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「先生さようなら」第7話

ほんとに由美子先生と田邑くんの
あのラストシーンが胸に残る回でした。

由美子先生

堀江さんに由美子先生が
「私たちは教師と生徒として出会ってしまっているから、
やっぱり彼にとって私は良い存在ではないと思う。
彼には幸せになってほしい。」
→そこに自分はいないけれど、
という思いが聞こえてきたけれど、それは本心ではないよね。

そういう由美子先生がいじらしくて。
堀江さんが中学生といえども、
どう話が広がるか分からないから、
そういうふうに言うしかないと思ったんでしょう。
由美子先生かわいいよね。

田邑くんと由美子先生

由美子先生の目の前にベールがかかっているように
生きていたのでは?と前回書きましたが...。
むしろ現実をちゃんと生きて自分らしく
由美子先生が生きていました。

「それは田邑さんのおかげです」と言う発言が、
もうこれ以上にない愛の告白ですよね。
なんかそこからキュンキュンしてまして、
「私を生きやすくしてくれたのはあなただから」
と言うセリフがほんとに胸を打ちました。

おそらく教師のご両親、周りの方からも教師になることを
期待されていたと思うので。
となると「大学時代に小説家でデビューしたかった」など
由美子先生なりの自分の生き方を作り出そうとしていたけれども果たせず、
家族の期待でなかなか言い出せずにそのままきてしまったのでしょうね。

だから
「田邑くんのおかげで少しは
自分らしく生きられているんです」
とていう言葉は本心だし、
教師退職後、どう生きていくかを考えたときに、
自分の趣味を生かせる時間が作れる状況を考えて、
出版社に勤務しているんだろうなぁと想像しました。

「私は未だにあなたの影響受けているんです。」


これも大きい言葉ですよね。
おそらく迷ったときに「田邑くんならどういうかな」って
3年間田邑くんの言葉を探してきたんだと思いました。
(だから「私も好きでしたよ、ずっと前から」
という言葉になると思うとキューンとしました。)

そして「本当にさようなら」って由美子先生に言われた後の田邑くんの
戸惑いと、これでいいやと思ったり、
でもあきらめられないよって言うあの表情...。

このシーンがたまらなくよかったですね。
ほんとに自分と一緒に由美子先生がいてほしいとか
他の人が由美子先生を笑わせるのは嫌だっていう
気持ちが強かったんだろうなぁと。

「これまでの全部が今の先生を作ってるはずだから、全部
大事なんだよ。
全部含めて今の先生が好きなんだよ。」

このセリフ、グッとくるんですよ。
もう泣けてくるというか、田邑くんの
今までの想い全てがここに入ってるという気がする。

涙目の由美子先生が
「私も好きですよ。ずっと前から」

もう瞬きしないでまっすぐ見て話せるっていう、
本音だけを言える空間ってほんと大事だなぁと思って見てました。

指輪は面白かったですね。
あのくるりんとしたお目目で言われると、いちころです。
「指輪は自分のご褒美」だそうです。
私は勝手に「この指輪に田邑くんへの思いを込めてます」だと思ったんですけど違いましたね。
(昭和生まれの思い込みでした💦)

白石くん


今回白石くんが大活躍していまして、
田邑先生にライバル宣言したり、
城嶋さんに対してケアしていたり。
それによって、
田邑先生自身の本当の気持ちに気がついたり、
白石くんに脅威を感じたり。

城嶋さんも
「先生が私の先生である限り、私の気持ちは
どうにもならない一方的な感情。
もし先生じゃなかったらどうなっていたんだろう。」
って思う。

それに呼応して田邑くんが最後の方で
「もしもなんてないし、これまでの全部が
今の先生を作ってるはずだから、全部が大事なんだよ。
全部含めて今の先生が好きなんだよ」

と言うことで、
学生の間はモヤモヤしちゃうけど、卒業したら
こういう風な未来があるよと言う提示だと思うので、
最終回はこの辺が描かれるのではないかという予想をしてしまいました。

今の田邑くんのセリフ、
これはまだ未確認なんですが、
このニュアンスを確か美術準備室で、
城嶋さんが田邑先生に話してたんですよ、確か。

だからある意味、田邑先生には逃げ道がないって思うのね。
自分の今まで言ってきたセリフが、そっくりそのまま
城嶋さんに言われているわけですから。

それでさっき言った未来を想像してみたんです。

予告を見て

最後のモノローグで
「僕は今でも変わらない。
先生が見ていたものが見たくて
感じていたものを感じたくて。
あの頃はわからなかった先生の思い。
今痛いほどに突き刺さる。」

そうなんですよね。
そこが田邑くんも大人になった証拠なんだけど、
予告から考えるに
田邑先生の心の揺れがすごく描かれるだろうなぁと想像しています。

「由美子先生との失いたくない大切な恋」

堀江さんからの
「拓郎さんは今も由美子さんの事しか心にないの。」
と言う田邑先生を美化した発言。
そして、
誰に邪魔されることなく
田邑くんの誕生日を祝える由美子先生。

「時とともに薄れていく忘れていく悲しみ」


そう、悲しみに浸り続けることはできないのが人間だから。
目の上に由美子先生がいても
田邑先生は城嶋さんを前にすると目を奪われてしまう。
由美子先生が感じてきたであろう感情を味わいながら
白石君に樋山さんに突かれる...。



次回の前に1話からHuluで復習して
余裕があったら、1話からの振り返りの感想も
アップできたらと思っています。

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