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「ラッキーピエロ」という函館人のソウルフード

 1987年から始まるハンバーガーショップ「ラッキーピエロ」は通称「ラッピ」の愛称で親しまれる。中でも、「チャイニーズチキンバーガー」はお勧めの一品。そのボリューム感と、味は、中国の人たちもおいしいといって感動する本場の味らしい。 
 その1号店は函館山の麓、西部地区にあるブランコのあるお店だ。函館出身の歌手の「GLAY」が、コンサートでラッキーピエロの話を話した途端に全国的な人気に。地元民が大好きな「ラッピ」と相まって、全国ご当地バーガー日本一に輝いているのだ。
 函館近郊のみの営業戦略で、今は17店舗だろうか。それぞれの店が、ものすごく個性を発揮していて、インパクトがある。毎日がクリスマス、プレスリーやオードリーヘップバーンのコレクション、あるいはメリーゴーランドにイルミネーションとどれも「おとぎの世界」の面白さだ。
 作り置きしない、地元の食材を多く使う。働く人の年齢にこだわらない、顧客をえこひいきする、メニューも多い。どれもこれもが、とことんやるのだ。地元の子どもたちが食べて育ち、他の街に学生や就職で離れても、行きたくなるのは「ラッピ」。恐るべき函館のソウルフードなのだ。

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