格差はないほうがいいのか?
こんにちは!
株式会社Origin.の奥平です。
今回は「格差」について触れていきます。
「格差問題を解決するには?」というテーマでよく報道されていますが
皆さんはどう考えていますか?
・一部の人だけが裕福な暮らしをするのは不平等だ
・できる限り平等であるべきだから格差は小さい方がいい
このような意見が多いと報道されています。
そこで今回は格差はあった方がいいのかそうではないのかを考えていきたいと思います。
僕個人としては日本人が豊かに過ごせるために格差は広げるべきだと
考えているので、それは何故なのかもお伝えしていきます。
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①中国の例
まず中国を例にして話していきます。
中国は何故経済発展して栄えていったかというと
1980年代に鄧小平(トウショウヘイ)という人物が中国を発展させるために
先富論(せんぷろん)を唱えました。
先富論とは能力のある人や実力のある人を先に金持ちにさせる
そこから富を分配する考え方のことです。
すると中国経済は一気に伸びましたが格差が大きく広がり
貧困層は月に数万円で生活するようになりました。
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②アメリカの例
アメリカではIT分野が一気に広がり、そこから生み出された巨大な富が
GAFAM(Google、Amazon、Facebook、apple、Microsoft)を代表とする
一部の企業や経営者、投資家に回っていったので格差が広がりました。
このように産業が成長したり新しい産業が生まれたりすることで国は
発展していきますが、富は一部の企業や経営者、投資家などで分配される
ため格差が生まれていくのです。
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③ジニ係数
ジニ係数とは、所得や資産が国民にどれくらい平等に分けられているかを
可視化した指標です。
順位が高いほど格差が大きいです。
中国27位 アメリカ41位、そして日本は73位です。
日本国内で格差問題が論じられていますが、GDPトップ3の中で最も格差が
小さい国なんです。
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④格差が広がった方が良い理由
日本は格差が小さい国であることは分かったと思いますが、格差が小さい
ということは経済発展していないと言えます。
戦後の高度経済成長後、新しい産業や富を作ることはできなかったということです。
「日本ってこれからヤバイよね」と聞いたことあると思いますが
何がヤバイのかを説明します。
まずは少子高齢化。単純に労働力が低下しお金を生む力が国全体として
なくなっていきます。
次に新しい産業が生まれていないこと。この30年のIT産業発展に乗り遅れ
てしまったことと、電気自動車への移行により日本を支えてきた自動車産業
が一気に落ち込んでいきます。
これを解決するには「新しい産業」もしくは「伸びていく産業」を作って
いく必要があります。
新しい産業の1つは「宇宙産業」です。
宇宙市場は未だ開発の可能性があり、日本には高い生産技術と地理的に
有利なので今後に期待が持てます。
もう一つは「観光産業」です。
現在沖縄をハワイ化する計画が進んでおり、世界の観光の中心になることで
外国からの収入を得ることができます。
この宇宙産業と観光産業が伸びて日本の収益が上がっていったとしたら
まずはそこに関わった企業、経営者、投資家が儲かります。
一時的に格差は生じていきますが、そこに関連する雇用が生まれ全体的に
経済が良くなっていく構図です。
一時的な格差のスパンがどれくらいの期間になるかは分かりません。
数十年単位になる可能性もありますし、国が対策して格差が拡大しないよう
にするかもしれません。
ここで理解しておくべきなのは国が発展していく過程で格差は生まれるもの
でそれを許容しなければならないということです。
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⑤格差が拡大するパターンとそうでないパターンに備える
新しい産業が富を生む→国が成長する→格差が拡大する
産業が発展しない→国が成長しない→格差が拡大しない
どちらのパターンにも備えておく必要があります。
考え方としては以下になります。
・伸びる産業、分野に関わって専門性を磨く
・専門性が高く消滅する可能性が低い分野に身を置く
・その場で稼げる分野に集中して資産を増やす
・人間が行う必要があるスキルの習得
・定収入でも幸せに生きることができようなライフプランを設計
なんだかんだ日本は世界第三位の経済大国です。
国が成長しないとしても生活できないような貧困になる可能性は
低いでしょう。
国が成長できるかどうかは我々でコントロールできる範囲ではないので
どちらに転んでもある程度幸せに生きていけるプランを考えておけば
OKだと思います。
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⑥まとめ
・経済発展するということは新たな産業や成長産業が出てくる
・その際富が一部に集中して格差が生まれる
・日本の格差は小さい→経済発展していないということ
・今後経済発展したら格差が広がる可能性あり
・経済発展しなかったら格差そのまま平等に生活レベルが落ちていく
(一億総貧困社会)
・格差が広がっても広がらなくてもどちらでも幸せに生きれるような対策をしていく
以上です。
格差社会や日本の経済、産業について少しでもお役に立てたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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