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楽天モバイル業績急改善

こんにちは。

株式会社Origin.の奥平です。

先日楽天グループの第一四半期(1月から3月)の決算発表がありました。

約400億の赤字を計上しており、巷からは「楽天倒産するのか?」という

声が上がっているのです。

「楽天生活圏」という言葉がある通り多くのインフラに関わっている

楽天の業績がどうなっていくかは我々の生活に大きく影響していきます。

今回は楽天グループのざっくりとした収支構造と今後の見通しをお伝えして

いきます。

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① 楽天グループの収支構造


楽天グループの事業を大きく分けると

・インターネットサービス
楽天市場など
・フィンテック
楽天銀行や証券など
・モバイル
携帯など

のなるのですが

インターネットサービス→約130億黒字
フィンテック→約400億黒字
モバイル→約700億赤字

このようにモバイル事業が他の利益を食いつぶしているのです。

つまりモバイル事業が黒字に近づけるかが大きなポイントになってきます。

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② モバイル事業の赤字


2017年に携帯事業へ参入を発表し2019年に本格参入した楽天

モバイルですが、最初は売上がゼロなので投資コスト分が赤字となってきます。

2022年には1年間で約5000億の巨額な赤字を計上しています。

2024年の第一四半期の赤字が約700億なので、単純計算4倍すると

2800億になり最大赤字時から約半分の赤字となっています。

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③ 楽天モバイルは今後どうなる?


契約回線数が伸びているか?

が最も重要になりますが、5月時点で680万回線を達成しています。

大手キャリアの契約回線数は

ドコモ 約9000万
au 約6500万
ソフトバンク 約5500万

となっており、比較するとかなり少ないですが2023年9月時点で

約550万回線だったので、伸び率がとんでもないことになっています。

楽天モバイルの損益分岐が800万回線と言われているので、黒字に

手が届くところまできています。

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④ 楽天モバイルが黒字化すると?


モバイル参入時から批判されまくって株価も下がっていた楽天グループ

ですが、モバイル事業の黒字化が達成されたらすごいことです。

巨額の赤字を出しまくっても撤退しなかった三木谷さん恐るべし。。。

現在鬼キャンペーンで一気に契約者数を伸ばしていますので、第二四半期の

決算報告を楽しみにしようと思います。


今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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