、それを調べる術はもうありませんので、こちらとしては自由なことが言えます。」

僕:「わー、なんだか怪しい言い方ぁ〜。」

八幡様:「前世を知ることによって、何のメリットがあるかをまずお伝えしておきましょう。

自分の魂が今まで、どんな生き死にを経験し、今に至っているかを知ることにより、現在のご自分の生き方に少しだけ勇気をいただけるチャンスになります。

魂には少なからず癖があり、その癖を継承しながら、少しずつ磨かれながら、時に魔が差しながら、成長し続けてここまで存在しております。

その魂の出どころは、わかりやすく言えば天上の光。宇宙の神秘。見えているけど見えないところにある。などと巷では言われていたりしますが、本当のところは、この空気中のどこにでも存在しています。

一ところに集まっている溜まり魂や、ふわふわと煌めきながら浮遊している浮かれ魂や、地面に突き刺さるように動ぜず動かない不動魂や、滝や水場が大好きでいつも濡れている潤い魂や、オーソドックスに雲の上で飛行している正統派魂など、魂はどこにでもいます。」

僕:「保湿が命のモイスチャー魂!?」

八幡様:「まあ、そんなことを詳しく言ってしまうと、神秘性もなくなり、歩くとぶつかってしまうから外に出られなくなるなどの苦情が殺到してしまうので、ここはあまり赤裸々に言いすぎず、魂だって自由なんだってことだけ、ご理解いただければと思います。」

僕:「えっと、そこまで言うのだったら、幽霊とかは?」

八幡様:「そうですね。幽霊とか、霊魂とか、直霊など。そういったマニアックでさらに怪しいお話はまた違う機会にいたしましょう。今回は、前世を知ることが、今の自分と投影し、振り返って向き合うチャンスになるということをお伝えいたします。」

僕:「前世の魂の記憶と、今の経験がリンクする、という感じでしょうか?」

八幡様:「そういうことです。ファンタジーというスタンスでお話を聞けば、その物語に気軽に入れます。

逆に、構えて、真面目に、どっぷりと浸かることは危険です。『これしかない! 自分はこう生きなければならない!』と思ってしまうことによって、選択肢が狭まり、もしそれが実現しなかった場合、心が簡単に折れます。

自分の昔の魂に期待することなく、ただ『昔の自分はこんな感じだったんだ〜。可愛いな〜(笑)』程度の感覚でいてください。」

僕:「あくまでライトに捉えるということで、わかりました。で、もんきちさんは弓矢を作っていたと。」

矢の羽根のプロ

八幡様:「弓矢ではありません。『矢』です。その矢の尻尾についている羽根を調達・制作し、微調整を延々とやり続けた男です。生涯制作本数、13万8000本。」

僕:「その数! 13 万!! 8000!!! 本!!!!」

八幡様:「本数もそうですが、矢を作る工程の気が遠くなりそうな細かさは、誰もがお手上げでした。同業の皆が諦めてしまうほどの発注でも、あなたは飲まず食わずで作り続け、秀吉のおメガネに敵い、専属の矢師としてかかえられ、その時代を生きました。」

僕:「秀吉と言えば、戦国時代じゃないですか。天下を取った秀吉のそばで、矢を作り続けていた。すごいお人だ。。。」

八幡様:「当時のもんきちさんには、ちょっと変わった癖がありました。矢羽の収集です。矢に使う羽根は、軽くて、まっすぐ飛んで、遠くまで飛んで、丈夫で、美しくなければならない。そう思っていたので、あらゆる鳥を捕獲し、何度も試して、最高の矢を作るために、暇さえあれば山に入っては、猟をしていました。」

僕:「なるほど。矢の端っこの羽の部分が大事だったんですね。」

八幡様:「そうです、矢柄(棒の部分)よりも矢羽(端っこの羽)を重要視していました。といいますか、鳥が好きだったのです。」

僕:「鳥?」

八幡様:「鳥の羽の美しさ、素晴らしさに魅了されていたのです。しかし、鳥を捕獲し、鳥を殺さなくては羽は使えません。何とか生かそうとしても、買うこともできず、増やすこともできず、悩み抜きました。かといって、鳥の羽に代わるものを作ることもできず、矢羽に代用品がないことを、もんきちさん自身が一番よくわかっていました。

しかしある日、目撃してしまったのです。」

僕:「お! 一体何を?」

八幡様:「子どもの遊びです。」

僕:「は?」

八幡様:「川岸で、子どもが自分で作った弓を使い、向こう岸にいる友達であろう子どもに向かって、矢を放ち、手作りの的を射て、向こう岸からは、また、子どもがその矢を射て、的に命中させていたのです。

何度も往復させていて、矢は一度も川に落ちず、的にしっかり当てていたのです。それを見てもんきちさんは、驚愕しました。」

僕:「そりゃびっくりするでしょう。子どもが自分で作った弓矢で遊び、しかもしっかり的を射抜いているなんて。すごい子どもがいたもんだ。」

八幡様:「いえ、驚いたのはそこではありません。まっすぐ飛んでいく、矢の秘密です。」

僕:「矢の秘密?」

秘密に挑戦

八幡様:「そうです。なぜまっすぐ飛ぶのか。なぜ命中させることができるのか。よほど安定した荷重で、矢羽のつけ具合も完璧で、何度行き来させても壊れない頑丈さがありました。それを誰が作ったのかが知りたくなって、思わず子どもに尋ねました。」

もんきち:「おいお前たち。その矢は誰が作ったんだい。ちょっとそれを触らせてはもらえないだろうか。」

八幡様:「子どもたちにその矢を触らせてもらって、もんきちさんはさらに驚きました。矢羽は、羽ではなかったのです。木の皮を使っていました。

ただその皮を普通に使っているだけではなく、しっかりと加工してあったのです。木の繊維をつぶし、樹液で固め、また潰し、伸ばし、削り、さらに樹液を塗り、削り、薄く、強く、しなやかに作り込んでいる矢羽。

空気の流れを作るために、羽のような斜めの線をつけ、飛ばしたときにちゃんと回転するように緩やかな曲線も作ってありました。」

僕:「す、すごい。。。それは一体、誰が作ったものだったんですか?」

八幡様:「子どもはそれを貸してもらったと言いました。」

僕:「ふむ。。誰からもらったんでしょうか。」

八幡様:「お寺の和尚さんに貸してもらったと。それを聞いて、もんきちさんはどうしたか。

一旦家に戻って、自分でも樹皮を使った矢羽を作ってみようと試行錯誤しますが、気が遠くなり、仕事が手につかない。皆目わからなかったのです。

正しい作り方がどうしても知りたい。確かめたくて、そして諦めたくなくて翌日、お寺に足を運び、和尚さんに話を聞くことにしました。」

和尚さん:「まぁお入りなさい。お茶でも飲みながらお話ししましょう。」

和尚さんは、もんきちさんの真っ直ぐな目を見て、矢の経緯をお話しようと決めました。

宝の使い方

和尚さん:「あなたさんのお仕事はなんですか?」

もんきち:「はい。矢を作る職人です。ずっと、矢を作り続けてきましたが、昨日見せてもらった矢の形状を詳しく知りたくて、恥を偲んでやってまいりました。子どもの弓矢遊びでしたが、真っ直ぐ飛ばすことも難しいのに、何度やっても的に当てていて、しかも川にも落とさず。あの矢の作り方がわかれば教えていただきたく思ってやってまいりました。」

和尚さん:「子どもたちも腕を上げたようじゃの。ただしかし、あれは遠くには飛ばないんじゃ。近くならまっすぐに飛ばすのは容易じゃが、川の対岸通しの遊びじゃからのう。

実は、あの矢は、この寺に伝わる宝物の一つでな。実際は、いつの時代のものなのかはわからない。しかしこの寺ができた最初の年に大戦があって、その戦の名残だと言われておる。

何の拍子かわからんが、囲炉裏の上の越屋根の中に1 本だけ突き刺さっておったのをすす払いの時に見つけて以来、それを宝物として残しておいたんじゃ。」

越屋根(こしやね)=大屋根の棟に、採光、煙出し、通風などのために設ける開口部を覆う小さな屋根。

日本国語大辞典

もんきち:「そのような由緒があったとは。畏れ多いことです。となると時代は南朝か。ははあ。」

和尚さん:「いやいや、頭を上げてくだされ。この矢は、なんの神性も魔性もない、ただの黒ずんだ矢。それを宝物にしようとした歴代の方々と、わしは違ってのう。」

笑いながら和尚さんは、その矢をくるくると回して言いました。

和尚さん:「ここに子どもたちが学びに来るようになってからよく、

「和尚。あの矢は使わんのか?」

と聞かれるようになった。

「そうじゃの、いちど飛ばしてみるか」

と軽い気持ちで言ったら、

「俺が作った弓で飛ばしてみたいぞ!」

と子どもが言ったので、まぁそんなに遠くには飛ばんだろうと思いながら、その弓を持ってきてもらい、参道で飛ばしてみたんじゃよ。そうしたらまあ、まっすぐ飛ぶではないか。

矢羽は木でできているがしかし、ひび割れてもいないし、力を入れて触ると少し柔らかい。羽のようにはならぬが、薄く、しなっている。どうやって作ったのかわからんが、なかなかのものでの。そうこうしてるうちに、子どもたちがそれを気に入って、

「和尚、あの矢を貸してくれ。弓矢の稽古をしたい。」

と言うようになってのう。せっかくの宝じゃが、使わなければ勿体無い。それこそ宝の持ち腐れになってしまうと気づいたんじゃ。

もうすでに真っ黒で、傷だらけではあったが、子どもたちがこれからもし、戦をしなくちゃならんとなったときに、これで少しでも慣れておくのも仕方のないことだと、そう思って『自由に使え』と言って渡したんじゃ。」

そう言って、和尚さんは笑った。

問題意識

もんきちさんは、その矢を十日間だけ、首尾よく借りることができた。その代わり、子どもたちのために、もんきちさんが作った危険のない矢尻に変えた矢を十本奉納し、研究を始めた。

八幡様:「もんきちさんは、なぜこんなに柔らかく、なぜこんなに長持ちし、なぜまっすぐ飛んでいくのかを毎日考え続け、試作を続けたのです。

それは矢を作るよりも楽しく、毎日当たり前のように同じことを続けて矢を作り続けた身としては、少し申し訳ないような気持ちにもなりながら、研究の毎日を面白がったのです。そしてとうとうもんきちさんは、矢師を辞めることになりました。」

僕:「え! やめちゃうの??」

八幡様:「ひとつのことをコツコツと続けることが、もんきちさんの強みでしたから、矢を作ることと同時進行で矢羽制作の研究をすることができなかったのです。面白いと感じたことを、没頭して続ける。その楽しみを知ってしまったため、何も考えず無意識の中で矢を作り続けることが、どんなに大変だったことかがわかったのです。」

僕:「もんきちさんが深く考えることの楽しさに気づいちゃった、と!」

八幡様:「つまり、コツコツ続けられるコツは、これじゃなきゃだめだ。これしかない。これが一番正しい。これで生きる。これで間違いない。これが最高に面白いと、自分に言い聞かせること。そうやって自分に暗示をかけることによって、無心で続けることができるのです。

しかし問題意識を持ち、ある一点に集中して自分の意識を深めていくと、今までやってきたことがもろくも崩れ去ってしまうことがあります。

それは今までのことが間違っていたということではなく『強烈に興味が湧いた』ということになるのです。興味が湧くと、探究心という原動力が生まれ、ワクワクして楽しくなってくるのです。

楽しくなると、人はキラキラと輝き始めます。毎日同じことを、口をへの字にしながら懸命に努力をするときに、なかなかそんな輝く笑顔は生まれて来ません。もちろんそういう時も、そういう仕事も大切です。しかしずっとそれでは、周りの人は寂しくなっていくのです。」

僕:「周りの人、ということは思いびとのことですね?」

八幡様:「そうです。ああ、私と一緒にいても、この人はつまらないのかもしれない・・・と思わせてしまう可能性があります。それより、一緒に歩く道の端の花を見て、

『おい、この花見てくれ。こっち見て笑ってるみたいに見えないか? 人間界に、こんな色ってあったっけ。綺麗だなあ。ああ、あった。お前さんの髪飾りと同じ色だ。』

とか、

『今、猫が横切らなかったか? 白黒の猫じゃなかったか? 懐かしいなぁ。昔長屋でみんなで飼ってたんだよなぁ。お前さんみたいに可愛い声だったなぁ』

とか、

『いつも帰ってる道でな、蕎麦屋ができてたんだ。今まで疲れ切ってうつむいて歩いていたからか、気づかなかったんだけど(笑) 、今度一緒に食べに行かないか?』

など。

このように、今置かれている自分の状況をどこかに置いておきつつ、目の前にいる人に興味を持てる人であることを、発する言葉で証明をしてください。」

新しい仕事

僕:「素敵な声がけだなあ。あ、そっか。何事にも集中してできる人は、興味を持ったことに視点を合わせることさえできれば、すぐにそれを実行することができる力を持ってるんですもんね。」

八幡様:「その通りです。もんきちさんには、ふらふらと外に出て、あらゆるものを観察し、そこに感情を入れるような練習をしてもらいたいと思います。

今もできていないわけではないと思います。それを人前でもできるように練習していった方が良いのかもしれません。

さて問題です。昔のもんきちさんは、矢を作ることをやめた後、何を作り始めたと思いますか?」

僕:「え? やっぱり、手先が器用だったから、鎧兜を作ったり、刀の鞘の装飾をしたりしたんじゃないですか?」

八幡様:「いいえ。人が住む家を作り始めたのです」

僕:「ありえない! どうしてそんな遠いところに行くんですか?」

八幡様:「もんきちさんは、和尚さんのお話に感動しました。数百年も寺の宝として置いておいた大切な弓矢を子どもたちに与えてしまい、ボロボロになったとしても一向に叱らず、むしろ喜んでいて、未来の子どもたちのためになると信じ、それを行動で示し、宝を投げ出してしまう広い心に、ひどく打たれてしまったのです。

本来ならば寺の宝として、今後何千年も保管し続けるのが正しい姿かもしれません。しかし、それをやめて、今この時代に生きている人間たちに何かを伝えようとするその心意気。

それに出会ったことへの、感謝の意味も込めてもんきちさんは、自分の全てを和尚さんに差し出したのです。」

もんきち:「和尚さん。私をどうぞお使いください。私にできる事は何でもいたします。」

八幡様:「そう言ってもんきちさんは、和尚さんの弟子になり、その考え方を学び、寺の傷んでいるところを直しながら、宮大工と相談しながら、

居心地の良い家とはどんなものなのか、

みんなが立ち寄りたくなるような門構えはどんなものなのか、

ご飯が美味しくなるような庫裡を作るにはどうすればいいのか、

畑の肥やしを便利に使うためには、便所との導線をどうやって作れば良いのか、

日差しが美しく居間に入ってくるにはどう設計すれば良いのか、

風通しの良い部屋の構造にするには、どこにどんな窓を入れたほうがいいのか。

お寺を改造するうちに、人々の安らぎ集う顔を見たくて、そして厳しい戦から身を守ることのできる家を作りたくて、考えを深めて、一から学び、コツコツ、フラフラ、コツコツ、フラフラ、その人生を大いに楽しみ尽くすことができました。」

僕:「ほっ。楽しみ尽くせてよかったです。ちなみに、もんきちさんは昔、奥様がいらっしゃったんですか?」

パートナーの話

八幡様:「いましたよ。矢を作っていた時は、あまりにも喋らないので、奥様は自分は必要ないと感じ、いつの間にかいなくなってしまいましたが。

矢師をやめ、皆の家を作り始めてすぐ、お手伝いがしたいと言ってくれる娘さんをゲットしました。その娘さんは、もんきちさんのどこに惚れたと思いますか?」

僕:「どこに惚れたか。うーんそうですねー、僕のイメージでは、手先の器用さとか、コツコツ努力するところとか、いわゆる男前なところとかではなく。。。

きっと、未知の技術を模索しながらも楽しそうで、人々の喜ぶ顔を思い浮かべながらお仕事をする姿。キラリと光る汗と、笑顔に惚れたんだと思います。」

八幡様:「はい。そういうことです。では、現代のもんきちさんにお伝えします。あなたは、とても素直で努力家で賢くて男前です。持っている力を人々のために惜しみなく出し切るあなたは、とても魅力的です。

その魅力を、さりげなく、何気なく、柔らかく、止めどなく出すためには、道草をしてください。」

僕:「出た!道草!」

八幡様:「ふらふらっと、気になったところに立ち寄ってください。道草をして、最高に楽しい場所は、図書館です。最近では、交流センターみたいな場所に、図書が置いてあるところもありますね。」

僕:「いいですね〜!」

八幡様:「いろいろ頭の中でも、道草をしてください。決めたことを貫徹するのではなく、決めていなかったことを楽しもうとしてください。それを見ていた人が、あなたの光を、誰かに伝えたり、自然に伝わっていったり、拾ってくれる人が出てくるはずです。

応援しております。」

僕:「決めていなかったことを楽しむ! よし! 僕もフラフラしよっと!」

八幡様:「あなたは少し、もんきちさんのコツコツを見習いましょう。フラフラしすぎです。あと買い食いも控えましょう。」

僕:「あ、はい。。。」

おわりに

もんきちさん。前世の話になってしまいましたね。ファンタジーでお読みいただければ幸いです。お名前もそのままお借りしましたが、なんだかピッタリフィットしていて僕は好きです!

そういえば、僕はコツコツできていることが一つだけあります。それは、人形劇です。18 歳から始めて、53 歳までずっとやっています。35 年。子どもたちの前で、人形を使って芝居をすることが大好きなのです。

ただ、致命的なのは、台本を読めないことです。自分でシナリオを読んでも頭に入りません。しかし、物語の大筋(あらすじ)や、シナリオそのものを誰かに口頭で読んでもらえると、それは不思議とすべて頭に入るのです。

つまり、始める前から誰かがいないと成り立たないのが僕の人形劇なのです。

今回、昔のもんきちさんが何かに気づき、ご自分の生き方を楽しみ尽くしたとお聞きして、僕も大変共感しました。

誰かがいてくれるから。

誰かが見ていてくれるから。

誰かが笑ってくれるから。

誰かが喜んでくれるから。

誰の存在も感じないところでコツコツ何かを続けていくより、待っている誰かがいる場所に行きたいものです。もしかすると、人生の楽しみは、それだけでいいのかもしれませんね。

教えていただき、ありがとうございました。

それにしても、コフラーって誰なんでしょう?

ではまた次回、お愛しましょう♡

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