あなたへ。

俺はあなたを好きなまま消えていきたかった けどそれは許されなかった。あなたに抱かれたかった。何度も想像して何度も抱かれたくなった。好きだった大好きだった そして誰よりも愛してた。ずっとずーっと一緒にいて、愛せる自信があった。でも俺が愛してたあなたはどこに行っちゃったんだろ、どこを探してもいないのはなぜだろう。あの日の言葉、全部忘れてないよ。記憶に埋め込んだのはあなたじゃん?あれだけ好き大好き愛してるって言っておいて、相手のボロが見えたらバイバイですか。あなたが俺に「呆れた」と言ってるけど俺も呆れてるよ。無責任にも程があるんだから、そんな子供とは思わなかったよ。あなたのおかげで普通に戻ろうと頑張れたし、生きていこうとも思えたのに。なんで突き放すのかな、なんで離れていっちゃったのかな。俺がいないと無理って言ってたくせに。ずるい人だなぁって思ってたけど、嘘つき。あの時の言葉も手繋いでくれたのも全部全部嘘なんだなぁって。泡のように軽くなっちゃったよ。ずっと離さないでほしかった。離さないって言ったじゃん。可愛いって何度も何度も言ってくれたじゃん。なんで?なんでそんなに嘘をつくのが上手いの?本当にいい意味でも悪い意味でもあなたには壊された。あなたは卒業文集に「幸せに過ごしている」と書いてたね。あなたが今、幸せならその幸せを貫いてほしいけど、俺との幸せは捨てたのかと思うと寂しいし悲しい。戻るものじゃないから仕方ないけど。ずっと頭から離れてくれないんだよ。あなたは新しい呪いになりました。そのままずっと俺を呪うつもりなのかな。それでもいいけど。
また話せたらいいな。あの頃のあなたが一瞬でも戻ってきてくれたら、俺は幸せを味わえるかな。
じゃあね。高校でも頑張ってね

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