5月7日.日曜日
今日は職場に出勤している。
100人をゆうに超える数の職員が業務に就けるだけのデスクとスペースが存在するが、辺りを見回してみても自分以外にはほぼ勤務員がいない。
通勤途中も、ほとんど人はいなかった。
世界の荒廃は人類の想定より急速に深刻化した。
各地で勃発した紛争、エネルギー問題や環境の悪化を原因とする声は多かったが、今にしてみればとうの昔から遅かれ早かれ、いずれはこうなる宿命だったのかも知らないと思う。
回帰不能な点など、とっくに通り越していたのだろう。
人口減少は留まるところを知らず、かつて数万の所帯を謳って掲げていたこの職場も、今日ではこの有様である。
もはや私の営繕などという仕事どころか、行政そのものが意味をなしているのか、秩序を維持する目的も存在するのかどうかも分からない。
長い年月をかけて成長した文明も社会もなくなってしまった。
技術者が寄り集まって造った建造物も、100年とすれば立ち行かなくなる。
人間がつくり出したものなど、その程度のものなのだ。
タイトルには、かつて読んだSF作品さながら、一丁前に日付を刻んではみたが、こんなのも所詮自己満足である。
いずれ世界が自然へと帰化してしまえば、データ上の記録など化石としても残りすらしないのだ。
執務室の壁にかかっているカレンダーの方が、幾らか形として残る可能性があるだろう。
今日は5月7日の日曜日。
かつてはゴールデンウィークと呼ばれていた期間の最終日である。
その輝かしき週末に、光と影の表裏に一喜一憂していた頃が懐かしい。
明日から仕事か、などと愚痴を呟いていたものだ。
今ではその輝きは失われ、穏やかな終末が横たわるだけである。
ああ、願わくは
世界が穏やかなままでありますように。
終末時計の針は進まない。
あ〜〜〜〜〜〜
GWの休日出勤めんどすぎ〜〜〜〜〜〜
って言いながら30分で書いたクソ記事。
ぜ〜んぜんやることないし時間の進みがめっちゃ遅い。暇オブ暇。なのに明日の朝まで拘束。
終わってる。
でも緊急対応の事案が起きたらもっと面倒なので、何もないままで良いです。ゆっくり考え事でもさせてください。
昼休憩の時間になったのでご飯食べる。夜ご飯もついでに買ってきちゃう。
ゴールデンウィーク最後の晩餐は何にしようかな〜。
近くに店もないし大したものは食べられないんだけどね。
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