「逃げる」

つらいことから逃げてもいい。
そういう風潮になってきています。
特に夏休み明けの子どもたちにむけて、「辛かったら逃げていいんだよ」とSNSで発信する人が増えてきました。

学校で

「つらいことから逃げるな!」と教わった人も多いはず。

どうすりゃいいの?の話に結論をつけて話しましょう。

三十六計逃げるに如かず。

負けるが勝ち、ということわざがあります。
古くから言い習わされてきましたが、

「逃げる」と「勝ち」がセットになる

ことが一番大事だと考えます。

学校が辛くて休む。
このこと自体は別にいいと思います。
けれども、その裏で得るもの(勝ち)がありますか?

旅行行って経験を積む
心の休養をとって学校に通える準備をする

などの付加価値をもってはじめて意味を成します。

逃げていいのは理不尽なハラスメント。

子どもになじみ深い表現で言えば「いじめ」。

被害者が立ち向かう必要なんてないです。
助けを求めて逃げるが勝ちです。

上司や先輩、先生に言って自分は逃げてしまえばいい。

あと、死んでしまうと勝負すらできなくなるので、これは「逃げる」とは言いません。
被害者の死を加害者が悼んでくれるはずがないからです。

かつて勝てなかった相手に勝つために2年もの期間を用意したルフィ。
2年後、苦戦したパシフィスタ相手に悠々と勝利を収め、スカッとした人も多いでしょう。

このようにいずれ勝つための撤退は戦略の一つです。

逃げるならどこかで勝つ算段をつけてから。

子どもを休ませるならその代わりを用意したり、声かけをしたり。

自粛と補償はセットだ!とそこかしこで見ますが、逃げると勝ちはセットであるべきだと思います。

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