うし

【取扱作家になるには?】取扱作家になるメリット*更新あり

初回2020.3.2.

10代、20代のアーティスト達へ
〜僕が学生の時に知りたかったこと〜


今回のテーマは・・・・

取扱作家になる事のメリット

まず初めにお伝えしておきたいのですが、日本において取扱作家になることで得るデメリットはほとんどありません。


契約書等を交わす事も相当な場合を除いてほとんどありません。

海外の現代美術ギャラリーでは契約書が結構あるそうですが、そのうち確認してみようと思います。


具体的なメリットは

①有益な情報を得やすくなる
②特殊な場所の展示機会の獲得
③販売機会の増加
④プロモーション
⑤信頼性UP

①有益な情報を得やすくなる

情報の獲得はものすごく重要なことです。(情報1つで結果が変化することは往々にしてあるからです)

美術業界は未だにクローズドなところも多く、美術の世界で生計を立てておられる方からの話は貴重です。取り扱い作家になるということはその画廊においてプッシュしたい作家の一人であることは間違いないので、ギャラリー側も作家に良い情報を提供してくれるはずです。

またギャラリーや画廊には不定期的に外部から展示依頼や案内等が頻繁に送られてきたりするので最新の有益な情報を獲得しやすいです。中には個人では手に入れにくい情報もあります。

②特殊な場所での展示機会

特殊な場所での展示機会とは個人からアプローチできない場所「アートフェア」や「百貨店の画廊」等です。アートフェアや百貨店の画廊には個人からのアプローチが基本できません。というかしにくいです。
*個人からの募集を受け付けるアートフェア等もあります。
主にアートフェアや百貨店の画廊、ギャラリーなどは事業体に展示依頼を持ちかけるからです。
このような展示機会は意外と多く、出品することができるのは取扱作家のみになることが多いです。全く関係のない作家を出品することはありません。

③販売機会の増加

作品を売って生計を立てたい方にとっては貴重な情報だと思います。もちろんギャラリーにもよりますが、在庫として完成作品を積極的に預かり、営業や販売機会を作ってくれたり、またはリストからお客さんの注文を聞いて、仲介等行うこともあります。ギャラリーを介しての仕事は手数料がかかりますが、販売機会を増加させることは作家にとってはありがたいです。

④プロモーション

プライマリーギャラリー(取り扱いがあるのはプライマリーギャラリーが基本*例外もあります)の営業形態上作家の作品を販売するということが売上のメインになってきますので、「売れる」と思う作家や 「売りたい」作家の名前を周知することや、価値を高めるための動きをとられることが多いので結果的にそれがプロモーションになっていきます。具体的な例としては美術雑誌の特集誌面で宣伝したり等。

⑤信頼性UP

絵画という価値の判断が定まりにくい分野において他者からの太鼓判は鑑賞者の信用を高めるものになります。(もちろん作品自体の魅力やクオリティが高い前提)自画自賛は誰でもできるかもしれませんが、他者からのポジティブな意見は作家としてはありがたい事です。

結論は、、、

取扱作家になれる機会があれば獲得した方が良いということ


なので自分からどんどん積極的にアプローチしていきましょう!

*アプローチしてもギャラリー側が気に入らなければ断られるだけか、またはよく思わない点を指摘されるだけなので必要なことならば受け入れ、必要なければ放っておけば良いです。つまり断られても学びがあります。


追記*念のため

ただし、作家の考えや活動にギャラリー側が著しく制限やコントロールをかけてこられる場合は注意が必要です。というかその意図を完全に理解できるまで質問したり、観察が必要です。

ベストな関係はお互いの理想を実現しあえる関係です。
ギャラリーの駒になっては色々辛くなります。


【後日このテーマについて発展版も予定しています。】


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京都府在住。画家(アクリルor膠彩画)。現代社会に生きながら、人々の痕跡を見て暮らしています。人が沢山いる所に居ても、なぜか寂しくなるだけ。だから『何か』をして楽しみたい!というのが行動動機です。つぶやき→often 記事→1〜2週間で1記事ほど

スキなの?! あ、ありがと! でも心に隙(スキ)は作らないでいてね。
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京都市在住。画家(アクリルor膠彩画)。 1週間で1記事ほど。アール・ブリュット関係、文化財修復、美術設営で食っています。 アーティストステイトメント:『生きているもの』はどうせ直ぐに死んでしまうから、その瞬間が訪れる日までのお守り。