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日本の借金1000兆円ガン無視OK理論


こんにちは!
株式会社Origin.の奥平です。


「日本の借金は1000兆円以上あります!」

「国民1 人あたり1000万くらいあります!」

と大体の人が聞いたことあると思います。

これを聞いてどう考えますか??

・日本破綻するんじゃね?

・将来の子供たちに借金を背負わせるな!

みたいな声がたくさんあがっています。

そこで今回は日本の借金を細かく見ていきたいと思います。

できるだけ分かりやすくお伝えしてくのでよろしくお願いします。


①日本は何故借金をするのか?


まずは「何故借金をするのか?」から考えていきましょう。

結論は「予算が今の財源では足りないから」です。

政府は国民が安心して暮らしていけるようにお金を使っていきますので、予算が足りなくなると我々の生活に影響が出てきます。

例えば救急車が来ないとか、小学校にお金がかかるようになるとか。

そこで予算が足りない分は借金をして補っているのです。

(本当に必要なことに使われているのか?というのはここでは置いておきます。。。)

我々国民の暮らしを守るために借金をしていると聞くと悪い感じはしませんよね。

しかし借金は「返さないといけない」のです。

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②借金アピールは増税をスムーズに行うため

このようにメディアから国の借金について大きく報道されています。

国は借金をして国民の暮らしを守っている。しかしこのまま借金をし続けるのも良くないので、税金を上げていきたいとアピールしています。

最もらしく伝えることでできるだけスムーズに増税していく狙いがあります。


逆に「消費税をなくす」と声を上げている政党もあります。
聞こえは良いですが、その分どうやって予算を確保するのかを考えて聞いてみると見方が変わってくると思います。

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③資産と負債


借金がある=悪いこと

このイメージが強いと思いますが、本当にそうでしょうか?

重要なのは「資産と負債両方を見て純資産を明確にすること」

つまりBS(貸借対照表)を見る必要があります。

日本は対外資産保有金額が世界一で

500兆円ほどの資産を保有しています。

これをBSに当て込んでみると

資産500兆円 負債1000兆円 純資産-500兆円

となり、借金ばかりクローズアップされているのがおかしいと分かります。

本来は

「借金は1000兆円あるが資産が500兆円あるので実質は500兆円の借金である」

と報道されないといけないのです。

これは先に述べたように、国民の不安を煽り増税をスムーズに行いたいのが目的だと思われます。

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④どこから借りているのか?


政府は予算で足りない分を「国債」を発行して補っていきます。

国債とは借金証明券のようなもので、100万円借りたら101万で返しますよという証明書です。

国債は主に銀行が購入するのですが、しばらくすると銀行から日銀が買取を行います。

すると政府は最終的に

日銀に借金している

ことになります。

現在1000兆円の国債(借金)のうち500兆円ほどは日銀が買い取っています。

つまり国の借金の半分は日銀から借りているということです。

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⑤借金はガン無視で良くないか?


国の借金の半分くらいは日銀から借りている事実から

それ返さなくてよくね??

という考え方があります。


日銀は「通貨発行権」を持っていて、わざわざ貸しているお金を返してもらう必要がないのです。

お金を自由に刷れるからです。


これを踏まえてお金の流れを整理すると
(数字は分かりやすく1兆円で例えています)

政府は国民から税収1兆円あります。

国債を発行し日銀から1兆円借りる

合計2兆円の予算がある

2兆円は国民の生活のために使われる

これ結果だけ見ると日銀が新しく1兆円を生み出して国民に配っているの分かりますか?

これを「量的緩和」と言います。


つまり政府はやろうと思えば日銀にお金を刷ってもらっていくらでも予算を上げることができるわけです。

これを「現代貨幣理論(MMT)」と言います。

従来は

・税金が収入
・税収の範囲で運営する
・借金は悪いこと

だったのですが、これがMMTによって覆されようとしています。

この考え方には反対派もいて、国家破綻するのではないかという意見もあります。

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⑥まとめ

今回は日本の借金を詳しくみていきました。

・政府は借金をして予算を上げ国民の暮らしを守るために使う

・借金もあるが資産も多いので、純資産で見ていく必要がある

・借金は実質日銀からが大半を占めるので、返さなくて良い

これらの知識を土台として、次回は

日本は財政破綻するのか?

についてお伝えします。

実際に財政破綻した他国を例にしながら日本の今後を考えていきたいと思います!


今回は以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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