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32.『雑然』

『雑然』90度旋回型
2022.08.04完成

1.着想

 ふるとりとれんがで対応させてしまえるかな…?という雑な思い付きからスタート。これに尽きます。「〇然」という熟語なら多いし見つけやすいだろうなと探すうちに、字画密度も近い「雑然」が見つかった。制作スタート。

2.制作中

 下書きなしの一発です。
ふるとり/れんが の対応を背骨みたいな見た目にしたので、残りの部分も雰囲気を合わせ、先端墨だまりの曲線に。犬の点は雑では放置。今回は対応解釈や細部処理を深く考えず、本当に「雑」に作っていますね。

3.振り返り

 ふるとり/れんがの対応解釈はそのままに、全箇所最小規則で説明可能を目指すなら、

  • 「雑」の九の二画目頭と余った点とを細く架橋する

  • 木と夕との対応で生じた余りも、ふるとり/れんが対応で出来たコブのように処理

ってところですかね。

雑に改善

こうして見ると、何か寂しい。改善前のあの余りの点が良いアクセントになっていたんだなぁ。両方案を出したうえで吟味するのは大切ですね。当たり前か。

 結果として、ふるとり/れんがの対応はひとまず可能らしいとわかりました。線の太さ、直線性などを整えると、もっとスタイリッシュなものができるかもしれません。

4.その他

 なし。


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