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ユダヤ人は何故優秀なのか?
こんにちは!
株式会社Origin.の奥平です。
今回は「ユダヤ人」について深堀りしていきます。
最近オリンピック関係者の問題がニュースになっていますね。
今回はこちらから
ユダヤ人というワードが出てきましたが、ユダヤ人のことを理解できている人は少ないと思います。
今回はユダヤ人について記事を書いていきます。
①現代のユダヤ人
・ノーベル賞
ユダヤ人には優秀な人が多く、ノーベル賞受賞者の20%はユダヤ人です。
ノーベル賞とは
物理学、化学、生理学・医学、文学、平和および経済学で顕著な功績を残した人物に贈られるもの。
ダイナマイトを発明したアルフレッド・ノーベル氏の遺言を元に作られた賞。
現在は1000の組織や個人が受賞しています。
・有名人
ザッカーバーグ、ラリーペイジ、スティーブンスピルバーグ、ハーワードシュルツ、アインシュタインなど
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②ユダヤ人とは
ユダヤ人は特定の国の人々ではなく、「ユダヤ教を信じる人」のことを言います。
ユダヤ教の教えとして分かりやすい部分では
「世界は神によって作られた」という世界観です。
現在ユダヤ人は1400万人いて、アメリカとイスラエルにそれぞれ約600万人ほど暮らしていると言われています。
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③ユダヤ人の歴史
・ユダヤ人の歴史で重要なのは、「聖地エルサレム」です。
約3000年前、この地に「イスラエル帝国」を築き、平和に暮らしていたのですが、
周辺国から侵略を受けイスラエル帝国は崩壊してしまいます。
国がなくなり他国へ捕虜として生活することになるのですが、
その生活の中でも神への信仰を続けたのです。
これが現在でも国をもたずして信仰を続けていける大きな要因となっています。
後にローマ帝国の支配下ながらエルサレムへと戻ることを許され、ここから数百年ほどユダヤ人は自分たちで国を治めることができました。
・紀元前数年頃、ユダヤのある男がユダヤ教の在り方について批判をしていました。その男は民衆の支持を集めながら批判を大きくしていったのですが、ユダヤ人はこれを恐れローマ帝国にこの男を処刑させます。
この男こそが「イエス・キリスト」だったのです。
イエス・キリストの教えは処刑された後も語り継がれユダヤ教から分かれていく形で「キリスト教」が生まれていきます。
*ユダヤ教の教えは「律法」という宗教上の決まりを守ることが重視されていますが、ユダヤ人だけが選ばれた人種であるという教えが強く、これに異議を唱えたのがイエス・キリストだったのです。
・その後ローマ帝国の支配が厳しくなっていき、ユダヤ人は反乱を起こしましたがローマ軍により鎮圧され、エルサレムはローマ帝国が収めることになります。
ユダヤ人はヨーロッパの国々に散らばって暮らすようになり、「国を持たない民」として現代まで過ごしていきます。
・またしても国を失い散らばったユダヤ人ですが、ユダヤへの信仰が強く地域に溶けこむことなく、ユダヤの教えを子孫たちに伝えていきます。
ユダヤ教では、神からの教えを正しく理解し伝えることが大事だとされていましたが、これを守っていくために勉強をし続ける必要がありました。
これがユダヤ人が他の集団に取り込まれなかった理由とされています。
・4世紀頃、ローマ帝国がキリスト教を公認し他の宗教を否定し始めました。
つまり、キリスト教の立場が有利で、ユダヤ教が不利になっていきました。
社会から除外されてしまったユダヤ人は、「商人」や「金貸し」などの職業を生業にしていくことになりました。
キリスト教では、「利子を取ってはいけない」「儲けてはいけない」という教えが大事とされていたため、ユダヤ教は異端とされながらも社会に必要なピースとして立場を確立していきました。
・自分たちに立場を確立していったユダヤ教ですが、西暦1000年以降、キリスト教の対応が「除外」から「迫害」へと変わっていったのです。
キリスト教が支配していたエルサレムがイスラム教に支配され、キリスト教はこれを奪還すべくヨーロッパの各国からキリスト信者が騎士としてエルサレムへと遠征していきます。(これを十字軍と言います)
このタイミングで、イエスを殺したとされるユダヤ教への憎しみも高まっていきます。ユダヤ人はこの時「高利貸し」として認識されており、すでに多くの恨みがありました。
その結果、ヨーロッパ各地で暮らしていたユダヤ人は虐殺されていきます。
・十字軍以降、ユダヤ人は徹底的な迫害を受けていきます。
一時的に差別が緩和されたこともありましたが、ユダヤ人にとっては生きにくい時代が進んでいきます。
そして第二次世界大戦の時代、ユダヤ人への過酷な迫害「ホロコースト」がヒトラーによって起こされました。
ヒトラーは「ドイツが苦しいのはユダヤ人のせいだ」とユダヤ人を600万人ほど迫害していきます。
(8/27に「ホロコーストの罪人」という映画が上映されます・・・)
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④ユダヤの教え「タルムード」
ユダヤの成功者が多い理由として、自分の国を持たず教えを後世に繋いでいくために学びを欠かさなかったことが挙げられますが、その教えの1つに
「タルムード」という教典があります。
「商人」や「金貸し」として生き抜くためのマニュアルのようなものを作っていたのでしょう。
ここでは1つだけタルムードの中から取り上げてみます。
「難破船と3人の乗客」
ある時、帆船が嵐に遭って難破しました。
流れ着いた無人島は、たくさんのフルーツが実る島でした。
帆船は、その島で修理をしてから出航することになりました。
乗客は3人いました(乗客A、乗客B、乗客C)。
乗客Aは、いつ修理が終わって船が出てしまうか分からないので「取り残されたら大変だ!」と考えて、船から降りませんでした。
嵐で遭難し、何日も空腹続きでしたが、船が出航してしまう心配の方が強く、空腹は我慢することにしたのです。
乗客Bは島に降りたものの、船が見える範囲内でフルーツを食べて、船の修理が終わる様子を見るや大急ぎで船に戻りました。
満腹になるまで食べることはできませんでしたが、何とか空腹を満たしフルーツで水分補給もできました。
乗客Cは「嵐でこれだけやられたんだ、そう簡単には修理できないだろ」と考えて、島の奥地まで入って大量のフルーツを入手しました。
既に船は見えないところまで来ていましたが、「まだ大丈夫」とフルーツをたらふく食べることに専念しました。
ようやくお腹が満たされ船のあるところまで戻ったら、すでに船は出航した後で、完全に取り残されてしまいました。
まったく船を降りなかった乗客Aは、栄養失調・脱水症状で、その後の航海に耐えきれず死んでしまいました。
島に取り残された乗客Cも、無人島から脱出することができず、そのまま無人島で一生を終えました。
ここでは乗客Bが正解となりますが、この話は何を伝えたいのでしょうか??
答えは「適正なリスクの取り方」です。
乗客Aは「食べない」、乗客Cは「満腹まで食べる」選択をしたのですが、それで失うものが「起きたら死ぬレベル」のリスクです。
自分が負えるリスクで行動していくことの大事さを伝えている教えですが、
実はこの教えは答えはないんです。
その先を自分で考えるように作られています。
ユダヤ人から優秀な人がたくさん出るのは、約3000年に渡って作られてきた先祖たちの知恵が引き継がれているからこそですね。
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⑤結論
ユダヤ人が優秀であるということから1つ学ぶとするならば
自分が馬鹿だと子も馬鹿になる
ということです。
なので勉強するということは自分のためでもあり、子孫のためでもあるわけです。
ユダヤの歴史を学んでいくと先人達が残してくれたものが現代まで引き継がれています。
これを自分の日々の生活に置き換えて行動を変えていけたらと思います。
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