宝石の国のここが人外好きに良い

みなさ〜ん!宝石の国、読んでますか?
読むと逆に地獄に落ちてしまうので、地獄な作品が好きな方以外は、無理しないでね。

この記事は「人外好きとして宝石の国(初期)(アニメ化されてるところくらいまで)のここが好き〜」という話をします。もしかしたらこれがある種ダイマとして効くかもしれないと信じて…
ただしある程度のネタバレを含みます。ある程度どういう話か知ってからの方が新規ジャンルに手を出しやすいよーという方向けな気がします。

まず宝石の国のキャラクターは若干誤解されがち(といっても専科にいるようなオタクくんはご存知かもですが)なんですが、宝石の擬人化ではございません。「宝石そのもの」です。ここがとにかくすばらしい。
「宝石そのもの」がなぜかたまたまにんげんのような形をして、にんげんのような暮らしや会話をしてるだけなんですね。にんげん?あーなんか、大昔に滅んだらしいですけどね。まあまあまあそのへんは本編で…

本題がここからなんですが、宝石が人の形をして生きているとはどういうことかと言うのをお話しします。
まず性別がない。当然生殖器もない。作者の市川先生は「上半身は少年、下半身は少女」のようにして描いてるということをインタビューでおっしゃっていました。アニメ漫画ともに宝石ちゃん達はみんな美脚で描かれていますのでオススメ。

生殖器がないと言いましたが、もちろん内臓ない。ものも食べない排泄もしない。アイドルじゃん。
厳密には食べることはやろうと思えばできるらしいんですが、「不純物を体に取り込む行為」として忌避されているような描写もありました。

痛覚がたぶんない。宝石そのものなので衝撃を与えられると体にヒビが入ったり四肢が飛んで行ったりするのですが、専用の接着剤で分離した四肢をくっつけ直せば当たり前のようにまた動かせます。くっつく時にどうやらその感触があるっぽいんですが痛覚ではなさそうでした。ヒビに関しては上から白粉を塗って誤魔化す描写もありました。欠損好きなみんな、ここなら合法ですよ。pixivさんも見てますか!?なんか最近非合理な切断とかを規制対象にしたって本当ですか?宝石ちゃん達は割れてるだけなんで自然だと思うんですけどどうですか?規制しないで〜!

寿命がない。心臓とかないし。宝石だし。
最年少の主人公ですら1巻時点で300歳くらいある。最年長は3500歳くらいある。でもみんな少年少女のような見た目のまま。最高。

あれっ、ということは体がバラバラになっても生きてるってことなんですか?
これについてはどうやら、ある程度細かく体が砕けてしまうと意識は失うようで、本人達は「寝てた」と表現することが多いです。砕け散ってしまったところを全て集めてまた人型にしてあげれば「起きる」こともできます。例外もいますが大体頭と胴体くらいがあれば「起きれる」ようです。
えっ、じゃあもし宝石がめちゃくちゃ粉々になって散り散りになって紛失したら…

……

そういえば内臓がないってことは、脳みそもないんですよね?どう物事を考えたり記憶したりしてるんでしょう?
これについては公式で「インクルージョンのおかげ」と説明されています。「インクルージョン」とは実際にある宝石用語(というか鉱物用語?)でして、鉱物の中にある微小生物であったり液体・期待だったり、元の英単語 include=包含 が示す通り、そういう内包物です。インクルージョンが我々でいう血液みたいな感じで全身どこにでも含まれていて、これらに記憶が蓄積されているそうです。全身で考えているって感じですね。

あれ?じゃあもしたとえば腕だけバキッと割れて取れちゃって紛失しちゃったらどうなるんですか?
そうですね、割れて紛失したカケラに含まれるインクルージョンがどっかに行ってしまうということなので、その分の記憶もどこかに行ってしまいますね。
あとシンプルに四肢とかがなくなったら生活が不便なので、似た種類の宝石で義手や義足みたいにして補うこともあるようですね。
えっ、じゃあもし宝石の体のパーツが徐々になくなってその度に新しい宝石にすり替えていって、最終的に全然違う宝石になったら、どうなるんですか?

……



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