52.『蹄鉄』
『蹄鉄』180度回転型
2022.09.26完成
1.着想
字画密度や横画の数、足上部と失下部の対応を少し吟味して、上手く行きそうだったので制作スタート。
2.制作中
まずは「足」↔「失」から。口🔄人の対応案として、人の一画目を右に撥ねさせた。躍動感が生まれる。口は三角になるが、鐙のようで気に入った。こういう風に対応解釈の結果うまれる題材と嚙み合った部分は、デザインとして好きです。狙っていきたい。
「帝」のソ部と「金」のソ部の対応に困った。はじめは●二つにしていたがパンチが足りない。試しに▲にすると、上手くいった。ソで囲われた逆台形が大事だったわけですね!
「帝」の字画が余るので、「金」の屋根の幅を変えて処理する。この形も少し蹄鉄らしさが出て気に入った。釣り合いをとるため、対角線上の部分にも同じ処理を施す。「帝」初画の●は余らせる。かわいいので。末画は「金」にあわせ短くなったが、可読性はあまり減らなかった。他に空目する形がないからだろうか。
最後に全体の横画同士、縦画同士の傾きを調整し、文字のうねりを整え、完成。
3.振り返り
均一幅スタイルから次元を一つ上げ、幅情報で処理の自由度を高めて挑んだ作品だった。
「足」下部の2斜線にメリハリがないのが気になる。片側を太らせるべきだったか。
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