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全日本選手権2日前に思うこと2024

気がつけば、あれから1年経過した。
今年はORCA CYCLING TEAM (SCHOOL生徒)から、ジュニアは1名 (1名参加辞退)、U17は3名、U15は2名が参加することとなった。


ジュニアの全日本選手権を現地で見届けて?3年目になるだろうか。
全日本選手権という名前の通り、各世代の日本一を決める大会となるわけだが、彼らは「この日の時までに自分が日本で一番備えてきた」という想いを胸に、スタートラインに立てるだろうか。


「もっとああしていたら」なんて過去を思い後悔するような経験も、彼らを強くする一つのきっかけになるかもしれないけれど、一部生徒にとっては未来を決定づける出来事だけにそんな後悔はしてほしくない。


そう思い、1年前に彼らに強く言ったものの、あっという間に1年経過した。主観としては指導者として声掛けできたことあるよなと思いながらも、言っても中々変わらないところもある。指導の世界は、本当に難しい世界である。


僕がどれだけ思おうと、どう考えようと、行動するもしないも本人次第なので、最終的にはどのような結果になろうと「自分次第・自己責任」となるわけなのだが、世界的に有名な漫画、ONE PEACEの作者である尾田栄一郎氏が、作者コメントとしてこんなコメントを残していたのが妙に記憶に残っていることがある。


この世は、思った通りになるのだそうで。
思った通りにならないよと思っている人が、
思った通りにならなかった場合、
思った通りになっているので、
やっぱりそれは、
思った通りになっているのだそうで。

ONE PEACE 32巻 見返しより


このままでは日本一になれないと思いながら行動していて、思った通り日本一にはなれなければ、それは思った通りの未来になっているので、ある意味自分が思い描いた通りの人生を歩んでいるということ。


他者の言葉を引き合いに、これを読んでいる誰かを説くなんて烏滸がましい。これは誰かに向けたnoteではなく、実は自戒の念を込めたnoteである。


「言っても中々変わらないところもある」は、まさに思い描いている理想の未来、理想的な彼らの選手像に対して諦めてしまっている大人の一言になるよな、と…申し訳ない。その時点で自身の成長も、彼らの成長も止めてしまう思想だろう。


彼らを僕が変えると思えるほど指導者としての能力を過信・慢心していることもない。彼らが自身で変わるなんても思えるほど身体能力や脳力(思考や自己実現力)を期待しているわけでもない。善悪とは別の、ニュートラルな思考としてそう思う。


そう、何かを変えるためには、いつも自分から。自分が変わらなくては何も始まらないのだ。また自分を変える1年として、挑み続けよう。


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