ベーシックインカムって何？

こんにちは！
株式会社Origin.の奥平です。

「ベーシックインカム」って聞いたことありますか？

聞いたことある方が多いと思いますが、どういう制度なのかを理解している人は少ないと思います。

もう間もなく衆議院選挙が始まり、各党のマニュフェスト（公約）の中にベーシックインカム制度が盛り込まれてくる可能性もあります。

選挙の前にベーシックインカムを理解できるようにこのブログを作りましたので、最後まで読んでいただけると嬉しいです！

①ベーシックインカムとは？

ベーシックインカムとは、「最低所得補償」と呼ばれ、人間らしく生活するために、最低限のお金を「無条件」で「国民全員」に配ることです。

金額として月に６万円から８万円くらいで議論されています。

これを聞いて、「毎月お金をもらえるなんてラッキー」と思った人多いと思いますが、もちろんメリットもあればデメリットもあります。

国の政策がベーシックインカムに本気で振れた時に、我々国民の生活が一変する可能性もあるので、選挙前にしっかり理解しておきましょう。

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②ベーシックインカムは世界中で議論されている

日本での議論は遅れており、ドイツ、フィンランドでは限定的に実施したり、スイスでは国民投票を行ったり日本より議論は進んでいます。

では何故ベーシックインカムが世界で注目されているか？

それは「貧困を解決する手段」として最良かもしれないからです。

「え？それって生活保護と同じじゃない？」

そう考えた人は賢いですね。

生活保護との決定的な違いは「無条件で」「全員に」という点です。

生活保護は必要な人への支給率が２０％と言われています。

つまり本当に必要な人に行きわたっていないという問題点があります。

昨年の一律給付金を思い出してみてください。

自粛の影響で生活が厳しくなった人への支援でしたが、全員に１０万円配られましたよね？

それは、本当に必要な人を割り出すことが難しかったからです。

生活保護も同じで、必要な人を正確に割り出すのが難しいのでしっかり支給できておらず、逆に不正受給する人もいるのです。

上記の理由から、生活保護ではなくベーシックインカムを導入した方が良いと議論されているのです。

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③ベーシックインカムのメリット

ベーシックインカムにはメリットがいくつかあるので、それを見ていきましょう。

・仕事が選びやすい
ベーシックインカムにより最低限の収入があることで、仕事や会社を選ぶことができます。
嫌な会社（ブラック企業など）に依存する必要はなくなりますし、自分が好きなことを思い切ってやりやすいです。（音楽や芸術なども）
自分が好きなことを集中して行うことで、才能を開花させる人も多くなり、よりレベルの高い人材が育ちやすくなります。

・介護や子育てが楽になる
ベーシックインカムにより最低限の収入が補償されることで、介護や子育てと仕事の両立を無理に行わなくてよくなります。
子供を産みやすくなるでしょう。

・離婚しやすくなる
特に主婦の方にとってのメリットですが、金銭的に旦那に依存しなくてよくなり選択肢が広がります。
例えばDV を受けていたり、どうしても旦那と一緒にいることが苦痛になったりしても今まではただ耐えるしかない家庭もたくさんあります。
その際ベーシックインカムにて最低限の収入が補償されていれば離婚に踏み切るのにリスクが低くなります。

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④ベーシックインカムのデメリット

メリットを見るとベーシックインカムはとても良い制度だと思いますが、メリットがあればデメリットも存在します。
そのデメリットも見ていきましょう。

・財源をどうするか？
毎月７万円を1億２千万人に配ると毎月約100兆必要になります。
その財源をどこから持ってくるかが問題になります。
現在社会保障に使われているのは120兆円なので、それを回せば何とかなりそうですが、年金などは今まで払った額によって支給額が変わるので、不公平さが生じてきます。
また税金を上げることも考えられるので、この財源の問題が解決しないことにはベーシックインカムの導入は難しいです。

・労働意欲が低下する
ベーシックインカムが導入されることで労働意欲が低下する人がある一定数いると思います。
しかしこれは僕個人的には良いことだと思っていて、ベーシックインカムを活用して自分を高める人と、ベーシックインカムに甘えて自分を鍛えない人に分かれて貧富の差が大きくなることは良いことだと考えます。
むしろチャンスがなかった人に努力できるチャンスを与えることができるので、ベーシックインカムに甘えてしまう人にとってはデメリットですが、上手く活用する人にとってはメリットになりますね。

・導入されたら制度を辞めるのは難しい
ベーシックインカムが導入されてしまったら、その後制度を取りやめることが難しくなります。
ベーシックインカムを頼りに生きている人は多いでしょうし、一定の暴動は起きてしまいます。なので導入へは慎重にならざるを得ないです。

・他の社会制度の崩壊
さきほどの財源の話ですが、これを現在の社会制度から補填していった場合、健康保険などが使えず実費になったり、年金がもらえなくなったりする可能性はあります。
つまり、ベーシックインカムで人生なんとかしなかればならないのです。
社会保険でいうと高額療養費制度など使えないと困る制度もあるので、社会保障費がベーシックインカムに回ることで生活できなくなる人も出てきます。

このように、メリットの裏にはデメリットも存在します。
導入されるのはまだ先だと思いますが、今のうちに制度を理解し法案がどうなるか国会の動向を追っていきましょう。

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⑤まとめ

・ベーシックインカムとは、毎月国民全員が無条件でお金が支給されること

・ベーシックインカム導入は世界中で議論されている。

・ベーシックインカムにはメリット、デメリットがあり、それが我々国民の生活を一変する可能性がある。

・選挙の公約等にベーシックインカムが出てくるかもしれないので、今のうちにベーシックインカムのことを理解し選挙公約を聞く際の参考にする。

本日のブログは以上です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。