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Dark Blue Kiss 〜青少年とその保護者向けBL〜

こんにちは。
ドラマの感想は苦手な、のくです。

難航していたDark Blue Kissがついに見終わりました!
正直、途中で寝落ちしたり、何度も挫折しかけましたが、せっかく見出したのだから感想書ける様に見切ろう!と言う気力で頑張りました。笑。多分、普通に見てただけなら挫折してました…。

とか、最初に言っちゃうのも何ですが、私的にはそんな感じなDark Blue Kissの感想を書いていこうと思います。
毎度の事ですが、絶賛ネタバレ致します。そして、BLドラマですので、腐女子な内容になりますので、苦手な方はご注意下さい。

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あらすじ

ピート(テイ)とカオ(ニュー)、サン(ポッド)とモーク(フルーク)の2組のカップルの話を軸に、同性同士の恋愛をするそれぞれのカップルが、周囲との関係、親へのカミングアウトや自分たちの生き方について悩みながらも成長していく姿を、ブルーを基調とした美しい映像美で描いた青春ラブストーリー。
ーテラサより引用

感想

私的にはあまりヒットポイントがありませんでしたが、教育的視点で見れば、親子で見るBLとしては良いのではないかと思います。

感想は、カップルごとと、全体感想で書いていきます。
まずは、カップルごとの感想から。

ピート×カオ

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工学部の大学生カップル。
ツン要素強めで嫉妬深いピートと、波風立てたく無い優等生のカオ。
周囲に関係をバレても良いと思っているお金持ちのピートと、母親にも打ち明けられず、周りに関係を知られたく無い苦労人(?)カオ、と何かにつけて正反対系なカップル。この二人は、以前別ドラマでサブカプだったらしく、今回は最初から付き合ってます。
スパダリ大好き人間な私には、どうしてもピートのわからずやな感じが苛々してしまい、このカップルにハマれませんでした。カオの事好きなのに何故理解してあげないんだろう?とモヤモヤ。ノンと言う高校生が横槍を入れて来るのですが、それにもカオの言い分を聞かず怒るピートが理解出来なくて、なかなか気分がのれませんでした。
最後は、ちゃんとカオを助けてあげてほっとしましたけどね。
ちょいちょい甘め?なシーンもありましたが、全体的にはいつもピートが不機嫌そう、なイメージが強いカップルでした。

サン×モーク

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カフェを営むバリスタと、彼の弟のお友達カップル。
歳上でお兄ちゃん気質だからか、説教しがちなサンと、そんなサンを鬱陶しいと思う、正義感が強くて義理堅い(が故に喧嘩っ早い)モークのカップル。このドラマのサブカプです。
この二人は甘い、と言うよりは、ぶつかり合ううちに段々と信頼関係を結んでいく感じ。あからさまなBLカップルと言う感じではなく(かっこいいタイプと可愛いタイプみたいなのではなく)新鮮でした。
途中は、ピートカオより、こちらのカップルの行方が気になって、見ることが出来ました。…とは言え、私の萌えポイントにヒットした訳ではなく…私は本当にお子様思考なので、ベタなのが好きなんだと実感させられました。笑。
どちらのカップルにも言える事ですが、とにかくピートもサンも相方の話を聞かな過ぎる!それ故にすれ違うのにモヤモヤしました。話を聞いていさえすれば、3話で終わる話だと思いました(ドラマにならない)

全体の感想

私的には面白いかと言われれば、まぁまぁと言った感じが正直なところです。めちゃくちゃハマったかといえば、全くそうではありませんでした。でも、ピートカオはサブカプからメインカプに昇進したカップルなので、二人のカップルがお好きな方ならきっと楽しめると思います。

私がこのドラマで関心したのは、とにかく教育的要素満載という事。
なので、タイトルにも『青少年とその保護者向けBLドラマ』とサブライドル付けました。まあ、実際私が高校生大学生くらいでこのドラマを親と見るかと言われれば見ないですが(笑)でも、録画しておいて、それぞれ見るにはいいんじゃないかと思います。教育要素が多いからです。

例えば、同性愛者の子供に対しての親の接し方、みたいなものが描かれています。ピートの父親はとても理解があり、ピート自身も父親と良好な関係が気付けている様で、既にカオとの関係を打ち明けています。父親はそれを受け入れ、男女の恋人同士と同じように、気楽にその話題を息子と話し合います。これは、ピートの真っ直ぐな性格が親子共に共通しているからかも知れません。それに対して、どちらかと言うと控えめで、波風を立てたく無いタイプのカオは、自身が同性愛者であることを母親に打ち明けられません。母親に対して信頼がない訳でも、関係が悪い訳でもない。ただ、世間体を気にすると、母親を傷つけたくないと言う気持ちから打ち明けられないのです。対して母親も、カオの嗜好に薄々気づいてはいますが、どう切り出したら分からず話を出来ずにいます。お互いに気を遣いすぎる故に話せない親子です。最後にはカオ親子も話し合うことが出来、より良い関係になります。この辺りは、同性愛者の子供、その子供を持つ親には勿論のこと、そうでない人にもこう言った多様性に対する理解を深めるのに良いのではないかと思います。現実には色々な葛藤があるか思いますが、こうしてドラマで見ていくうちに、それが自然と理解されていく世の中になれば、と思わずにはいられません。

それ以外にも、親子で性教育に関する話をする場面もあり、とても興味深いなと思いました。韓国でも音楽番組で交通事故防止に対する啓発ソングを流したりしていますが、タイはドラマを見ていると、ドラマを通じて性教育の啓発(と言う言葉が合ってるのか分かりませんが)をしているんだなと感じます。ターンタイプでもエイズの検査に二人で行ったり、スキンに関するくだりは結構BLドラマでもよく出て来ますよね。なかなか学校や親から聞きにくい話でも、こうしてドラマを見て学べるのは良いんじゃないかなと思います。今回のドラマでは、その事についてピートの父親がピートと話すくだりがありました。どう切り出したら良いかと迷いつつも父親が話すと、ピートもそれに気楽に応じます。こう言う会話が親子で出来るのって実は大切なんじゃないかと思いました。なので、これはぜひ中高生、大学生は勿論、その親にも見てもらいたいなと思ったのです。日本でもなかなかこの手の話はしづらくて、それ故に理解が進まない現状があります。親子で話すのは難しいとは思いますが、ならばせめて、こうしてドラマの中で教えてあげたら良いのではないかと思いました。…日本のドラマでこの手の話題って出ませんもんね。

そう言った感じで、このドラマはただの恋愛ドラマと言うだけでなく、親子関係の重要性や、ネットでの誹謗中傷について考えさせられたり、色々と勉強になるドラマだなと感じました。なので私の様な頭空っぽにしてカップルがいちゃついてるのが見たい人にはイマイチ物足りませんが(笑)多分、なかなかしっかりしたドラマなんだと思います。
ご興味ある方はぜひ。

という事で、DBKの感想でした。
次は何を見ようか…私はテラサの民なので、見れるのが限られてますが、出来るだけ制覇していこうと思います。

でも、どのドラマを見ても結局JaFirstの出てるドラマを毎晩見てから寝ると言う…盲目ヲタクな生活をしております。昨晩はFirst君がインスタで日本語の告知していて悶えました…!ただでさえ、ワンコと戯れる…いや、吠えられてる可愛い猫ちゃんっぷりを動画で見せてもらって可愛さに悶えていたと言うのに…!!…沼深いです。

皆さま、今週もあと少し頑張りましょう!

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