ご相談 その5. シニアが開業資金を貯めるには?
迷える大ブタちゃん♥️可愛いお名前!
ご質問ありがとうございます。
僕もパン、大好きですぅ〜!
しかも同じシニア世代として、お答えが気になりますね。
では早速ですが、わたくし、今からおりられます。
八幡様、今回もどうぞよろしくお願いいたします。
開業資金について
八幡様:「開業資金は貯めるものではありません。調達するものです。」
僕:「調達、ですか!」
八幡様:「貯めてから始めようと思っていくら頑張っても、すでにお分かりの通り、実現が難しいものです。」
僕:「たしかに。。。でも、調達って難しそう。どうやれば良いのでしょう?」
八幡様:「では、まず簡単に『資金を調達する方法』を羅列します。
自己資金での開業:
これは銀行からの借入金や投資家からの資金調達を必要としないので、比較的低リスクで始められる方法です。銀行からお金を借りて開業:
事業計画書や予算書、財務諸表などを提出することで貸付を行ってくれる場合があります。しかし、利子もかかるため、十分な計画が必要です。クラウドファンディングで開業:
あなたのやりたい事業に対して、期待と希望を持ってお金を投入していただく手法です。いわゆる、投資していただくのです。その投資家とは、あなたのビジネスに興味を持ち、積極的に推進することで、そのビジネスの成長を支援する人々のことを言います。政府の補助金・助成金で開業する:
政府からの補助金や助成金を活用することもできます。」
僕:「なるほど。このうちのどれを選択しますか?って話ですね。」
八幡様:「おそらくですが、質問者さんが
『うーーむ。これしかないな。でも、できるだろうか。。』
と思われたものは、3 番のクラウドファンディングではないでしょうか?」
僕:「あ、ちなみに僕も3 番でした。」
できないと思った理由?
八幡様:「では、あなたができるだろうか。。。と思われた理由を例で挙げます。もしも間違っていたらごめんなさい。
クラウドファンディングをするには、他のパン屋さんとは違うアイデアと、画期的な仕組みづくりがないと、そもそも入ってはいけない領域なのではないだろうか。
アイデアがあったとしても、それを実現するだけのパワーが今の私にあるだろうか。
他の誰かに、自分のパンの魅力を宣伝することすらできていないのに、インターネットで世界中の人に対し、プロモーションできるのだろうか。
もし支援者が少なかった場合、私のモチベーションはどうなるんだろう。怖い。
もし、支援者が多かった場合、その方々に対するお礼のコミュニケーションをすることができるのだろうか。怖い。
膨大な量の魅力的なストーリーと、支援者の皆様が共感できるアイデアが出てきたとしても、それを本当に形にできるかどうか。。。私にはできないはずだ。
だから、やらないでおこう。」
僕:「その気持ち、よくわかります。」
八幡様:「まだ続きます。
だから、今のままでいい。細々と、自分が好きなパンを、今のオーブンで焼けるだけ焼いて、喜んでいただける人にだけ、提供できればそれでいい。それで満足。
無理してやる年齢でもないし、シニアはシニアらしく楽しくやりましょう。
という結論に達していませんでしょうか?」
僕:「関係ないですが、僕は達しました。でもですね、もしそうだとしても、それで良いのではないですか? 別にムリしなくても良いと思います。」
八幡様:「はい、もちろん、それで大丈夫です。大きく変えることは、大きなリスクを伴います。やめておきましょう。」
僕:「あ、はい・・・。」
八幡様:「・・・。」
僕:「・・・えっと、ごめんなさい。やっぱりどうしてもやりたい! って思った場合はどうでしょう?」
まず決めること
八幡様:「そうですね。そう思うのであれば、こういうやり方もあるんだな〜くらいの気持ちで、続きをお読みください。」
僕:「お願いします。」
八幡様:「まず決めることは、誰に届けたいのか、です。」
僕:「えっと、いわゆるターゲットってやつでしょうか?」
八幡様:「はい。現代のパン作り事情は、小麦や乳製品などのアレルギー問題や、トランス脂肪酸問題、原料の高騰化などがあってかなり厳しいものです。
しかし、それでもパンを食べたい人で溢れているのです。なのに、作りたいと思う人が増えていかない。
美味しそうなパンを見ると、ついついたくさん買ってしまう人もいるくらい、パンは魅力的な香りと色と味を持っており、さまざまな食材に合うので何を言われようと買うお客様は存在します。むしろ、これだけ言われているのに買い続けるお客様は、心底パンを愛する方々です。」
僕:「わかります。だって美味しいんだもん!」
八幡様:「話を戻し、あなたがまず決めること。
『誰に届けたいか』
ですが、この点、アニキはどう思いますか?」
僕:「えっと、そりゃあ、たくさんの人に届けたいです!」
八幡様:「と考えていては、なかなか売れません。なぜなら、たくさんの人をターゲットにしている大手には勝てないからです。ではアニキ、再度聞きましょう。ターゲットは誰ですか?」
僕:「あ、わかった。僕(のような人)だ。はい。言います。
ターゲットは、パンが大好きで仕方なくて、毎日新鮮な焼きたてのパンを食べることを愛してやまない人で、さらに言えば、できれば、食べて健康的なパンであればもっといいし、もし、それが口に合えばお友達にお裾分けもできるものが欲しい人、だと思います。」
八幡様:「とっても良いですね。そんなパンが作れたら、最高です。では、次にあなたがすることはなんでしょうか?」
僕:「ターゲットが決まったら、次はいよいよ資金集めですね?」
ターゲットが決まったら
八幡様:「いいえ。まだお金のことではありません。『試作』です。
パンに使う素材を吟味します。世の中にはあらゆる素材が溢れています。グルテンフリーで作れるパンもありますし、澱粉で作るパンもあります。低カロリーで、健康に良くて、しかもおいしくて、香ばしい。どんなパンが愛されるのか探します。そして作りまくります。
そして、他にはない、誰も作ったことのないパンを成功させましょう。」
僕:「ワクワクします! でも、誰も作ったことのないパンって、難しくないですか?」
八幡様:「これは、組み合わせだけです。どこのどんな素材を使えばいいのかは、いろいろ試してみてください。
あなたの知識だけではなく、周りの人からもお知恵を借りてください。
あなたが『発明』したパンを食べたくなるように持っていくには、あなたの懸命な努力と、それにかけた時間と労力と、美味しそうな見た目が必要になってきます。」
僕:「3 か条ですね。
懸命な努力
それにかけた時間と労力
美味しそうな見た目
では、これで次はいよいよ資金集めに進みま〜〜〜?」
八幡様:「せん。次は、『焼き方の研究』です。
しかも、家庭用のオーブンでも焼けるレシピが必要です。あなたは、独り立ちしたいけど、大きなオーブンがないのですね? 場所もない。ということは、大量にパンを焼いて提供できないということになります。
そうであれば、パンの生地までを作り、それを冷凍し、ご家庭にその状態で送ることで、新しい商売を確立しても良いということですよね。すでに、それをやっている方もたくさんいらっしゃると思います。そこも研究してください。」
少量生産を逆手に
僕:「宅配(通販)のパンか。たしかに見たことあるかも?」
八幡様:「焼いたパンを送るより、安くたくさん提供できて、ご自宅で焼けるチャンスを提供できて、焼きたてのパンを提供できてしまう仕組みです。
パンをお裾分けしたい人。つまり、自分でパンを焼いて、香りの良い焼き立てを楽しみたい人は、あなたのパンの生地を喜んで購入することでしょう。
ただ、いろんなオーブンがありますし、電子レンジも周波数が地域によって違います。それぞれに試してみなくてはなりません。
それはお友達にご協力いただき、データを収集します。」
僕:「熱き友情ロール!」
八幡様:「あなたが作った特別なパン生地は、どのくらい寝かせて、どのような状態で、何度で、何分焼けば、最高に美味しくなるのか。研究してください。
焼いて送る仕組みにするのは、大きなオーブンが購入できてからでも良いと思います。
まずは、あなたの生地を冷凍販売からスタートしてみる。
それがきっかけで、新しい階段を登れるのではないでしょうか。」
僕:「冷凍販売、いいですね! 僕、絶対買います! 実現したら、このブログとか、メルマガとかでもご紹介します!」
八幡様:「良いですね。
そこまで進んだら、あなたが開発してきた記録がそのままストーリーになり、アイデアになります。さまざまな手法と、素材と、焼き方と、思いが交錯し、誰も真似できない物語が紡ぎ出されることでしょう。
そうなって初めて、クラウドファンディングのプラットフォームを選びましょう。
一般的には、人気のあるプラットフォームに登録し、広告やSNSを活用して、多くの人にプロジェクトを知ってもらうのが良いでしょう。」
デメリット
八幡様:「ちなみに、クラウドファンディングのデメリットもあります。それは、アイデアを第三者に公開することになってしまうこと。」
僕:「あ、そっか。じゃあ、やめます。」
八幡様:「やめなくて良いです。公開もまた良いでしょう。
あなたが本当にたくさんの人に笑顔になっていただきたいのであれば、誰かに真似されることも良しとするのです。
ただ、あなたが元祖で開発したことを証明するプレート(各お店に貼り付けることのできるもの)を発行するのです。作りたい、と言ってくださる皆様をリスト化し、オフィシャルに暖簾分けすればいいのです。その暖簾分けのお金は頂かず、プレート代だけいただきます。」
僕:「面白い! 面白いんですが、なんだかすごく壮大なビジネスプランになってきてません?」
八幡様:(無視して)「プレート代は、あなたの開発にかけた労力に見合った金額に設定してくださいね。
そうやって、たくさんの知り合いやお友達に手伝っていただいたら良いのです。」
僕:「熱き友情ロール!(2回め)」
八幡様:「ロールパンのように、仲の良いお友達を巻き込むこと、ですか。アニキのように、くじけない気持ちを持てば何事も可能です。
あなたの作ったパンとその仕組みは、やがて世界中のパン愛好家に伝わっていくことでしょう。それを夢見て、挑戦してみてはいかがでしょう。」
僕:「その挑戦、応援します。」
お金は笑顔の証拠
僕:「あと気になるのは、冷凍庫ですね。どれくらいのサイズの冷凍庫が必要なのかなあと。」
八幡様:「良い視点ですね。例えば、パン生地を売る商売で毎月15 万円の利益を出すには、パンをどのくらい作って、どのくらい冷凍し、毎日どのくらい発送しなけばならないか、配送料も合わせ、一度計算してみましょう。
そのコツは『笑顔で計算すること』です。
お金を稼ぐことは、悪いことではありません。お金は、人を笑顔にするために使えば、最強のツールです。稼いで、自分のやりたいことを実現できたら、それだけ周りに笑顔が増えた証拠です。」
僕:「まずはあなたの笑顔から作りましょう。」
八幡様:「最後に、あなたは自分のことをシニアと言いますが、これからはこう呼びましょう。
『ダイヤモンド・エイジ』
あなたはまだまだ輝き続けます。
燃えて動いて、最高の笑顔パンを作って、人類をさらに笑顔にしてください。
楽しみにしていますよ。」
おわりに
八幡様、ありがとうございました。
迷える大ブタちゃん♥️、回答はご参考になりましたでしょうか?
STEPの流れをまとめると、こんな感じでしょうか。
ターゲットを決める
試作
焼き方の研究
クラウドファンディング
SNSで告知する
実現したらまたフォーム等で教えてくださいね。
僕も応援させていただきますし、きっとこのマガジンの読者さんも応援してくれますよ!
ちなみに、この冷凍パン作戦が成功したらぜひ、僕はサブスクで定期的に買いたいです〜!
では次回、金曜日にお愛しましょう♡
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