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「先生さようなら」 原作読んで

「先生さようなら」全2巻 八寿子著

ドラマに集中していたからこそ、
原作は終わってから読もうと思ってました。
ちょっと感想を書いてみます。

1巻目は城嶋さんパート


ドラマの城島さんとちょっと性格が違って、
明るい雰囲気で好感持てました。
(ドラマの城嶋さんも好きです)

正直いうと、城島さんの気持ちはほとんどわからないんです(ごめんね)
それは学生のキュンキュンから遠ざかってしまったから。
むしろキュンキュン漫画大好きな夫の方が理解できると思う

だから、1巻目はストーリーを追って、
田邑先生の表情を追いかけてた。
いつも節目がちで、城島さんにしか見せない表情に
胸を掴まれました。

2巻目の「ハイライト」

こちらが、由美子先生-田邑くんパート
ドラマの由美子先生以上の由美子先生らしさが伝わってきて、
由美子先生ファンとしては最高でした
とっても可愛らしい表情が多くて、3回も読んで。
田邑くんの想いにも改めてグッときて。
田邑くんへの言葉は、
これからもあなたが幸せになれるように、
との声かけが深く感じた

ハイライトを読むと、ドラマにしたくなったと語る
スタッフさんの気持ちがわかりました。

それで思ったのは、このお話は、由美子先生が
「田邑くんに幸せになってほしい」気持ちがテーマになってるってこと。

そう考えると、由美子先生の愛は大きいなぁ。。。

読後、花*花さんの

「さよなら大好きな人」

が頭の中で流れてきた。改めて聴いてみると、
全体的には田邑先生側の歌詞なんだけど
「さよなら大好きな人」と言っているのは
由美子先生だと思えてきて。
お互いに言葉をかけあっている感じで、
「さよなら大好きな人」以外を田邑先生が言っているように感じてね。勝手にホロっとしてしまいましたよ。

そうしたら
由美子先生が本気で深く田邑先生を愛してたこと
これからもあなたが幸せになれるように
との想いも伝わってきたな。


同時収録の番外編~外に出る~

田邑先生が由美子先生を失った後の苦悩を語る場面は、
読む方も苦しくて。
表情は出ていないけれど、部屋の感じなどから
ひどい自暴自棄になってて、布団をかぶって過ごしていた感じで。
その状態からよく復職されたなと思いました。

ドラマでは描かれていない分、
主人公の青年への言葉が胸に染みるの。
大人な田邑先生の姿が素敵でした。
(2024年2月号に掲載作品なので、ドラマのために描いた作品)

ドラマレポートを読んで
八寿子先生がこのドラマを気に入ってくださって
見学されている感じがとてもよく伝わってきて、
ホッとしました。

素敵な作品を読めて、幸せです
八寿子先生、ありがとうございます。

そして、先生さようならをドラマにするために
沢山の工夫をされたスタッフさんたちに
深い敬意と感謝を伝えたいです。

特に、過去と現在を行ったり来たりしたところや
1つのセリフを過去と現在で違う意味で
毎回ピックアップされているのが
ドキドキしながら見ていました。

同時収録の短編の感想

短編・サマーホップ
自分の悔しさをバネに勉強も恋も手に入れようとする
健気さが良い感じにかわいらしくて、いじらしくて。
自分だけにしかわからない表情、仕草を
好きになるというのがすごく好きな設定でした。

短編・夕立にかくれて
自分の恋の話を友達にできない女の子の話。
いゃ〜よくわかるわ。
本当に彼の好きなところって、うまく言葉にできないし
話したくない気もある
クラスメイトにからかわれても、彼氏がいつもガードしてくれるなんて、羨ましい限りです

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