俺の俺をおしえてくれ。

「自分に嘘をつかずに生きていきたい」
ただそれだけを思って生きてきた自分がいる。
誰にでも愛想がいいような人みたいに器用に生きられない僕は、
何事においてもありのままの自分を出して生きてきた。

社会に出て3年半、ふと立ち止まる。
今の自分は昔みたいに嘘をつかずに生きているだろうか。

悲しいことに今の僕は
誰に対しても嘘をつきながら生きているんじゃないかと思う。

社会独特の歯に衣を着せた愛想話。
そこには一切の感情をまとわせない、
僕にとっては何も生み出さない虚無の会話が酌み交わされる。

果たして僕はこんな人間に、こんなに大人になりたかったのだろうか。
答えは全く持ってNOだ。
実に悲しすぎる現実だ。

そなるとやっぱり僕は他人にも自分にも正直な自分に戻りたい。
そうおもうのはたぶん僕が人生で尊敬する5人の人間がみんなそうだからだろう。

実際今の僕はそんな自分に嫌気がさしたのか、人と話すことがめっぽう苦手になった。正直人と話すときに次の話のをタネをさがすのに精いっぱいなじぶんがいる。その会話はもちろん嘘の自分が話しをしていて、実際相手の会話に傾聴できるほどの余裕はない。まことに悪循環すぎる。

もともと人との会話がそこまで得意な僕ではなかったが、人の話を聞くのは本当に好きだった。誰かの話しを聞いて新しい知見をインプットし、それに対する自分の意見をアウトプットする、そんなインスタントさが好きだった。

だが今はそれができない。好きではない。自分がどんな人間だったかわからない。本当に弱ったものだ。

まぁこれから少しづつかけて、俺の俺を取り戻す作業に入っていきたい。
ある種これは一種のリハビリに近い感覚もするが少しでもみんなの知ってる自分に戻れたらいいなと切に思う。


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