グラディエーター図鑑 ファミリア3(仮)編

コアブック収録の最後の4種類。多分ファミリア3として後日販売されるだろうという期待を込めて。

Laquearius

ラクェアリウス

軽装剣闘士。
網の代わりに投げ縄を使ったいわばレティアリウスの亜種。戦術は同じく、縄で相手を捕縛、叩き倒しした後にもう一方の手に持った短剣で攻撃するスタイル。

Thraex

ティアカエクス

軽装剣闘士。
トラキア人。ほぼオプロマチュースと同じ様な装備、戦闘スタイルだが、特徴はグリフォンの頭を象った飾りが付いたヘルム。そしてオプロマチュースと違い小型だが四角や丸型の盾に、グラディウスと同等サイズのトラキアン曲刀(Sicaやfalxと思われる。ジャグラでは逆反りの刃物)を装備していた。トラキア人も次に紹介のクルペラリウス(ガリア人)同様、当時ローマに属州にされた地域の戦士が剣闘士にさせられたんだろうな。
因みに現在のトラキア剣闘士のヘルムはどれも実際に出土したルーブル美術館所蔵のデザインそのまま。ただルーブルによれば当時試合前に被ってた華美な物だったのではって意見も。

Crupellarius

クルペラリウス
(ジャグラカード上の表記は上記だが、「Crupellarii クルペラリィ」の事らしいです)

重装剣闘士。
特徴は見たままの全身鉄鎧。共和政ローマと戦ってた時代のガリア軍が着込んでいた全身を覆う重装備らしく、クルペラリィは後の歴史家タキトゥスによれば当時のローマでの対ガリア軍訓練用の奴隷兵に同種の鎧を着せた者をこう呼んでたのが語源っぽいとの事。彼は体全体を覆う鉄の塊は重さですぐバテて効果的に戦うことが出来なかったからガリアはローマ軍の遠征に負けたと推測。それらもあり、当時のローマの主要人物達はムールミーオに代表される胴鎧レス支持になっていったと。
逆に言えばタキトゥスの推測が(当たってるかどうか確定しないが)現在でも信じられてるっぽい。

Secutor

セクトル

重装剣闘士。
追跡者の異名を持つこの方々は、網闘士対策専用のムールミーオ亜種。ヘルム以外は基本ムールミーオと同等だが、特徴はレティアリウスの持つ三又鉾の細い鉾先で顔を突き刺されないように2つの小さな眼窩を除いて全て顔をカバーした物を装備。また、網に引っかからないようにそのヘルムは極めて丸く滑らかな形状をしていた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?