格差が広がっていく理由
こんにちは!
株式会社Origin.の奥平です。
昨今「格差社会」がクローズアップされていますが、僕の予想では
今後格差は更に広がっていきます。
大きな理由は2つありますので、是非学んでいただければと思います。
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① 格差が広がるとは?
今回は「収入格差」についてお伝えしていきます。
100人の月収を並べた例なのですが、
月収100万→5人
月収30万→80人
月収15万→15人
上記の割合が
月収100万→5人→20人
月収30万→80人→40人
月収15万→15人→40人
こんな感じになるということです。
最も多い月収30万のゾーンの中から月収が上がる人と下がる人が
多く出てくるというわけです。
加えて危険なことは、月収30万の人がいきなり15万になったら大変な
ことになるのですが、可処分所得が少なくなったり物価高の影響を受けたり
過去上がっていた給料が上がらなかったりと
「実質賃金」が「見えにくい形」で減っていくわけです。
逆に月収が上がっていく人たちも一定数います。
月収100万の人は増えているのに月収15万の人も増えているのです。
つまり「格差が広がっている」わけです。
では何故格差が広がっていくのかを考えていきましょう。
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② 国が成長すれば格差は広がる
先日日本がGDP4位に転落すると報道がありました。
ここ40年間で、2位→3位→4位
と順位が下がってきています。
GDPは米ドル計算なので円安の影響もありますが大きな理由は
産業が育っていないからです。
日本が経済的に伸びたのは自動車を始めとする製造業が発展したからで、
ここ30年間のIT革命において新しい産業のシェアを取れていなかったこと
が大きな要因です。
今後日本が発展しようとするならば新しい産業や伸びていく産業がないと
いけないわけです。
その伸びていく産業に中核で関わっていく人の収入は上がっていくのです。
これはマクロ経済(大きな経済圏)での話ですが、
ミクロ経済(小さな経済圏)での例だと飲食店の「Take Out」への取り組み
が分かりやすいです。
ここ数年は外食需要が一気に減り飲食店はどこも売上が大きく下がったの
ですが、いち早く「Take Out」「デリバリー」に適用した業態は売上を
伸ばしています。
逆に「特別貸付」などの国の救済に甘えてしまった会社や店舗は現在運営が
厳しくなっています。
元々運営していた店舗の中でも売上が上がっているところもあれば
閉店するところもあるのです。
人間が食べる量は変わらないので「食」という大きなカテゴリーで見ると
全体の数字は変わらないのにシェアが変わって勝ち組と負け組がハッキリ
分かれて格差が生まれたのです。
日本の経済が伸びていく場合は新しい産業に関わった人が収入が伸びますし
経済が鈍化している場合でも経済は動いているのでプラスの業界マイナスの
業界があるので、いかにプラスの業界(形態)に関わっていくかが重要と
いうことです。
今皆さんが関わっている業界、自分が身に付けているスキルが今後伸びていく業界に関われていくものなのかを見直してみてください。
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③ 甘えたい放題の世の中
今回の話はここが肝です。
形上経済的な話に少し触れてきましたが、ここからは心して聞いてほしいと思います。
格差が広がっていく最大の理由は
「世の中から厳しさが消えていっている」からです。
もう少し具体的に言うと「強制的な厳しさ」が消えていっているからです。
いくつか挙げていきます。
・人に厳しくできる人が減っている
社会的風潮もあり人に対して厳しく接することができない人が増えている
・自分に都合の良い情報にアクセスできる
今の自分を肯定する情報にアクセスすることで自分を律することができない
・簡単に承認される
SNSの「いいね」機能で誰でも簡単に承認欲が満たせる
これらがどう影響しているかというと
自分に対して自分で厳しくしなかればならない
という状況になっているのです。
人や環境が自分に厳しくしてくれないので、自分で自分を律するしかない
しかし自分を甘やかす人が多いので、自分に厳しくできる少数派と自分を
甘やかす多数派で大きく差がひらく、つまり格差が広がるわけです。
またやっかいなのは、自分を甘やかしている人の中に
「自分に厳しくしている」と勘違いしている人が多いです。
(これは自分に厳しくしているとか、自分は努力できるとか思っている人は全員見直した方がいいです。大抵勘違いなのでw)
これは「否定する人と離れろ」とか「個性的に生きよう」
みたいな論調が後押ししている悪い例ですね。
今回の結論は
誰も自分に厳しくしてくれないから自分で自分に厳しくするしかない
自分に厳しくできる人は少数、自分を甘やかす人が多数
だから格差が広がる
格差社会を受け入れたくない人は自分に厳しくして抗っていきましょう。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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