止まらない円安
こんにちは。
株式会社Origin.の奥平です。
先週1ドル160円を超え円安が止まらない状況になっています。
前回のFBライブでお伝えしていますが、円安によって起こることを
まとめていきます。メリットとデメリット両方ありますので関心を
もってもらえたらと思います。
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① 物価高騰
これは言わずもがなですね。
食料品、日用品は輸入比率が高いため円安になると必然的に原価が上がります。
原価が上がると利益率が下がるため値上げせざるえないわけです。
しかし「お値段据え置きで頑張ります」という企業も出てきていますが
それは逆に「従業員の待遇はよくなりません」と言っているようなもので
あまり良くない方針だと理解してほしいです。
企業の利益が増える
↓
従業員の待遇が良くなる
↓
消費が活発になる
↓
企業の利益が増える
このサイクルを起こさないと経済はよくなりません。
よって値上げは致し方ないことで、むしろ国民は受け入れるべきなのです。
夏から秋にかけて更なる値上げラッシュが予想されるのでしっかり準備
しておきましょう。
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② 外国人が減る
日本に出稼ぎにきている外国人が減っていくことが予想されます。
円安で円の価値が下がるので自国の通貨に換金するとレートが悪くなるので
日本以外の国を選択する外国人が増えていきます。
今の日本は労働者不足と言われており、その一部を外国人で補っていてその
外国人が減ってしまうと更なる労働者不足になる可能性があります。
労働者不足になると今まで我々が受けていたサービスが受けられなくなり
ます。コンビニは24時間じゃなくなるかもしれないし、Amazonで注文し
た商品が翌日に届くなんてこともなくなるかもしれません。
便利すぎる日常が少し不便になっていくことは頭に入れておいた方が良いでしょう。
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③ 海外留学できない
円安ということは海外での生活が厳しくなるので、海外留学できる人が減っ
ていきます。海外で勉強しスキルアップする機会が減っていくのです。
「日本人の能力低下→国力低下」となる可能性があるわけです。
政府が「人材」に投資できるかどうかがポイントになってきそうです。
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④ 輸出関連企業の利益増
これも言わずもがなですが、輸出関連企業の売上はどんどん上がっていきます。
海外で日本の製品が安く買えるためたくさん売れるのです。
我々が着目すべきはその儲かったお金が日本国内に流れてくる仕組みになっているかです。
儲かった企業で働く従業員に還元されると国内の消費が増えその他の企業の
業績も良くなり、そこで働く従業員の給料も上がれば更に消費が活発化する
でしょう。
しかし儲かった企業が内部留保したり海外にお金を流していたりすると一向
に国内経済が良くならないので、この流れは注視しておきたいところです。
また海外目線にすると、国内商品より日本製品が売れる状況になります。
すると国内企業の業績が厳しくなり失業者が増える可能性があります。
なので国単位で円安と止めにくる可能性もあります。元アメリカ大統領の
トランプ氏は「この円安はアメリカにとって大惨事だ」と言っていますが
バイデン氏は静観の姿勢を取っています。
アメリカがこの円安をどう捉えているかによりますが円安が進むとアメリカ
を始めとする他国に悪影響もあるので、そこそこの円安で止まっていくとは
思います。
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⑤ まとめ
ざっといくつか挙げてみましたが、円安で起こることはまだまだあります。
自分たちの生活を守れるように何をすべきか整理して日々行動していきましょう。
今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。
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