パワーストラグル(主導権争い)

パートナーシップって、
「パートナーが出来たら上がり」
っていうことではないんですよね。

出会って間もないうちは、
まだ相手との心理的距離もありますから
サービス精神を発揮して相手に歩み寄ろうとしますが、
つきあいが長くなって慣れてくると、
綱の引っ張り合いが起こるんです。

パワーストラグル(主導権争い)っていうヤツですね。

そして、強烈な自己主張をして
相手をねじ伏せて黙らせることで
主導権を握ろうとする側と、

自分を殺して相手にあわせることで、
コントロールされているように見せかけながら
主導権を握ろうとする側に別れます。


前者の力ずくタイプの方が
コントローラーだって言うのはわかりやすいんですが、
後者の自分が折れて相手にあわせる方は、
自分がコントローラーである自覚がないんです。

でも、自分が相手にあわせることで
丸く収めようとするというのは、

「丸く収めようとしている」時点で、
状況をコントロールしようとしていることは明白ですよね?

パワーストラグル(主導権争い)が起きているときは、
どっちか片方だけがコントローラーで、
もう一方が一方的な被害者ということは
実はあり得ないんですよ。

一見いいように支配されているように見える側も、
コントロールしているのです。

「寝技」ってヤツですね。

自分が無意識のうちに寝技をかけることにエネルギーを使うのをやめて
相手に率直に「ノー」を伝えることができるようになると、
パートナーシップはぐっと良くなりますし、
ふたりの間の親密感はより高まります。

結論。

いいなりになることで
丸く収めようとしているそこのアナタ。

あなたも実はコントローラーだったのだということを
そろそろ認めませんか?(笑)

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