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日本は財政破綻するのか?
こんにちは!
株式会社Origin.の奥平です。
「日本は借金大国だから財政破綻するんじゃないか?」
という意見に対して考えていこうと思います。
日本の借金については下記記事をご覧ください。
①財政破綻とは?
財政破綻の定義を明確にしておきます。
財政破綻とは「借金を返せない状態」になることです。
個人でいう「自己破産」しなければならない状態です。
これを「債務不履行」(デフォルト)と言います。
日本の借金の内訳は、日銀を含む国内から95%です。
日銀からの借金は実質返さなくて良いので、デフォルトにはなりにくいと考えます。
実際にデフォルトになった国をいくつか比較してみましょう。
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②財政破綻した国
・アルゼンチン
借金を返さない国として君臨してますねw
2020年5月に9回目のデフォルトになっています。
国の運営は税金で賄えない場合は国債を発行し予算を増やしていくのですが、アルゼンチンは外貨建て国債を発行していました。
日本の場合は円建てで国内に国債を発行
アルゼンチンの場合は外貨建てで他国に国債を発行
しているわけです。
借金を返すために国債を発行し返済に充てているんのですが、(自転車操業)アルゼンチンペソの価値が下がっていったことから、他国が国債を購入してくれなくなり、それまでの借金を払えなくなったのです。
(2013年は1ドル5ペソ、2020年には1ドル68ペソ)
・レバノン
2020年3月にデフォルトしています。
レバノンも外貨建てで国債を発行していましたが、その返済ができなくなりました。
レバノンの場合はGDPの170%もの国債を発行していました。
年収500万の人が850万もの借金をしていたとイメージしてもらえると分かりやすいと思います。
ちなみに日本はGDP比230%の国債を発行しており、世界1位となっています。これが日本は借金大国である所以です。
170%のレバノンが破綻するなら230%の日本も破綻するのではないか?
こう思う方も多いと思いますが、ここでも
日本は円建て国債(ほとんど日銀への借金)だから、返済の義務がないようなものであるというのが答えになります。
・ベネズエラ
2018年1月にデフォルトしています。
ベネズエラは原油が豊富な国でしたが、油田自体が古かったり重質油が多かったりと自国の技術だけでは豊富に採れない状況でした。
そこで外資と協力をし油田の開発や技術開発にお金を使っていきました。
しかしこの状態では外国にお金が流れてしまうことと、富裕層だけが特権を得られることを問題視したのが1998年に大統領に就任したチャベス氏です。
貧困層から圧倒的支持を受けて政策を行いますが、これが暗黒への入り口でした。
貧困層を守るために原油で得た利益の多くを貧困者の暮らしを良くするために使っていきます。
外資へもお金を出し渋り国営で運営していく方針を取りました。
結果どうなったのか・・・
油田の開発に使われていた予算を貧困層へ向けて使っていったため、原油での競争力を無くしてしまいました。
(原油生産量は下がり、質の悪い原油ばかり取れるようになった)
結果外貨収入が減っていきデフォルトとなっていきます。
原油が売れずに経済が回らなくなり、国内で貧困層が増え始めます。
そこで政府は
「お金がないならお金を刷ればいい」
と大量のお金を刷っていき、「ハイパーインフレ」が起こってしまいます。
ハイパーインフレとは、物価が以上に上がることで、トイレットペーパーを買うのに1ヵ月分の給料がかかるような事態になりました。
物が買えない事態に陥り、国民の体重は11キロ減少し、人口の15%ほどが栄養失調になっており、もはや普通の暮らしはできなくなっています。
貧困層のために行った政治の目的自体は本来正しいことのように思えますが、国のトップが政策を間違えると国民はこんなにも大変な生活を強いられるようになるのです。
だから政治に関心を持つべきだと思います!
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③財政破綻するとどうなるのか?
国の予算は税金と国債発行で賄われています。
しかし破綻する(借金を返さない)国の国債を買う国はあるでしょうか?
つまり国債が発行できなくなり、予算が少なくなることで大きな増税が行われたり、予算が不足していることで安心な暮らしが守られなくなるのです。
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④日本はどうなるのか?
日本はお金を刷りまくっているので、ハイパーインフレのリスクが懸念されていますが、確率としては非常に低いと思います。
ベネズエラと比較していくと、ベネズエラは元々貧困層が多く、物資も不足していたからです。
お金を刷って物価が上がったとしても、お金が貧困層にも届けば全体的に上がるだけなので問題ありません。
そこに加えて物資が不足すると、お金を持っている人達が高値で買い占めます。結果物価がさらに跳ね上がります。
なので、お金を刷りまくって借金をが増えていっても破綻にはならないし、ハイパーインフレにもなりにくいと思います。
ただ少し長い目で見て考えられるパターンは
・今回のコロナで貧困層が増える。そして貧困層に指示される政党が力をもってしまい政策を間違えてしまう。
・極端な円安により輸入が困難になる。日本の食料自給率が約30%なので、輸入に制限がかかると食料難に陥って食料上昇が起こる。
・国債を発行しない、またはできない事態に発展し、(または政策)貧困層に十分な支援が行きわたらず治安が悪化。
(生活保護がなくなる、医療制度崩壊など)
こんなところでしょうか?
日本の財政破綻の可能性は非常に低いと思いますが、10年、20年と先のことは分からないですが、最低限の知識をつけていき貧困層に落ちていかないように日々学んでいきましょう。
今回のブログは以上です。
読んでいただきありがとうございました。
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