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1/100スケールミニチュアゲーム用の手抜きテレイン工作のお話

「10〜15mmスケールミニチュアゲーム用の「砂漠のお家」手抜き工作のお話」
元はこのタイトルで、窓や入口を書いた同型テレインの記事を書いてたが、途中で放置している。(ここの下書きに残ってる)

先に謝る、無駄に長いよ。

2017年のWarmasterデビューから2018年、ゲーム会メンバーのちっちゃいモノ好き魂がとうとうリアル戦史物NGの思いをついに打ち破りFlames of WarってWW2物の1/100スケールミニチュアゲームに手を出した。遡ること1年前に改版(4版)したらしく、ちょっと調べてみるとたまたま今版は俺の好きなイタリア軍も元気な北アフリカ戦線舞台でユニットカードなどシステム面も一新してるタイミングも良かった。興味でて調べてた当時、丁度イタリア軍の第一陣軍団データーが販売になったのも縁があった。気がする。そんな事もあったりで俺も即参戦表明した。

そして2019年、元号も変わるしFoWがクッションになって戦争物への抵抗もちょっと減った今、架空WWIII物のチームヤンキー(TY)にも手を出すこととなった。またしても俺は誘われたら元々軍事物NGじゃない方なので即座に参戦表明、ポーランド人民軍を買う算段までしてメンバーを逃げれなくした。:-)

そんなTY、FoW用に砂漠用の同サイズテレイン(及びカードボードテレイン)は少し買ったが、1985年の欧州での開戦なのでまたテレインがない!
と言う所でやっとこ本題。

今回作るテレイン

こんな感じの欧州ではよくあるモノブロックガレージって奴を作る。
元々は写真の中にもあるように箱型でボンと置いてハイ出来上がり的なガレージ。
ただ細かいこというと1985年頃にこの手法が既に一般的だったのかは知らない。でも映画とかでこんな感じのガレージが家に併設してるのよくみてる気がするからきっと有った、と思いたい。
深く考えないでこんな感じの真四角で外見簡素だが車庫って位で遮蔽物にはサイズ的に丁度いいこいつを簡単工作する。

材料

Amazonのギフト用ボックス付きギフトカードの箱。3000円以上のお買い物するタイミングで一手間かかるがコンビニに走りこいつを購入、既にそこそこの数の箱を集めている。
因みに箱を開けた状態で
外寸:(長) 95mm × (短) 65mm × (高) 45mm(あとでちょっとカットするので多分加工後は高さ40mm程度)

FoW/TYユーザーならこの外寸でなんとなく察してもらえたかもしれないが、FoWのラージベースが50mm×65mmなので、長辺側に2小隊、短辺側でも1小隊隠れられる(&屋根に2小隊登れる)丁度いいサイズなのです。

あと真鍮線、1mmのやつ、この長さで若干後でカットして1本使う感じ。

そして塗料。これは特別用意したわけではないが見ての通りAmazonロゴとか目立つので下地に暗い色を塗った方が良い。
筆はダイソーのサイズ違いが5本入って108円の素敵な使い捨て出来る筆。
プライマーやサーフェイサー成分入りの塗料を使う時は普段使いの筆の毛にダメージあるかもってビビっていつもこの筆を愛用。
今回はテレインで広範囲にベタ塗りなので8番の筆。

塗装時の注意

これ基本紙製品なので下地は思い切って一切水つけずに筆一本捨ててもいい位の気持ちでバッサバッサと原液塗りましょう。
広範囲で勿体ないと思ったら同じく100均で売ってるアクリル絵の具の黒でもいいです。
なんせ紙なので。

なんとなく2箱並べてみた。
こんな感じでいくつか並んでてもいいと思う。
因みに短辺側の蓋部分1枚をシャッター部分にするのでここではジャーマンパンツァーグレーを塗ってない。

加工

といっても大それたことではなく。

短辺側の蓋のが長辺側より若干長い為、このままだとちょっと下に隙間できて格好悪いのでざっくり長さ合わせる。
なんども言うが紙なので普通にハサミでちょきちょきすれば良い。
断面が気になるなら木工用ボンドでも染み込ませて1日位放置するといいが、俺は面倒臭がりなので今回はそのままプライマーカラーで塗りつぶした。;-(

あと真鍮線。
こいつを短辺側の蓋部分の縦横に合わせてコの字型に折り曲げ、余った部分はカット。
出来たものをシャッター予定部分の裏にガムテープかなんかで貼る。(今回すぐ近くにあったマスキングテープを使ってるので多分すぐ剥がれる)
テープ含めてシャッター色で塗る。今回は見本の手抜きなのでロシアングリーン単色で塗りつぶし。

で、出来上がったのがこちら

真四角だがそういうもんだ!
真鍮線を立てることで所ジョージの世田谷ベースだっけ?あそことかこんな感じだったと思うが、金持ちの板デカ目でバーンって上に跳ね上げてそのまま天井裏に収納されるシャッター?的に出来る。
勿論面倒なら真鍮線つけずに日本の店舗でよく見る巻き上げ式のシャッターを書き込んでも良い。

最初に書いたがラージベースインファントリーが2チーム屋根に登れる広さなので、BWP-1も2輌が庫内に入れる。

T-74だと砲身がちょっと出るがルール的にもLoS通らない扱いで処理は出来る感じ。

T-74が出て来る途中っぽい絵。
真鍮線とかこの後もうちょいちゃんと塗ってやれば悪くない……でしょ?

元のサイズに畳めるので携帯性は良い。
実際ゲームで使う場合はこの中に練り消しでも入れて持って行き、蓋広げた状態で4隅(跳ね上げシャッター開放状態の場合奥2隅)内側に練り消しでとめてやるといい。

とりあえず今回のはポーランド軍が前線に置いた整備ガレージ的なものという感じで屋根に白十字書いた。これで誤空爆も防げるってもんよ、きっと、多分。

この後はちょっとシャッター部が濃い緑単色では芸がないので木っぽい感じで塗り直すか、このまま緑でカッターで表面に筋掘って鉄塗装ハゲっぽい銀色をうっすらドライブラシかなんかしようと思う。

軍用ガレージにするならなんかちっさく白字でステンシル風の文字とか書いてもいいかもしれない。

あと俺はやらないが、こんなガレージの土台部分をスチレンボードとかプラ板あたりで作ってサンドとか撒いて入り口に続く轍とか作る一手間かけても良いかもね。

とにかくここまでは実質タダで貰える物でテレインを作る錬金術。
GWゲームなんかのスケールだと小さいのでコンテナとか地下シェルターの入り口とか、まぁなんか応用は効くと思う。

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