さよなら、セブンイレブン。
大好きなセブンイレブンがなくなった。
こっちに越してきてから、幾度となく足を運んだセブンイレブンであった。
喫茶店のバイトで朝早い時は、白髪混じりの優しそうなおじさんがレジ番をしていた。
夜番は、声がとても美しく、確実に、的確に仕事をこなす女性だった。とても心地よくかっこいい人で、想いを伝えたこともあった。
昼に行くと元気なギャルのおばさんが手際よく品をレジに通してくれた。私と友達がシルバニアのお目当てのフィギュアを当てるために袋をずっと触っていた時も、見ないふりをしてくれていた。
他にも、パーマのかかった黒髪のおばさん、体はガッチリとしているが心が優しそうな青年、いつもいるメンバーであった。
そして、袋の有無を必ず聞き、こぼれそうなものは水袋に入れ、一番店頭に立っていたパーマの店長。不審者に追いかけられた時、あのセブンに逃げ込んで、声をかけたこともあった。
品揃えで好きだったのは、大好きなOZ magazinを置いていたとこ。しかも、どこよりも早く。本は全国一斉に同じ日に売り出すんだけどね。品出しが早かったんだろう。
さようなら、大好きだったセブン。約4年半、私の食欲と物欲を満たし、時に危険から身を守ってくれてありがとう。
最後に店長さんに想いを伝えられなかったことだけは悔やまれるが、忘れないよ、ここにあのメンバーで回していたセブンがあったこと。
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