生産者理論(7):利潤と会計利益
ここまで議論してきた生産関数や生産費用の概念を用いて、企業の利潤最大化行動を分析する。ミクロ経済学上の「利潤」と会計上の「利益」の橋渡し役となるLegendre変換を導入することで、価格や利潤などの会計情報がミクロ経済学上も重要な情報を要約していることが示唆される。連載はこちら。
利潤と会計利益等利潤曲線と生産関数
生産者理論(3)で導入した利潤最大化問題では、生産ベクトル$${y=(y_1, \cdots, y_N)\in \R^N}$$を純産出量の組として、以下のよう