【ヴァンガード】4/1以降の禁止改定【Pスタン】
こんにちは。禁止改定はTCGの華、おりべです。
デッキに大きな影響を与える禁止改定。今回の変更で公式が何を意識しているのか、自分は何を気を付けてファイトする必要があるのかを、改定理由と共に見返してみたいと思います。
今後の⼤会および商品発売を鑑み、開発チームが当該期間中に確認した⽇本国内・世界で の対戦環境を踏まえ、カードの組み合わせによって突出した動きが可能になっている下記カードについて、 制限を追加いたします。
改定内容
制限解除
穢れなき聖女 グリンカトリーナ
公式⼤会の使⽤者数および上位⼊賞率を踏まえ、カードの使⽤制限を解除いたします。
華は再び咲き誇る
Gゾーンの枚数分≪プラント・トークン≫を出し、自身にパンプ効果を与えます。さらにアタック時に≪プラント・トークン≫の枚数分デッキから展開する自動効果を持ちます。
初回から〆までいつでも使えるG4が戻ってきました。≪メイデン・オブ・グラジオラス≫との相性が非常によく、≪プラント≫をブースターにしたり≪グラジオラス≫のコール先確保に使いながら連パンしていましたね。
新規GGの登場により、カードパワーが追い付いたと判断したのでしょう。各クラン高ガード値or妨害GGをもらいましたからね。
規制中に登場した≪プラント≫関連カードや、今後も登場する≪フランフィア≫関連との兼ね合いに注目したいです。
1枚制限
征天覇⻯ スタンバース・ドラゴン
１度の超越で 4 枚という多数の相⼿のカードをバインドすることで、相⼿のデッキの動きを⼤きく阻害す ることができるため、相⼿のカードに⼲渉する回数を減らすため、制限とさせていただきます。
未来予想図
場とドロップからそれぞれ4枚バインドし、バインド4枚ごとに1ドロー1ハンデスを行います。
ヒスコレで登場する≪ガブレード互換≫と後述する≪FULLBRONTO≫との兼ね合いを意識した1枚制限でしょう。必殺技っぽくなりましたね。
受ける側としては≪ターミネイト≫対策に(R)を残すか、≪スタンバース≫の為に(R)を無くすか考える機会が減るのが嬉しいです。使い手としてはどうなのでしょうか？≪ターミネイト≫いるからあまり気にならないと聞いていますが…。
1枚制限なのは禁止にした場合≪ターミネイト≫しか乗らなくなるからだと予想しています。ただ、私は≪ボーイングソード≫と合わせて盤面もドロップもデッキもぐちゃぐちゃにされた今までのファイトを忘れません。禁止にしてくれ。
禁止
忍獣 コクシガラス
カードプールの増加に伴い、コストの⽀払いが⾮常に容易になったため、「使⽤不可」とさせていただき ます。
ゲスの極みガラス
重いコストを支払うことで最大5枚のハンデスを行います。
ついに禁止となったヴァンガード屈指のハンデスカード。こちらも≪ガブレード互換≫がギフトを2枚獲得する流れでの事前規制でしょう。≪シラヌイ(G)≫も≪ゲタツラカン≫もハンデス効果を持つのでより凶悪になってしまいますね。
まぁ、元々やばいカードなので禁止は残当である。
ドラゴニック・ヴァンキッシャー”FULLBRONTO”
ライドフェイズに超越した後、メインフェイズ及び、アタックフェイズに、再度このカードにライドする 動きが今後のカード開発領域を⼤幅に狭めるため、「使⽤不可」とさせていただきます。
これもこれで
自身を≪ヴァンキッシャー≫として扱う自動効果、前列パンプする自動効果、自身が手札からバインドされた場合に(V)にライドする自動効果を持ちます。
改定理由が全てでしょう。Vスタンの【ヴァンキッシャー】関連を活用すれば手札からのバインドはいつでもできるため、何時なんどきでも(V)スタします。先3メインフェイズで≪ガブレード互換≫に超越しバトルフェイズに≪FULLBRONTO≫で(V)スタは流石に許されませんでした。
追記：ソウルにG3なかったらどういう査定だったか…。何かしらに乗った気がする。そうすると先3≪ガブレード互換≫→≪FULLBRONTO≫→G2ライドで超越権を与えないとかできてしまう。あかん。
歌舞優楽の時空挙兵
アタック回数が多いデッキに置いて、ターン中、全てのアタックにガード制限をつけることが⾮常に強⼒な上、「ロストギアドッグ エイト」等のカードで⼭札から⼿札に加えることが 可能なため、「使⽤不可」といたします。
なぜ君だけ
場に出ると相手にターン中のガード制限を与える自動効果を持ちます。
改定理由では≪エイト≫での回収を理由に挙げていますが、≪シュリシュマ≫も要因の1つだと思っています。1度用意した≪歌舞優楽≫を何度も使いまわせますし≪歌舞優楽≫自身のコストが【スチームメイデン】と嚙み合っているのも問題かと。
ギアクロには≪メラム≫≪ヒストリーメイカー≫を絡めた連パン、クレストによる更なる打点確保なども手にしていますし今のうちに規制をかけていいと思いました。
それはそれとしてなぜ君だけターン中のガード制限なんだ。
スチームメイデン エンギルサ
先⾏の場合、「スチームメイデン エンギルサ」の能⼒を使⽤し、スペリオルライドを⾏い、グレード 2 に 戻ることで、⾃⾝は最適な動きをした後、後攻のプレイヤーの超越を阻⽌することでデッキの動きを⽌め ることができます。また、「ロストギアドッグ エイト」により、⼭札から⼿札に加えることができるため、 「使⽤不可」といたします。
プレイヤーの発想が
疑似超越後にソウルかドロップのG2へライドする自動効果を持ちます。
VスタンではG3にライド出来ないことをデメリットとして扱っていますが、Pスタンではそれこそがメリット。自分だけ疑似超越で攻めながら相手に超越権を与えない汚らしい戦いができてしまいます。
公式が遊んでほしいであろうファイトで無くなるため禁止にしたのでしょう。
箱入りの令嬢 スパングルド
⼿札を全てガーディアンコールすることで、⼭札を⼤幅に圧縮し、「全智⻯ チピトカーム」と組み合わ せることで、デッキの中⾝を殆どトリガーにできてしまうので、「使⽤不可」とさせていただきます。
悲しみの忘れ方を教えてください
これもヒスコレを見越した制限でしょう。後3超越でのみ許されていた2超越目≪チピトカーム≫が先3でも可能になってはゲームになりません。残当である。それにグレネには天下の≪みけさぶろー≫がいますからね。治トリの回収が容易な点も後押ししたことでしょう。
みけ
それは分かっているのですが、グレネのガード値都合(グレネは案外ガード値が無い)とか、GB稼ぎとかを考慮して1枚制限では駄目だったんでしょうか…。2枚使いがいけないのは重々承知ですからいつか返してください…。
まとめ
全体のカードパワーを意識した改定である
今後の商品展開、特に直近のヒストリーコレクションを意識している
健全なファイトを望んでいる
といったところでしょうか。改定としては妥当of妥当な良い改定だと思いました。
最後に
これからの強化を見据えた規制をされており、全体的にみると満足のいく改定でした。ただ、≪スパングルド≫だけは想定外でしたので動揺が隠せません。どこぞのTCGでは禁止制限を「殿堂」と前向きに表現しているので、私もそれに倣いデッキの新たな可能性に目を向けたいと思います。
では、また今度。
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