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ガチャガチャの漢字が読めなくて北朝鮮になった

 昨今はガチャガチャ専門店のようなブースを見ることが多くなってきた。もはや300円以上が当たり前と相場が上がっているのに、どの店も結構にぎわっていてビジネスとして成功しているようだ。

 その中にこんなガチャガチャをみかけた。

根魚カラビナ

 私は遠目から見て「こんぎょカラビナ?」と思ってしまった。
 ネットの界隈では有名だが、コンギョという北朝鮮のプロパガンダ曲がある。先ほどの「根魚」をみて頭の中にこの曲が流れだした。

 
 しかし近づいてよくみると根魚には「ねざかな」とふりがなが書いてあった。「こんぎょ」ではなかったのだ。

 根魚の読みをデジタル大辞泉で調べてみると「ねざなか」ないし「ねうお」とされていた。読みは2パターンあるものの、先ほどのガチャガチャは「ねざかな」と読ませたかったらしい。
 釣り関係のサイトを調べてみたら圧倒的に「ねざかな」読みが多かったころから、釣り人の界隈は読みが統一されているようだ。先のガチャガチャも釣り人にウケることを考慮して「ねざかな」読みに合わせたのではないかと推察される。

 わざわざふりがなが振られていたことについて考えた。釣り人からしたら「当然ねざかなだよ」となるのかもしれないが、大抵ガチャガチャを回すのは釣りに疎い一般人であるから、配慮として「ねざかな」というふりがなを振ったのだろう。

 これで「根魚」をみても北朝鮮の曲が頭をよぎらなくて済むようになった。


参考サイト

カプセルコレクション

https://tarlin-capsule.jp/product/287