見出し画像

さち子

好きな歌詞に関しても、投稿したいなと思っています。

 初めての恋人と付き合って二日で、私の方が一か月以上のマレーシアへの長旅に出ました。そんな時に聴いてたLampのさち子にある歌詞が好きです。


もし 君が魚でも

見つけられると

何度も読んだ名前

今はどこで歌ってるの


 想い人を魚に例えるのは、なかなかシュールで狙っているようにも聞こえるけど、「魚類って哺乳類とかなりかけ離れてて、それでも見つけられるって、なんて愛おしい歌詞なんだろうか。」と思ってしまいます。

 私は口でうたうことが好きだけど、私の彼は楽器を通してうたうことが好きです。うたうことが好き、自分を表現する方法が同じ仲って、なかなかいいものだなと思います。私の方はまだまだだけど。


 一度Lampのライブに足を運んだことがあります。鶯谷駅のすぐそばの東京キネマ倶楽部に一人で入りました。高級そうな内装(昔からの高貴なライブハウスって感じ)をドキドキしながら眺め、何とか場所をとって聴きました。19歳、ちゃんとソフトドリンクで。

 演奏もとても素敵でした。だけど、一番思い出に残ってるのが、京浜東北線の鶯谷駅からライブハウスまでの道のりなんですよね。道路の下に何本もの線路が引かれていて、電車が来ると輝いて。空にはかなりまんまるに近いお月様が浮かんでいました。そんな景色が脳裏に焼き付いてか、鶯谷駅って、京浜東北線止まらない時間があるから、今でも通過すると、簡単にはいけない、秘境のように思えます。

 Lampは大学に入って、つらい時期を越え、新たな青春の幕開けを飾ってくれたアーティストです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?