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【Tor導入後必須設定】torrcの編集方法とおすすめ設定

はじめに

読んでくださりありがとうございます。今回も前回に引き続き有名な匿名化技術の一つであるTorに関する話題を取り上げていきたいと思います。
(Torについてはこちらをご覧ください)
まぁ要約すると複数のサーバーを通して通信することで身元を隠す技術ということです。
そのなかでも今回はtorrcファイルという使用するサーバーを設定することができるファイルの編集方法を紹介します。

1.環境

筆者が今回使用する環境を記載します
OS : Wndows10
TorBrowser  : version9.0
TorBrowser及びVScodeはインストール済みであることを前提としています。

2.torrcを探す

なにもインストール時にインストール場所をいじっていなければおそらくProgram Filesというフォルダ内にTor Browserというフォルダがあるはずです
インストール場所をいじった場合は各自の場所から同様のフォルダを探します。
該当のフォルダが見つかりましたら次の順番でフォルダを開いていきます

Tor Browser→Browser→TorBrowser→Data→Tor

するとおそらくtorrcという名前のファイルが見つかると思います。
このtorrcファイルをMicrosoft Visual Studio code で開きます
(好みのエディターで構いませんがメモ帳は避けてください)

3.torrcの編集方法

テキストエディタでtorrcを開いたら以下の4つの項目を追加します

ExcludeNodes
ExcludeExitNodes
NumEntryGuards
StrictNodes

上から順番に除外する中継ノード、除外する出口ノード、サーバー経由数、設定を確実に守るかどうか となっています
上2つの除外するものは右側に{jp},{us}のように記述することでその国のサーバーに接続しなくなります。
またNumEntryGuardsは経由したいサーバーの数を右のに記述して指定します。多すぎるのはお勧めしません。5くらいがちょうどいいかと思います
StrictNodesの右側には必ず0と記入してください。

ExcludeNodes {jp},{us},{gb},{ca},{au},{nz},{dk},{fr},{nl},{no},{de},{be},{it},{es},{il},{sg},{kr},{se},127.0.0.1
ExcludeExitNodes {jp},{us},{gb},{ca},{au},{nz},{dk},{fr},{nl},{no},{de},{be},{it},{es},{il},{sg},{kr},{se},{bg},{cz},{fi},{hu},{ie},{lv}
NumEntryGuards 5
StrictNodes 1

基本的にセキュリティの高さを追求するのであれば怪しい国ははじいた方がいいと思います。あまりはじきすぎると通信速度が落ちることがあるので注意が必要です。
設定が終わりましたらファイルを上書き保存してください。
これでTorbrowserを立ち上げれば設定が適用されているはずです。

この記事の内容を悪用することは絶対におやめください。

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