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『Bad Buddy Series』〜女子カップル万歳〜

こんにちは。
InkPaを猛烈に推したい、のくです。

前回見ていたDBKを視聴中からずっと気になっていて、次に絶対見ようと思っていた『Bad Buddy Series』。先日見終えました。良かったです。スピードに乗って見られたので、私の好みだったんだと思います。笑。

何故、そんなに見たがっていたかと言えば、YouTubeを見ていて、InkPaちゃんの動画を見てしまったから。InkPaちゃんは、InkちゃんとPaちゃんと言う女の子カップルなんですが、Pa役が、2getherで私に癒しを与えてくれたLoveちゃんだったのです。あの可愛いLoveちゃんが女の子とカップルになるなんて見るしかない!と見始めました。

そんなサブカプ(?)目当てで見出したので、喧嘩っプル苦手な私はメインカプが好きになれるか不安でした。でも、見始めたら思いがけずお互い好きがダダ漏れで、可愛くて、抵抗無く楽しめました。勉強不足な私は知らなかったのですが、メインカプのお二人は有名で、演技もうまい方らしいので間違いなかったんですね。

前置きが長くなりましたが、今回も感想を書いていきたいと思います。絶賛ネタバレ致します。そして、腐女子な内容ですので苦手な方はご注意下さい。

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あらすじ

パーンとパットの両親たちは、激しいライバル意識を持ち、長年にわたり何かにつけて競い合ってきた。その影響で、幼い頃からお互いを意識しながら張り合ってきたパーンとパットだが、そんな生活に疲れてしまった2人はついに仲良くなることを決意する。しかし、両親の手前、自分たちの友情は隠さなければならず…。
-テラサより引用

感想(ネタバレ含)

カップル別と、全体との感想です。

パーン×パット

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メインカプ。
幼い頃から両親の仲が悪い事から何かと競い合わされるライバル同士。大学でも工学部のパーンと、建築学部のパットは学部同士が敵対している。しかし二人がそこまで仲が悪い訳ではなく、寧ろ惹かれあっている、現代版ロミジュリカップル。
喧嘩、と言うよりは何かにつけ、勝負してお互いに楽しんでる二人が、可愛かったです。特にお互いに先に相手に好きと言わせる為にあれこれ仕掛けるのが可愛すぎました。そして、なんだかんだありつつ、『好きな人を勝たせてあげたい』と言うパーンの男気に(私と)パットはやられました。笑。
ベタベタイチャイチャな甘いシーンが沢山ある訳でもないのだけど、こっそり手を繋いだり、お互いの部屋から話してエアハグしたり、きゅんとする要素が散りばめられていました。二人できゃっきゃと戯れ合いが可愛いし、そんな時の二人の無邪気な笑顔も、すごく素敵でした。

インク×パー

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サブカプ(?)
パーンパットの同級生のインクちゃんと、パーンの妹パーちゃんのカップル。
インクちゃんは新聞部のカメラマンで、サバサバしていて姉御肌。しかも美人で背が高いと言う、女子版のスパダリ感満載な子。対してパーちゃんは小柄な可愛い女の子。見た目の美少女感と裏腹に性格は割と小ざっぱりしている。新入学生で、大学デビューにときめいている。

…もうね。最高なんです。

実際、この二人に割かれる時間はドラマ全体としてはかなり少ないんですが、だからこそ一つ一つのシーンが貴重で尊くて、私は拝みたくなりました…。
第10話では気持ちを伝えるシーンがあるのですが、不覚にも泣いてしまいました、パーちゃんが切なくて…でも、インクちゃんがちゃんと不安を解消してくれて…素敵でした。
女の子カップルは私は大好きなんですが、なかなか見られないから、本当にときめきましたし、まして二人のビジュアルもめちゃくちゃ良くて、癒されました。Inkちゃんは本当にリア恋枠です…、近くにいたら好きになってしまいそう…。

全体の感想

タイ版、そして現代版、更にはBL版のロミジュリだったんだな、と思います。
とは言え、私はロミジュリの原作をあまりよく知らないんですが…イメージ的にはそんな雰囲気でした。
で、皆さんの考察を見るからにはそこに色々な要素が散りばめられている様ですね。(詳しくは皆さんの感想を検索してみて下さい←無責任)

私が思ったことは以下の3つです。

①親の期待に応える

とんちょの時もそうでしたし、DBKでもそんな感じでしたが、今回も、『父親から息子への期待』そして『息子が父親の期待に応えようとする』構図がタイには強く根付いているんだなと感じました。
勿論日本もそうですし、世界共通なんだろうとは思いますが…。
BL作品においては、特にそれが足枷になって、それをどう打ち破る…いや、折り合いを付けるかが話の核になって来ますね。
今回も、親が仲が悪いだけで、子供達同士は何も思っていない。でも親の手前、仲良く出来ない。そして、パーンは親の期待に応える為に、時に自分の希望より、父親の期待を優先する。…大変だなと思いました。
どちらの両親も、息子が同性と付き合うことに反対している訳ではない。ただ、お互いの家の子供と付き合うのが許せない。両家のわだかまりは最後まで解決には至らず(緩和はしますが)二人は隠れて付き合いながら生きていく道を選択します。結局、親を裏切れないんだなあと思いました。まあ、親が憎い訳でもないですしね。きっと沢山時間をかけて話し合って、歩み寄るしかないんでしょう。

それにしても、ネタバレになりますが、両家のわだかまりの原因である、奨学金問題。どう考えても、パーンの父親が悪いだけですよね。パットママがパーンパパを恨むのは分かるにしても、何故パーンパパがパットママを悪く言うんでしょうか…全面的に自分が悪い癖に!そして両親に何があったにしろ、巻き込まれる子供が不憫です。子は親の分身では無くて、一人の独立した個人なのに。よく親の夢を託すとかありますが、あれも身勝手ですよね。子供には子供の夢があるかも知れないのに…。

②女の子カップル

InkPaちゃんの結婚披露宴はいつですかー!?
って大声で叫びたいくらい、ハマってしまったInkPaカプ。BL作品に女の子カップルが出て来たのは新鮮でした。そして、何ならこのドラマは他のドラマみたいに男の子サブカプが登場しません。サブカプはInkPaちゃんのみ。
一般的にBLを見るのは女性が多いと思うので、女の子カップルはあまり需要がないからか、ほとんど出て来ませんよね。ですが、女の子カップル大好物な私はすごくすごく嬉しかったです。BLドラマは、これでもかって位、男の子同士のサブカプが誕生して、それはそれでいいんですが、なら女の子のカップルもってずっと思っていたんですよ。何なら、女の子カップルのメインのお話も作って欲しいって思ってました(稀にあるにはありますがね)だから今回、InkPaちゃんが誕生してくれて、すごく嬉しかったです。
二人が結ばれる過程も自然で良かったです。大きな何かがあった訳ではないけど、小さな気持ちの積み重ねで惹かれていくのが素敵でした。パーちゃんが『女の子を好きになった』ってお兄ちゃんにカミングアウトするのも良かったです。こう言う事を兄妹で話し合えるっていいですよね。カップルになる前だったけど、パーンパット、インクパーの四人でご飯してるのも素敵でした。理想の世界ではあるけど、いつかこんな事が現実になったら良いですよね。

③メインカプを存分に楽しめる

タイBLあるある…いや、タイだけでなく、日本でもありますが、サブカプ問題です。いや、サブカプが悪い訳ではないんですが(サブカプに色んなタイプがいるお陰でファンが増えるって言うのは大いにありますし)メインカプ見たい方にとってはなかなかもどかしいじゃないですか。ですが、このドラマはひたすらメインカプを楽しめます。サブカプが、すごくさりげなくしか出てこないからです。
私も途中で『そう言えば、今回の話、メインカプしか出てないなあ』と気づいたんですが、しっかりメインカプの話に入り込めて良かったです。サブカプ多いと一つ一つの話が浅くなりがちなので、こう言う、しっかりメインカプを描くのも良いなと思いました。

最後に、お話の中でボランティアキャンプみたいのに行った先で出会う、環境保護をしているおじさんの言葉にこんなものがありました。

(一人で活動をしていても、大勢の人が協力しなければ世界の環境は変えられないんじゃないですか?の質問に対して)

『確かに一人じゃ世界は変えられないかも知れない。でも、世界も俺を変えることは出来ない』

正しいことをやり遂げる勇気をくれる言葉でした。

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と言う事で、簡単にですが『Bad Buddy Series』の感想でした。
何回書いても成長がない自分です。笑。
それにしても、サブカプ少ないのは良いですよね。LBCはメインカプ見たいのに、サブカプ多過ぎてしょっちゅう脱線するのがもどかしかったですし、TTは私自身サブカプにハマっておきながらなんですが、あれだけ人気のメインカプを差し置いてサブカプを沢山入れて、みゅがる好きさんはもどかしかっただろうなと思います。DSNはお陰様でサブカプが一組だったので、レオフィアットを堪能できて有り難かったです…。

あと、一つだけ。
このお話の中で、パーンがパット達の学部の劇に参加するのですが、そこで木琴の様な楽器を披露します。最近タイのドラマを見ていても、良い意味でも悪い意味でも、あまり異国感を感じていなかったのですが、時々こうしてタイらしいところを見せて貰えると勉強になるし、良いなと思いました。

最後までお付き合いありがとうございました。
二期がある様でしたら、ぜひInkPaちゃんを沢山お願いします。

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