モンスターチルドレンの話。

よく誤解されがちだが、モンスターペアレントとは虐待する親であり、子どもから見て「モンスター」に映る親のことである。

過保護だったり、子どもの言うことを間に受けてすぐに学校に怒鳴り込んだりする親は「ヘリコプターペアレント(いつも子どもを監視下に置いているという意で)」と言われる。

表題のモンスターチルドレン。
これも新たにできた造語だが、ヘリコプターペアレントを「利用する」ことと教師が体罰ができないことを知った子どもが調子に乗って教師相手に嫌がらせをするものである。
「殴れるなら殴ってみろよ!親に言うぞ!そうなったらお前なんかクビだからな!」
みたいなことを平気で言うのだ。
「虎の威を借る狐」のタチが悪いものだと捉えていただけたら良い。

これはあまりメディアでは報じられない。
「調子に乗せすぎるな!俺は叩かれて育ったし、その先生には感謝してる!」といった体罰容認の声があがるからだろう。妥当な判断である。

この問題も根深いもので、解決するには教師の信頼の回復、親のリテラシーが必要である。
そもそも、子どもは成長することが仕事。(たまに屁理屈をみるが、職業と仕事は違う。この場合、報酬は成長そのものである。)
それを支援するのが周りの大人なので、大人同士は手を組むべきなのである。
純粋に応援して、間違ったら体罰以外の方法で正していく必要がある。
綺麗事ばかり言うが、綺麗事がまかり通らない汚い世界より綺麗事が通るのは、ずっといい環境だと思う。
毒も必要だけどそれはまたいずれかの機会に。

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