ビットコイン急落!今後どうなる??
こんにちは。Origin.の奥平です。
今回は4月18日に大暴落したビットコインについて分析してみようと思います。
4月18日は1日で1ビット659万から最大577万まで暴落しました。
今回は
①暴落した理由
②今後のポジティブ要素
③今後のネガティブ要素
④仮想通貨投資で勝つ抜くポイント
以上4つについて解説していきます。
①暴落した理由
・コインベースがナスダックに上場
4月14日にコインベース(アメリカの仮想通貨取引所)がナスダックに上場しました。
「コインベースの上場で仮想通貨市場が盛り上がってくる」と多くの投資家が予測したわけですが、上場後それほど市場に影響が出てこないことに対して「ポジティブニュース出尽くし」で売られている可能性があります。
上場前は「上場したら市場が盛り上がってくるだろう」という
「理想買い」
が起こったんですが、上場後市場の動きがあまりないことから
「現実売り」
が起こったということです。
・トルコ中央銀行が仮想通貨決済を全面禁止に
トルコ中央銀行が4月末から仮想通貨決済を禁止にすると発表したことも
要因の1つとして挙げられています。
トルコはインフレ率が18%にも達しており、これはトルコリラの価値が18%下がったことを意味します。
そのためトルコでは仮想通貨での決済や取引が進んでいるのですが、これをトルコ中銀が禁止すると発表したのです。
このように、政府や中銀が規制を行い仮想通貨の使用を制限することで
ビットコインを始めとする仮想通貨の価値は下がってしまいます。
・今年の上昇が急激すぎる
急激に上がった後は急激に下がる傾向にあります。
2017年末に1ビット200万を超えましたが、翌1月には100万を切っています。急暴騰の後には急暴落という可能性は高いのです。
また投資素人が高値圏で買った場合は、少しの暴落でもパニックに陥ることが多いです。後述しますが、「もっと上がりそうだから買う」というのは非常に危険なので気を付けましょう。
・バイデン大統領が増税を提案
バイデン大統領がキャピタルゲイン(投資)の税率を現在の約20%から約40%に引き上げようとしています。
「増税されるなら先に利確しよう」と投資家が売却に走ったため、これも暴落の1つの要因と見られています。
ここ数年の金融緩和で(コロナが始まってから特に)投資家がガッポリ儲かって資産を増やしていったところに待ったをかけた形です。良く言えば貧富の差をなくそうと、悪く言えばお金を持っている人から取れるだけ取ろうということです。
今回の法案が通るかどうか28日までに何らかの見解が示されると思いますので、注目のニュースになると思います。
(今後の日本の動きにも注目です)
②今後のポジティブ要素
今回の暴落について考えられる要素をお伝えしてきましたが、気になるのは今後の動向だと思います。まずはポジティブ要素からまとめていきます。
・希少性が増す
ビットコインは10分ごとに発行されるのですが、その発行量は4年ごとに半分になっていきます。(これを半減期と言います)
2020年が半減期だったので、次の半減期は2024年です。
(現在は10分間に6.25ビット発行されている)
年数が経つにつれて希少性が増していくので、それに伴い価格が上がる可能性があります。
・ETF承認が進んでいる
今年に入っての暴騰の要因の1つであるETFの承認ですが、ビットコインやイーサリアムのETFの承認が増えてきています。
(ETFとは上場投資信託のことで、簡単に言うと国が許可した投資信託と認識してもらえばOKです)
国から正式に承認されることで信頼性が増し、価格が上がっていく要素になります。
・大企業が多く参入している
テスラをはじめとして大企業がビットコインをはじめとする仮想通貨を資産として保有しています。相場は下落傾向で一気に下がってくる流れなのですが、このまま暴落してしまうと仮想通貨を保有している大企業の資産が大きく目減りするので、その結果株価にも影響が出てきてしまいます。
よって、多く保有している大企業が買い支えする可能性があります。
このままの流れで1ビット200万くらいまでの暴落は考えされますが、大企業が買い支えしてそこまで暴落しないのではないかという見解です。
しかしこの見解は逆も然りで、大量に仮想通貨を保有している大企業が売りに入ってくると更に暴落してきます。
どちらに大きく転ぶか分からないので、動向をしっかり追いかけていきましょう。
③今後のネガティブ要素
・価格が乱高下するのは通貨として機能するのか
毎日大きく価格が変動すると、通貨として機能しにくいです。
1万円持っていても明日には5000円分しか使えないと困りますよね?
価格が安定しないと「投機」というステージから上がっていかないということです。
・発行数が管理できない
法定通貨は経済状況に応じて多く紙幣を刷ったりして対応しているのですが、ビットコインに関しては発行量が決められておりコントロールできません。コントロールできないものが法定通貨となっていけるのか、少しイメージしにくいところです。
・国ごとの規制や対策
国力を失わないように各国が対策してきます。
中国→独自のデジタル通貨の実証実験開始(デジタル人民元)
インド→仮想通貨の保有は刑事罰
アメリカ→税率アップ検討、販売企業に対して厳格な情報開示義務
トルコ→仮想通貨での決済禁止
など、いつ各国が規制や法律を変えてくるか分かりません。
特に中国やインドで大きな規制が入ると、2国合わせて地球人口の約30%に影響するわけなので、仮想通貨の存続にも影響してきます。
④仮想通貨投資で勝ち抜くポイント
仮想通貨市場の現状と今後の予測を見てきましたが、実際に仮想通貨投資を行う上でのポイントを紹介していきます。
・余剰資金で投資すること(超重要)
これを守れていない人は人生が破産する可能性があります。
仮想通貨投資には、大きく暴落もしくは価値がほぼゼロになるリスクがあるので、あくまでなくなっても生活に支障がないお金で行ってください。
・とにかくガチホ(ガチでホールド)
仮想通貨は乱高下が大きい市場ですので、それに一喜一憂していたら身が持ちません。長期的な成長を信じて辛抱強くガチホします。
プロの投資家でも未来は分からないので、とにかく可能性を信じて、保有しているのも忘れるくらいの気持ちでガチホです。
もはや上がったらラッキーくらいな感覚でいきましょう。
・トレード(FX)を行う
トレードはチャートを見て行うのですが、仮想通貨は瞬間的な乱高下が大きいので一瞬も目が離せません。
なので、デイトレードでも2,3時間で取引が完了する「5分足トレード」などがおススメです。
一晩寝て起きたら大暴落なんてこともあるので、スパンを短くしてチャートをリアルタイムで確認しながら取引していきましょう。
ただトレードの正解は9割は負ると言われているので、しっかり学ぶことが必要です。
⑤最後に
今回はビットコインの急な暴落についてお伝えしました。
様々な要素があり未来は分かりませんが、暴落してきたことによって
「買い場」が来ているのも事実です。
気づいたら暴騰していて参入できなかった人にもチャンスですので、
リスクを十分承知した上で参加できる人はポートフォリオの一部に取り入れていきましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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