ミッドサマー感想

はじめに

この文章は2020年3月に筆者が劇場でミッドサマーを観た後、リアルの知人に見せるために帰りの電車で一気に書き上げたものを少し加筆したものです。
内容としては以下のものを含みます。
・2020年当時、ミッドサマーは「画面が暗くなく、ジャンプスケアの無いホラー」として紹介されることがあったが、その情報がどの程度合っていたか
・観てみてのシンプルな感想
↑ここまでが過去の文章そのまま
・その後ディレクターズカット版を観に行っての感想(書き下ろし)(ほんの数行だけです)

前半部分は「多少のネタバレをしてでも地雷回避をしたい未視聴者」に向けているのであまりネタバレはなく、後半からはガッツリ感想なのでガッツリ色々書いています。

2020年3月の私のミッドサマーレビュー

ビックリ要素は本当にないの?
・場面転換と同時に大きな音がなる箇所が複数あるが、すぐに何の音かわかるので割と大丈夫。
・暗いシーンから突然明るいグロシーンに無音で一瞬だけ転換する場面が一か所だけある。かなり不意を突かれた上シンプルにグロいので自分は驚いたが、大声をあげてビビるほどではなかった。
・既にネットに沢山上がっているが、かなり冒頭でデカイ電話の音が鳴るので、せめてそれだけ心構えしておけば良いかも。
・でもやっぱりびっくりさせる事がメインではないってのがよくわかる。ジャンプスケア完全0ではなくちょいちょいあることにはある

本当にカップルと行くべきではないの?
・うん
・若干マンネリになりつつあるカップルは特に

本当にずっと明るいの?
・そんなことはない
・メイン舞台のホルガ村に行くことになるまでは普通にアメリカでのシーンなので、そこは普通の映画らしく夜は暗いし屋内は暗い
・ホルガ村にも「夜は暗いところで寝る」という価値観はあるので寝るシーンは暗い(言われてみれば当たり前かもしれないが私は考えてもいなかった)
・暗い場所での怖いシーンもなくはないがそこもびっくりさせるタイプではないのでわりかし問題ない

どこまでグロいの?
・虫はいない せいぜいハエ
・痛いシーンはあまりない。いやあるにはあるんだが、痛いシーンって一定のライン超えるとあまりに非日常的すぎて想像がつかなくなりませんか?そういうのばかりだと思ってください。メイドインアビス深き魂の黎明よりはないと断言できます
・顔がかち割れる
・モツはたくさん

見所は?
・ラストに向かって畳み掛けるようにグロが増えるので、シンプルスプラッター好きにも割といいのかも?
・GのつかないR-18方面にエグイのがある。さ、さ、最悪〜!!と震えた。
・サントラによく混じる不協和音が本当に不安を掻き立てる。音で焦らせたりビビらせるのがうまい。
・気付きにくいところにコッソリとCGを盛り込んであるせいで、なーんか不安になるのに正体がわからずゾワゾワする。
・アリ・アスター監督は頭がおかしい 最悪

2022年12月の私による、ディレクターズカット版レビュー

※ディレクターズカット版は2020年5月頃に観に行きました。その頃の記憶頼りに書いています

・ダニとクリスチャンがギスるまでの流れが通常版だとなんか急すぎない?と思っていたのが、子供が主役の儀式のところで補完されてそういうことだったのね〜!とすごく納得が行った。ホルガ村にも子供を守るという思想はあるのか。当たり前か。
・通常盤だと規制されていたクリスチャンのちんちんがガッツリ出ているのがなんか面白くなってしまって劇場で必死に笑いを堪えた。本当にすみません。
・クリスチャンが同じテーマの論文を書くことに決めたシーンとそれに関する口論のシーンのボリュームが増していて、通常盤と比較してなんでそんな流れになるのかに対する納得感がめちゃ増した。が、クリスチャンさん電子図書館をご存知ない!?これはカス。大学生の風上にも置けねえぜ。
・長くはなるけどストーリーとして面白くなるのはやっぱりこっちだな!とめっちゃ思った。登場人物が多いうえそれぞれの目的・思想がバラバラで覚えるのがやっとなので、シンプル長い方が良いということかもしれない…

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