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通常国会閉会
こんにちは!
Origin.の奥平です。
今回は6月16日に閉会した国会を取り上げていきます。
少し難しい政治の話ですができるだけ分かりやすくお伝えしていきますのでよろしくお願いします。
今回はこちらの記事から派生させて考えていきます。
①国会とはなにか?
国会とは
「国民の代表が法律や予算(税金の使い道)など重要なことを決める機関」です。
国会には
「通常国会」「臨時国会」「特別国会」と3種類あります。
・通常国会
毎年1月に召集され、会期は150日。
今回はこの通常国会が150日経過したので閉会しました。
・臨時国会
内閣が必要とした場合、もしくは議員の4分の1以上の要求があった場合に開かれる
・特別国会
衆議院の解散後の総選挙の日から30日以内に召集される。
まず総理大臣の指名が行われる。
②二院制
国会は話し合いを慎重に行っていくために
衆議院と参議院という二院制を取っています。
それぞれの違いを見ていきましょう。
ポイントとしては
・衆議院には解散がある
任期は4年なのですが、「解散」という制度があります。
つまり任期を待たずして議員が入れ替わるということです。
解散には二通りあります。
(69条解散)
内閣不信任案が可決された場合
ここで内閣不信任案について触れておきます。
内閣不信任案とは、議員の50名以上の賛同を得られた時に内閣不信任案を出すことができます。
これが可決されると、内閣の総辞職するか、衆議院を解散する必要があります。
しかし、衆議院の議席は与党が多く占めているので可決される可能性はほぼありません。
では何故内閣不信任案と出すのか、、、
ここは専門家の意見が分かれるところです。
本来であれば解散するために出すものと捉えられますが、可決される可能性がほとんどないので違う捉え方ができます。
・野党が与党を信任していませんというメッセージ
・野党の中での結束になる
これらが理由だと考えられます。
(7条解散)
7条解散とは、内閣が独自の判断で衆議院を解散することです。
過去の解散のほとんどは7条解散です。
分かりやすく言うと
4年間の任期がありますが、その間で与党が勝てる可能性が高いタイミングで解散していきます。
現状では菅内閣は支持率が30%くらいまで下がっているため選挙で勝てる可能性が低いのでこのタイミングでは解散を選択せず、オリンピックを成功させ国民の支持が高まった状態で解散し選挙を行いたいということです。
・衆議院の優越
衆議院で話し合ったことを再度参議院で話し合い法律を決めたり予算を決めたりするわけですが、衆議院では可決されたものは参議院で否決される事も稀にあります。
その場合は「衆議院優先」になります。
これを「衆議院の優越」と言います。
③与党の動き
これから解散を行い選挙で衆議院議員465名を決める選挙に入っていくわけですが、各党がこの議席数をどれだけ取るかが焦点になっています。
現在は465議席のうち277議席が与党(自民党)です。
議席の過半数を取った政党が次の与党となります。
(一党で過半数に満たない場合は連立でOK)
与党である自民党としては、次の期間も与党であるために過半数の議席を獲得するために解散のタイミングを見計らっているわけです。
自民党以外が過半数を獲得すると「政権交代」となります。
解散後の議席を争う選挙を「解散総選挙」と言います。
この選挙は我々国民に選挙権があります。
選挙が近くなった時に選挙については詳しくお伝えしていきますね。
④政治を考える
国会の仕組みを理解して上で、政治に対して我々国民がどう関わっていくかが重要になってきます。
「政治に興味がない」国民が多くなっていますが、これには賛否あります。
この麻生さんの発言には納得性ありますね。
しかし、安心、安全に暮らせているからと言って政治に関心がなくて良いのか?ということを考えないといけません。
いくつか要点をまとめていきます。
・コロナ騒動で政治に関心を持つ人が増えた
自分の暮らしが大変になったから政治に興味・関心を持つ人が増えています。
この人たちのことコロナ前にに知らなかった人多いですよね?ww
きっかけとしては良いと思います。政治が自分の生活に直結するという認識を持てれば政治に興味関心は出てきます。
現在お酒の提供や自粛などの要請で文句言っている人は多くいますが、前回の都知事選でユリコ氏を選んだのは都民です。
ユリコ氏批判は多くありますが、「だからユリコ氏ではなく〇〇に当選してほしかったんだ」という批判は聞きませんよね。
それだけ「他人任せ」であるということです。
これを機会に政治に興味・関心を持つ人が増えてほしいですね。
・菅内閣支持率低下
コロナ騒動でダメージを受けている人が増えたことで支持率が低下しています。これは何を指すのかというと「政権交代」の可能性があるということです。現在の政治に興味・関心を持った人が増えたのは「不満」や「不安」があるからで、現在の与党に対しての「不満」「不安」であるということです。野党はそこをついて国民の共感を得ようとしているわけです。
・政権交代には、以前の民主党政治の失敗が足枷になる
2009年の解散総選挙により、自民党に代わり民主党が過半数の議席を獲得し「与党」となりました。
当時国民の民主党への期待は大きく、民主党も子供手当や高校無償化などを実行し国民に対する手当を厚くする、税金の無駄使いを見直すなどの公約をあげていたのですが、これがことごとく上手くいかずに、また外交などの失敗でアメリカとの関係が悪くなるなど、期待外れも多い状況となった。
また「東日本大震災」が2011年に発生し、その対応にも批判が集まりました。
結果3年ほどで政権を奪われることになりますが、この民主党政権の失敗によって政治に対する期待感が薄れてきたのも事実です。
・選挙投票率
若者の投票率が低いというのは報道で言われているので知ってると思います。
前回の衆議院選挙までの推移ですが、全体的に投票率が下がっていることと、若い年代ほど投票率が低いことが分かります。
この投票率を見た時に、選挙で当選するためにはどのような公約(マニュフェスト)を出せば良いか、どのような政策を打てば支持を得られるか分かりますよね??
そう、年齢層が高い人に有利な政策をどんどん打っていけば支持が集められるのです。
若い人が選挙にいかないと
年配の方や権力者が有利になる政治になるのです。
さきほどご覧いただいた麻生さんの動画は、若者へ政治へ関心を持たせないものだとしたら、、、
そもそも、政治は年配の方ばかりが携わってますよね。
国として政治に関心を持たせようとしていないのであれば、、、
そうならないためにも、政治に関心をもっていくべきなのです。
この衆議院解散、コロナ騒動のタイミングで政治を勉強するには良い機会なので、この機会を活かしていきましょう。
今回のブログは以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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