名言から学ぶこと。

経営者の方たちとの仕事意外で話をする際、少しだけ歴史的な部分に触れることが多い。主に江戸末期から昭和初期頃の日本史についてお話。建設業・会計士・不動産など、業種は様々だが、その範囲について話される。個人的に、高校時代は世界史を選択していたこともあり、日本史についての細かいことは中学生時代までの知識で止まっていた。


そこで、暇な時間さえあれば日本史を振り返るために各本、YouTubeなどを駆使して、世界史と照らし合わせながら学んでいる。大学受験するわけでもなく、単なる趣味。とは言うものの「歴史は繰り返される」と発言された私の尊敬すべき経営者の一言から、物事を先見できるように改めて学んで見ようと思ったことがきっかけだ。


そんな中、大学時代に学んだ日本武術史を思い出した。かの有名な剣豪、宮本武蔵の書物「五輪書」を深掘りすると言う話だ。当時の私はスポーツにおける「勝利の法則」を学ぶために、何かに繋げられないかと必死に読み続けていた記憶がある。道は違えと、スポーツにおいて非常に有効な思想・思考が書かれていたことに面白みを覚え、徹夜して読み切ったものだ。


しかし、大人になって読み返した今、個人的にふと目に止まったことがある。

一理に達すれば万法に通ず。

このnoteは、少しその言葉を掘り下げて、どこかの誰かの背中を押すための記事になればいい。





話は続く。


この言葉は「一つの物事を極めること = その他の物事においても活かされる」という意味だ。解釈やニュアンスは各個人によって異なるとは思うが、少なくとも私にはそう捉えている。※簡単な表現で表した。


真理だと思う。何事も突き詰めている者、あるいは突き詰めようと最大限の適切な努力を積み重ねた者は、道を変えてもある一定の者よりも高い水準でその物事にて結果を出してしまう。


例えば、陸上競技で足が速かった選手が競輪選手に転向した際、元々自転車競技を専攻していた者を超えるケースや、不動産業を生業としていた人が飲食業に手を出しても儲けることができるようなケースだ。


ある結果にたどり着くためのロードマップの形成方法と、それに伴う適切な知識の学習方法や行動力は、1つの物事を極めることで学ぶことができる。ただし、それらは本気で取り組まないことには学ぶことができない。


私の元には、ロードレースを頑張りたいという若者たちが集まってくれている。中にはプロを夢見るものもいるが、プロの世界で食べていくということはとても難しいことだ。いつかは引退する時が来るし、引退後に歩む人生の方が、選手として歩む人生よりも遥かに長い。


仮に自身の夢が叶うことがなかったとしても、夢を叶えようと取り組んだ「適切な行い」は、他に行っても通用するということだ。だから自分のために学び、行動を積み重ねて欲しい。好きなことだからこそできると思うからこそ、今を大切にして行動し続けて欲しい。


好きなら、中途半端になるんじゃない。中途半端に終わるんじゃない。やりきってほしいな。少し難しい話になり読みにくいと思うので、キリが悪いかもしれないけれど話は以上。


以下、本記事とは全く関係ない話。
※ 読んでもいい話じゃないので、今購読者になられている方が読むくらいがいいと思います。


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