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日本はいずれ存在しなくなる

こんにちは!株式会社Origin.の奥平です。

先日イーロンマスク氏が
「日本は将来消滅するだろう」とツイートして話題になっています。

数年前には世界三大投資家であるジムロジャース氏も
「私が日本人ならこの国を去ることを選ぶだろう」と言ってますが、その時はほとんどの日本人が楽観的でした。

そして今回のイーロンマスク氏の発言に対する日本人の反応はどうでしょうか?

きっと今このブログを読んでくれている皆さんのほとんどは楽観的に捉えているでしょう。

そこで今回は日本の現状を踏まえ皆さんに危機感を持ってもらえることを目的にブログを書きたいと思います。

大きな不便のない快適な生活を守りたい人は是非読んでほしいと思います。

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①戦後から日本の発展


日本はヤバイって言われていますが、現時点でGDP世界第三位です。
(GDPは国民の総所得のイメージです)
つまり世界で3番目に世界で豊かな国なのです。

1位はアメリカ、2位は中国ですが、アメリカ中国ともに貧富の差が大きく日本は最下層の人たちでも「衣食住」が最低限保証されています。
(だから日本は治安が良いのです)

そんな日本が何故「消滅する」と言われているのか?

それを理解するには戦後からの日本を知る必要があります。

物凄く簡単に説明しますね。

1945年に第二次世界大戦が終戦し、敗戦国である日本はアメリカに占領されアメリカの指示のもと復興させていきます。

終戦後マッカーサーが来日し「GHQ]という組織の元日本が管理されていくのです。日本の軍事力を低下させ、アメリカの都合の良い仕組みにしていきます。(敗戦国なので当然ですが)

アメリカは日本を占領し都合の良い国にしていきたかったのですが、世界の構図が変わっていったことにより方向を転換していきます。

それは「対ソ連」対策です。ソ連はアメリカと同じく第二次世界大戦での勝戦国ですが、自由主義派のアメリカと共産主義派のソ連で対立が起きてしまいます。(これが現在の西側諸国対ロシアです)

そこでアメリカは日本を奴隷にするよりも経済的に発展させていった方が
ソ連対策になると考えます。

アメリカの協力と日本人の努力によって戦後復興を見事に果たします。

これが「高度経済成長」です。

特に「物を作る技術」で世界1位となり、トヨタや松下電器(パナソニック)などが世界有数の企業となりました。

自国で資源を持たない日本が、「物を作る技術」でGDP世界2位まで上り詰めることになります。

戦後から1980年代は「モノづくり」=世界で最も需要があることだったのです。その分野で優秀な技術を習得した日本は世界でもトップクラスに豊かになっていきました。

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②日本の衰退


今から30年ほど前から日本は衰退していきます。

インターネットが発展することにより

「モノづくり」から「プラットフォーム」へ需要が変化したからです。

GAFAM(Google、Amazon、Facebook、apple、Microsoft)をはじめとした
「プラットフォーム事業」が重要視されてきたのです。

分かりやすい例で言うと、日本の代表的企業である「ソニー」は、appleよりも遥か前に「iPod」的な商品を開発していましたが、プラットフォームを作れませんでした。一方appleは「iTunes」というプラットフォームを作り規模を拡大していきます。
つまり、製品で勝ってプラットフォームで負けていたのです。

トヨタも良い例で、車作りの技術として世界トップになりましたが、電気自動車の普及により大きく業績を落とすでしょう。代わりにテスラが電気自動車のシェアを取っていくと思われますが、テスラは電気自動車の開発にとどまらず、充電ステーションの仕組みを特許化するなど電気自動車界のプラットフォーム作りを行っているわけです。

こうして日本企業は世界レベルでどんどん衰退していっているわけです

まとめると、戦後30年で大きく発展したが、その後30年で大きく衰退したと言えるでしょう。

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③日本のこれから


戦後日本が復興を果たしながらもその後世界レベルで衰退しているのは理解できたと思います。

今の我々の暮らしは「戦後復興」のおこぼれをいただいている状態です。
戦後日本の技術が世界有数となり経済的に豊かになっていったのです。

今日本で過ごす我々が何の不自由もなく暮らしているのは「戦後復興」で経済力が伸びたためであり、それに甘えてあぐらをかいている状態が今、平和ボケしている国民です。

大した努力もせず普通に生きていけると思っていることがお花畑なのです。

国民レベルが下がっていることに絶望を感じ、力のある日本人は海外へ移住して自分の身を守ろうとしています。

我々の世代は戦後復興のおこぼれで比較的平和に生きていけるかもしれませんが、子供や孫の世代になると日本はかなり貧しい国になる可能性が高いです。
今回のイーロンマスク氏はそういっているのです。

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④我々がすべきこと

そんな絶望的な中、我々がすべきことはなんでしょうか?

僕なりの結論は「GDPを作っていくこと」です。

全体的な所得を上げていくことです。

ざっとですがいくつか例を挙げてみます。

・国民全体のタンス預金100兆円を市場に出させる
 (裕福な人にお金を使わせる)
・今の円安のタイミングでインバウンドを強化する
 (岸田総理が海外からの入国の制限緩和を検討していましたね。ナイスだと思います。)
・円安を周知し海外にお金を使わせない
 (海外旅行より国内旅行を)
 (観光業に関してはGotoトラベルの影響で消費者が安く旅行に行ける感覚になっているので政府の失敗もあります)
・輸出企業を後押し。株式投資への関心を高めて輸出企業へ資金を集めて輸出を強化。
・自助、公助のバランス。本当の弱者のみに公助を。
・世界レベルで戦える企業への支援。(政府が変な規制で邪魔しないように)

などが挙げられますが、これらが自分の力ではどうしようもないことばかりです。
なので、「選挙」で政治家を選ぶ必要があります。7月頭に行われる参議院選挙は良い機会なので、できる限り参加してほしいと思います。
誰がやっても一緒という意見は分かりますが、国民がこういった問題を理解していない方が問題なのです。

日本が豊かであり続けるために、イーロンマスク氏の予言通りにならないように国民1人1人が成長していくべきタイミングにあると思います。

皆さんの成長が国を守ることになっていくので、一緒に頑張っていけたらと思います。


今回は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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