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ベルセルクからの色々

アニメ「ベルセルク」のことを知ったのは25年ぐらい前だったろうか。
当時東京にいた私は、仕事が徹夜になることも多かったり、その中でもライブやクラブで遊ぶことが多かった。
ある日そんな風に夜中にアパートに帰ってきてテレビをつけたら、やたらと暗いアニメのオープニングに出くわした。
それはアニメ「ベルセルク」。そして始まったオープニングの曲がやたらとカッコいいなと思い、誰だろうとテロップを追っていったら、penpalsとあった。英語の歌詞のオルタナロック。
へー、良いじゃん、と思いながら眠りについたんだと思われる。

それから特段、ベルセルクにもペンパルズにも興味を持つことなく時は流れた。

時が流れて私は田舎に帰った。
もうインターネットが普及した世界。
色んなことがググれば調べられるようになり、昔興味のあったことをふと思い出して調べることが増えた。

ある時、なんの脈絡もなかっただろうが、プロレスラー長州力の登場のテーマ曲が子供心にもカッコいいなと思っていたことを思い出し、誰の作曲なのか調べてみた。すると平沢進という人だった。ほうほう、こういう活動をしていた人か、なるほどー。

そして、テニス観戦のために加入したWOWOWに、ベルセルクが放映されているのを偶然目にする。
一瞬でベルセルク、ペンパルズのことを思い出した。ああ、あの時のアニメの続編か!と、見始めたらどハマりしてしまった。

その時はもう主題歌はペンパルズではなかったが、劇中の音楽の壮大さに圧倒されて、これは誰かとテロップを見たら、平沢進とあった。

あ、あの長州力のテーマの!
なんか自分の音楽センサーがすごい繋がったと思った。

その後シリーズが終わり、時が経ち、そしてまたWOWOWで新章が始まる。が、その時は途中で何故か離脱。どうなったかわからないまま、2021年2月。

何故だかまたWOWOWのオンデマンドの中にベルセルクを発見し、ああ、まだ見れるんだ!じゃあ見ようかなと見たら…

主人公ガッツの声がやたらとカッコいい。前作と同じだと思うが、物語の進む中で渋みと翳りを増したからか…。完全に落ちた。
もう、ずっと聴いてたい。激烈な戦闘の咆哮すらも。

当然、声優さんは誰?と調べる。
岩永洋昭さん。俳優さんだった。
なんかガッツに似ていなくもない。
がっしりした体躯。
ああ、これは反則だわ。ますます落ちていく。

漫画ベルセルクにも興味が湧いてきたが、こらは沼が深すぎる。
菊地秀行のバンパイヤハンターD、夢枕獏のキマイラシリーズ。この私の好きなものの共通点は、長きに渡り、今も完結していないこと。
ちなみにこの2つはとっくの昔に挫折した。けれども気になってちょくちょく調べたりする。

というワケで、せめてペンパルズの主題歌は、iTunesでダウンロードしました。ペンパルズは、何年か前に中古CDで一枚シングル版を買ってはいた。

しかし、アニメの世界に入り込み過ぎて、テレビで細川たかしを見れば魔物に見える。雪道で吹雪にあえば魔物の仕業と思う。何を見てもその世界観に引きずられてしまう。いい歳してどうかしてるわ〜と自分で自分をわらってしまう。

ベルセルクと岩永洋昭の沼に、今年は潜ろう。

#アニメ

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