義務教育をナメるな。

最近ふと目にしたことがある。
「最近は子どもを学校に通わせない親も増えてきている」
研修でも何でもなくっていち親の意見だ。
それに対して物申したいことを一言で表すとタイトルになる。
学校に通わせないことは子どもから学ぶ機会を奪っていることになる。
それに対して親のケアが適切ならば、まだ言いたいこともわかるが、学習機会を奪う親からはそんなことも期待できない。

そもそも義務教育は「親の義務」であり、子どもは教育を受ける権利がある。つまり、子どもはやってもいいことを親のエゴでやらせてもらえないということだ。
教員の不祥事があると、学校や先生を叩く人がいる。
すぐ叩く人に、適切な教育機会を提供することを期待すること自体が間違っているのである。

教員は確かに批判されることが少ないため、傲慢になることも少なからずある。
どの先生も不安も迷いもあるけど、それが子どもに伝わると先生以上に不安になってしまう。
子どもの前にたてば、ゆるぎない自信をもって教えることになる。
不祥事を起こした先生を別に庇護するつもりもないし、報いは受けるべきだと思う。
ただし、親ができないことを学校がやっているので、「通わせない親になろう」とお考えの人は世の教育に携わる人々の労力をひとりで背負わなけれらればならないことを自覚した方がいい。

義務教育をナメるな。

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